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【眼科医監修】コピー機の光って目に入っても大丈夫なの!?身近に潜む危険な光

【眼科医監修】コピー機の光って目に入っても大丈夫なの!?身近に潜む危険な光

たとえばコピー機の光や脱毛器の光など、普通に過ごしていて思いがけず光が目に飛び込んでくると、ちょっと驚きませんか?その後目がチカチカして、視界が元に戻るまで不安を覚えることもあるかもしれません。

日常には太陽の光だけではなく、人工の光もたくさんあります。今回は、ちょっと目に入っただけなら大丈夫な光、危険かもしれない光など、身近な“光”についてご紹介します。

コピー機・複合機の光は大丈夫?

コピーやスキャンのとき、印刷物が分厚くて蓋を閉じられず仕方なく蓋を開けっ放しにして実行、そして読み取り用の光が目に入った……これは、仕事あるあるといってもいいのではないでしょうか?

一般に、コピー機・複合機の読み取り用の光には、ハロゲンライトが使われています。ハロゲンライトは白熱電球などと比べると強い光ではないので、ずっと見続けるわけでなく一瞬目に入るくらいなら大丈夫です。

ただし、レーザー(レーザーダイオード)を使用している一部のプリンターには注意が必要です。

レーザーは内部で使われており、通常の使用では目に入ることはありません。しかし、異常を確認する際などに、電源が入った状態で機器の内部をのぞいたり鏡を差し入れたりすると、レーザーが目に入り、場合によっては失明の可能性があります。

取扱説明書をよく読み、正しく使用してください。

LEDの照明は目や睡眠リズムに影響する?

近年の研究で、目に入る光が人の体内時計“サーカディアンリズム”を調整することがわかってきました。

人は夜間に、メラトニンという眠くなる作用のあるホルモンが脳から分泌されます。この睡眠を司るメラトニンの分泌が、朝の光で抑制されることで眠りから覚め、1日の生活リズムができるのです。

青色光はメラトニンの分泌を抑制する作用が強いため、サーカディアンリズムを狂わせるのではないかとする研究があります。

消費電力が低く、寿命が長いのが特徴のLED照明は、一般家庭でも広く普及していますが、青色光を含んでいます。

LED照明の場合、光や色を容易に調整できる特徴があり、青色光ばかり放出しているわけではありません。一般的な環境・使用方法の範囲内であれば、サーカディアンリズムへの影響はほかの照明と同等という研究もあり、LED照明だから特にリスクがあるということはなさそうです。

ただし、臨床データはまだ十分でないものの、青色光を含むLED照明やパソコン・スマートフォン画面などの長時間の曝露には、少なからず目の網膜や角膜、サーカディアンリズムへの影響が懸念されています。

照明に関していえば、現在では一般的に、青色の光を出す青色LEDに黄色い光を混ぜて白色光を出すタイプ(シングルチップ)、青色LEDに赤と緑のLEDを合わせて白色光を出すタイプ(マルチチップ)の照明が用いられています。

青色LEDだけをベースにしたシングルチップの場合は、見かけ上白っぽく見えても、光をスペクトル分析したときに青色光成分が相対的に多いことが、問題となる可能性があります。

一方、3原色LEDを使用したマルチチップでは、青色光だけが突出して多いということは基本的に起こりません。青色光の目や睡眠リズムへの影響を考慮するならば、シングルチップは玄関灯やトイレ灯など一部の照明への使用にとどめ、室内のベース照明用としては、マルチチップを選択するのがベストです。

ムダ毛を熱で破壊する脱毛器の光が目に入ったら?

レーザー脱毛、フラッシュ脱毛は、それぞれ脱毛器を使って黒い毛根の細胞を光で破壊し、ムダ毛が再び生えてこないようにする脱毛方法です。脱毛器から発される光は、黒色のメラニン色素に反応する仕組みになっています。

脱毛器の光は基本的に、日焼けしていない人体には影響はありませんが、目に入ってしまう場合は問題が起こり得ます。というのも、目にもメラニン色素が存在するため、脱毛器の光が目に入ると網膜を火傷する可能性があるからです。

クリニックやサロンなどで施術を受ける場合は、目に光が入らないようサングラスなどで保護してくれるため問題はありません。しかし、家庭用脱毛器を自分で使用する場合は、使用中に光を見ないよう注意しなければなりません。

レーザー製品のリスクはJIS基準によって、その製品の波長とエネルギー量(ワット数)ごとにクラス分け表示されています。そして、そのクラスに応じて防御策がそれぞれ設定されています。

付属品としてサングラスやゴーグルがついている場合は、それらで目を保護し、規定の使用方法を守って正しく使いましょう。

紫外線に長くさらされることで目に障害が起きることも

一瞬の光ではなく、長く光を見ることで起こる危険もあります。

電気溶接など職業上の理由により、目が紫外線にさらされることで起こるトラブルを『電気性眼炎』といいます。強い紫外線に数時間さらされると、角膜の表面に炎症を起こし、目が痛くなったり涙が出たり、充血が起こったりするのです。

ゴーグルなしでスキーやスノーボードをすると雪に反射した太陽の光が目に入り、目が傷つくのも同様で、この場合の炎症は『雪目』とも呼ばれます。

紫外線の中でも波長の長いものは浸透性が高く(波長の短いものは、直進性が高くなる代わりに目の奥までは届きにくい)、角膜に吸収されないため眼内に蓄積され、いずれ白内障の原因にもなり得ます。

電気溶接などの職業に就いている方は専用のゴーグルなどをかけて作業をするでしょうが、ウィンタースポーツをする際にも、目を保護して楽しむことを忘れないでください。

短時間では影響がない安全な光であっても、長時間光を見続けることは、基本的に目の健康によくありません。長い間光を見ないようにし、それでも光を見た後に目の違和感があるようであれば、眼科で相談してみてください。

【眼科医】岡野先生からのコメント
最近のコピー機械はセンサー技術の向上により、昔のものより低い光量でコピーできます。
なので、コピー機を見続けたから目が悪くなる、という心配は無用です。
ただし、太陽の光ですらあまりにも長時間見続ければ問題があるので、常識の範囲内にとどめましょう。
もちろん、コピー機の光が楽しくてずっとそのままのぞき込んでいた、なんていう人がいるとも思えませんが(笑)

 

▼“光と目”に関する興味深い記事はコチラ
あなたも注意!デジアイ症候群!(ロート製薬 商品情報サイト)
急に光をまぶしく感じるのは体のSOSサイン?自律神経と目の関係&バランスを整えるツボ押し方法
近視を抑制できる!?太陽光に含まれる『バイオレットライト』の効果とは

(参考)
AIDA LINK株式会社|コピー機の光は目に悪い?フタについての大疑問!
https://copy.used-oa.com/news/2017/09/post-25.html
NEC|MultiWriter 5750C カラーレーザプリンタ
https://jpn.nec.com/printer/laser/download/user/printer/pdf/pr_l5750c.pdf
フェミークリニック美容皮膚科|脱毛施術のフラッシュは「目」に影響があるの?
https://www.femmy-c.com/datsumou/column/1709/
一般社団法人 日本照明工業会|LED 照明の生体安全性について
http://jlma.or.jp/anzen/chui/pdf/ledBlueLight.pdf
ブルーライト研究会|「ブルーライトは視力に影響しない」というネット等の報道について
http://blue-light.biz/pdf/release201810.pdf
日本救急医学会|電気性眼炎
http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/1011.htm

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ライターしらた まよ

ハードコンタクト歴は約20年、IT系ライター、プログラマー、1児の母等を兼務。ライターとしては主にWebメディア上で活動中です。ITやアプリの情報、出産、育児、生活の小ワザまで、「難しいことでもわかりやすく、読みやすく」をモットーにお伝えしています。

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スマイル眼科クリニック(青葉台)院長岡野 敬 先生

専門は前眼部疾患、緑内障、アレルギーなど一般眼科外来とコンピュータ支援医療。プライベートではワインとコーヒー、それに料理をこよなく愛する3児のパパ。

目ディア

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