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目に飛び込む光や色が怖い……!視覚過敏の子どもをサポートする方法

目に飛び込む光や色が怖い……!視覚過敏の子どもをサポートする方法

太陽の光や蛍光灯をひどく嫌がる、テレビ映像を見ているうちに気分が悪くなるなど、「光」や「色」に対して過剰に反応してしまう『視覚過敏』の子どもが増えています。

そこで今回は、視覚過敏に対する理解を深め、子どもたちを正しくサポートする方法をご紹介します。

視界に入るあらゆるものが、つらい!怖い!苦手!気持ち悪い!

視覚過敏_02

多くの方があまり耳にしたことがない『視覚過敏』をご紹介するにあたり、まずは視覚過敏の大元である『感覚過敏』について解説していきましょう。

人間には生まれながらに、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感が備わっていますが、たとえば「見る」という感覚は体のどこで感じるのでしょうか?

カメラでいうレンズの役割をするのは「目」ですが、目から受け取った映像を実際に認識するのは「脳」です。同じく音が耳に届いても、その音をどのように感じるかは、脳の感覚刺激の受け取り方によって変わります。

この「脳の感覚刺激の受け取り方」がとても敏感なために、日常生活に大きな支障をきたしてしまう状態を『感覚過敏』といいます。

視覚過敏も感覚過敏の一種で、視覚過敏を持つ子どもは目に入ってくるあらゆるものに対し、「つらい」「怖い」「苦手」「気持ち悪い」といった感情を抱くのですが、まだ幼いためにそのことを上手く言葉で表現できません。

周囲の大人には理解しづらく、「単なるわがまま」「我慢が足りない」と誤解されてしまうのです。視覚が敏感すぎるのは、わがままや育て方の問題ではなく、あくまで脳の特性のひとつであることを理解してあげましょう。

うちの子は大丈夫?視覚過敏に多く見られる特徴

視覚過敏を持つお子さんには、幼児期の頃からさまざまな特徴=サインが見られます。「うちの子どもは大丈夫?」と思った方は、さっそくチェックしてみましょう。

【視覚過敏の子どもに多く見られる特徴】

視覚過敏_03

・太陽の光をとてもまぶしがる
・カメラのフラッシュが極端に苦手
・蛍光灯の明かりをチカチカと痛がる
・色のコントラストが強い絵本がとても苦手
・テレビで苦手な色彩の映像が流れると目をそらす
・繁華街の鮮やかな看板の色などを嫌がる
・人ごみなどで動くものがたくさん視界に入ると、気分が悪くなる

いかがでしたか?もちろん、すべての項目にお子さんが当てはまったからといって、視覚過敏を断定するものではありません。反対に、当てはまる項目が1つでも、その度合いが極端に高ければ視覚過敏の可能性はあるといえます。

また、最近の脳科学の研究では、「子ども全体の6~7%に発達障害が見られ、発達障害を持つ子どもは、視覚過敏をはじめとする感覚過敏を持ち合わせていることが多い」とする発表もあります。

視覚過敏が生まれ持った脳の特性なのか、発達障害に起因したものかを知るには、医師の診断が必要です。どちらの結果であろうとも、周囲の大人が子どものありのままを受け入れてあげることが大切です。

視覚の敏感さを尊重しながら効果的にサポートする方法

視覚過敏の子どもには、無理強いしないことが鉄則です。最後に、正しいサポート方法をご紹介します。

~視覚過敏の子どもに対するサポート方法~

【その1 視覚過敏の原因を取り除く、避ける】

・ 自宅の蛍光灯は明るすぎないものに変える
・ 間接照明やダウンライトを活用して室内の明るさを抑える
・ 子ども部屋の窓には遮光カーテンをつけて朝日がまぶしくないようにする
・ テレビ画面の明るさを暗めに調整する
・ カラフルな絵本は避ける。読みたい場合は上からダークカラーの下敷きを当てながら読む。または、白黒にコピーしたものを読む。

【その2 目を守るアイテムを活用する】

視覚過敏_04

・ 日常的にサングラスをかける。
・ 学校行事や冠婚葬祭などサングラスが好ましくない状況のときは、遮光効果のある透明なメガネをかける。

【その3 心の準備ができるように大人が事前に説明する】

・ 「改札を出たら大きな看板があるけど、○○ちゃんは気分が悪くなるかもしれないからできるだけ見ないようにしようね」「これからスーパーに行くけど、お店の照明で目が痛くなったらすぐにいってね」などと声をかけてあげる

視覚過敏はそのときの体調や気分によっても大きく左右されるものです。風邪をひいて熱があったり、緊張や不安を感じていたりするときは、視覚過敏が強く出る傾向にあります。

一方で、好きなことに集中しているときや安心できる相手と一緒にいるときは、苦手な刺激も、それほど敏感には感じられない場合もあります。

視覚への敏感さを無理に克服させるのではなく、個性のひとつと捉えて接してあげましょう。それが子どもの安心と信頼につながるのです。

視覚過敏_05

まだ社会的認知度が低い視覚過敏ですが、苦しんでいるお子さんはたくさんいます。周囲の大人が1人でも多くその子を理解してあげることで、その子がその子らしい人生を生きていけるように、後押ししてあげたいものです。

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〈参考〉
視覚が過敏「光」「色」がストレス|発達障害プロジェクト
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/manual_1_2.html
『発達凸凹なボクの世界: ―感覚過敏を探検する― (子どもの気持ちを知る絵本) 』 プルスアルハ著/お話と絵:細尾ちあき/解説:北野陽子/ゆまに書房
『最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本』 榊原洋一著/株式会社ナツメ社

目ディア

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