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【眼科医監修】まぶたが勝手に閉じてしまう!?『眼瞼けいれん』ってどんな病気?

【眼科医監修】まぶたが勝手に閉じてしまう!?『眼瞼けいれん』ってどんな病気?

「目が乾きやすい」「疲れてくるとまぶたがピクピクする」など、ドライアイや眼精疲労のような症状なのに、治療をしても良くならないなら、眼瞼(がんけん)けいれんの可能性があります。

重症化すると、まぶたが開きづらくなることも!放置してしまうと怖い眼瞼けいれんの症状や検査方法・治療法をご紹介します。

眼瞼けいれんとは?

眼瞼けいれんとは、まぶたの開け閉めがコントロールしづらくなる病気です。勝手にまぶたが閉じてしまったり、まばたきの回数が増えたりという「けいれん」症状が出るのが特徴です。

<自覚症状>

・まぶしい感じがする
・目が乾きやすくてショボショボする
・まぶたがピクピクけいれんしてしまう
・まぶたが勝手に閉じてしまい、周りが見えなくなる(機能的失明)
・目を閉じているほうがラクな感じがする

眼科を受診するきっかけとなる自覚症状は、「ドライアイ」や「眼精疲労」とよく似ています。そのため、それらの治療をはじめたものの一向に良くならず、しばらくしてから再検査をして、眼瞼けいれんであることがわかったというケースも少なくありません。

ひどくなると、運転中や歩いているときなど目を閉じたくない状況でも勝手にまぶたが閉じてしまうことがあり、危険を感じて受診する方も多いようです。

<原因>

・脳の機能障害
・精神症状の治療薬(抗うつ剤など)の影響

現在は、この2つが主な原因として考えられていますが、はっきりとは解明されていません。そのため、根本的な治療方法がまだわかっておらず、できる対策は症状緩和治療、対症療法のみとなっています。

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こんなにあるの?眼瞼けいれんと間違えやすい病気

眼瞼けいれんの症状は、ドライアイや眼精疲労の症状ともよく似ているため、診察時に間違われやすく、正しい治療をはじめるのが遅れてしまうことが多い病気です。

眼瞼けいれんと間違えやすい病気を知って、正しく自分の症状を伝えられるようにしましょう。

<ドライアイ>

コンタクト装用者に多いドライアイ。乾燥しやすい季節に症状を訴える方も多く、目が疲れる・まぶしい・乾くといった症状が現れます。ドライアイ用点眼薬などで治療します。

<眼精疲労>

長引く目の重みや痛みは眼精疲労と診断されます。ひどくなると、頭痛や肩こりなどの全身症状が現れることもあります。点眼薬やコンタクトの度数調整など、その人に合った治療法を選択します。

<眼瞼ミオキミア>

まぶたがピクピクと一時的にけいれんしてしまう病気です。眼瞼けいれんとよく似ていますが、眼瞼ミオキミアは片目だけに症状が現れるのが特徴です。疲れやストレスによって起こるため、リラックスするよう心がけるのが一番の治療法とされています。

<眼部チック>

強い緊張やストレスによって、勝手にまばたきしてしまう・ものが二重に見えるなどの症状が出るのが眼部チックです。急に視力が低下することもあり、過剰なまばたきとともに、眼瞼けいれんと見分けるポイントとなっています。

ストレスが原因なので、自然と治るケースも多く、ストレスレスケアが主な治療法です。

<顔面けいれん>

片側の目の周りや口、頬の筋肉がピクピクとけいれんしてしまうのが顔面けいれんです。目元から現れはじめ徐々に顔全体に広がっていくため、初期症状で眼瞼けいれんと間違われやすい病気です。

眼瞼けいれんは両目に起こりますが、顔面けいれんは片側に起こります。治療法は手術、または、眼瞼けいれんと同じく「ボツリヌス毒素A製剤」の注入などがあります。

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眼瞼けいれんの検査方法は「まばたきテスト」

眼瞼けいれんは「まばたきテスト」で検査・診断されます。まばたきテストは3種類ありますが、ドライアイなどの間違えやすい病気の可能性も踏まえて、さまざまな検査をすることが多いです。

あわせて、日常生活の中でどんな症状があるのかを詳しく医師へ伝えると、正しい診断のサポートになります

<まばたきテスト>

・軽瞬テスト

眉毛を動かさずにまばたきをするテスト。ゆっくりリズミカルにまばたきできるかをチェックします。

・早瞬テスト

10秒間、早いまばたきをくり返します。まばたきの動きや速度などを見ます。

・強瞬テスト

強く目を閉じてから、パッと目を開ける動作をくり返します。10回ほど続けて行い、目を開ける力をチェックします。

◆正しい診断のために医師に伝えたいポイント

・症状が現れはじめた時期
・片目だけなのか両目に出るのか
・目のかゆみや痛みの有無
・見えにくい理由(まぶたが下がるのか、視力の低下か)

治療法は「薬物療法」「ボツリヌス療法」「手術」などが主流

眼瞼けいれんを発症する原因はまだ解明されておらず、根本的な治療法はありません。そのため、症状緩和のための薬物療法やボツリヌス毒素A製剤を注射する方法が主流です。

また、重症化しているときには、手術という選択肢もあります

<薬物療法>

向精神薬・抗パーキンソン薬・抗コリン薬などを服用します。軽症の場合に行うことがある治療ですが、日中に眠くなる副作用が出ることがあります。ボツリヌス療法に抵抗がある場合に、まず試してみるとよいでしょう。

<ボツリヌス療法>

美容整形でよく耳にする「ボトックス注射」のことです。眼瞼けいれんの治療法としては、主流となっています。まぶたの筋肉に注射して、筋肉の収縮を抑制し症状を緩和させます。

ただし、ボツリヌス毒素は1歳未満の乳児に与えると危険なため、妊娠中の方や授乳中の方、15歳未満などは施術ができないこともあります。事前に医師とよく相談しておきましょう。

<手術>

眼輪筋(がんりんきん)というまぶたの筋肉を一部切除する方法です。術後の表情変化や眼瞼けいれん再発の可能性もあるため、重症の場合にのみ適用される治療法です。

医師ですらほかの病気と間違えやすい眼瞼けいれん。突然目が閉じてしまいけがや事故が起こる前に、「おかしいな」と思ったら、日常の様子を詳しくまとめてから検査を受けに行くようにしましょう!

【眼科医】川原先生からのコメント
眼瞼けいれんは、寝不足や疲れたときに出るまぶたのピクピクとはまったく異なるものです。ほかの病気との区別がつきにくいため除外診断、つまり、ほかに異常がなくてまばたきテストで異常があるときに診断されます。
ボトックス注射はかなり有効な治療ですが、一般的には3ヶ月ほどで効果が切れるため、定期的に注射をする必要があります。ただし、人によっては半年以上効果が持続することもありますので、定期的に眼科でチェックを行うとよいでしょう。

 

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【参考】
日本眼科学会:目の病気 眼瞼けいれんと顔面けいれん
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_keiren.jsp
まぶたがピクピクする・・・眼瞼痙攣
http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_topic/topic_45/mdcl_info.html
眼瞼けいれん総合専門サイト / 眼瞼けいれん・片側顔面けいれんでお悩みの方は東京都江東区 清澤眼科医院
http://www.ganken-keiren.com/index.html

目ディア

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