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目の健康を過信してはダメ!男性がかかりやすい目の病気まとめ

目の健康を過信してはダメ!男性がかかりやすい目の病気まとめ

女性よりも男性がかかりやすい病気の代名詞といえば「痛風」ですが、実は「目」にも男性がかかりやすい病気が存在します。今回は、働き盛りの男性は特に用心したい、3つの眼疾患と予防策をお送りします。

発症リスクは女性の4倍!目の奥に激痛が走る『群発頭痛』

目に現れる症状の裏には、さまざまな病気が潜んでいる可能性があります。男性に多い目の病気のトップバッターは、『群発頭痛』です。

群発頭痛とは「目の奥をえぐられるような」とたとえられる激痛をはじめ、目が充血する、涙と鼻水が大量にあふれ出る、といった症状が現れる病気です。症状が1~2ヶ月の期間に集中して毎晩のように起こることから、この期間は「群発期」と呼ばれています。

一度限りの群発期で治まるケースは少なく、半年から2~3年おきのペースで群発期をくり返すケースが多いそうです。

女性に多く見られる片頭痛に対して群発頭痛は20~40代の男性に多く、その発症率は女性の4倍に上ります。

気になる発症原因は、目につながっているけい動脈の拡張が引き金となって、激痛を起こすと考えられています。このけい動脈の拡張は涙線をコントールしている自律神経も刺激するため、目が充血する、涙や鼻水が止まらないといった症状も一緒に現れてしまうのです。

群発頭痛は、通常の頭痛薬を飲んでも痛みが治まらないのが特徴です。群発頭痛が疑われる場合はすぐに、神経内科や脳神経外科を受診しましょう。

また、群発頭痛は飲酒喫煙が危険因子だといわれています。アルコールはほどほど(群発期の飲酒は避ける)に、タバコは禁煙することを強くおすすめします。

30~50代の働き盛りに多い『中心性漿液性脈絡網膜症』

続いてご紹介する病気は『中心性漿液性脈絡網膜症』です。長い病名ですが、「ちゅうしんせい・しょうえきせい・みゃくらく・もうまくしょう」と読みます。

ものを見るために重要な働きをしている目の「黄班部」に水が溜まり、軽い網膜剥離を引き起こす目の病気です。代表的な症状などについては、以下の記事をご覧ください。

働き盛りの男性に多いこの病名、読めますか?『中心性漿液性脈絡網膜症』とは

明確な発症原因はまだわかってはいませんが、過労ストレスが引き金になることが多く、ステロイドの副作用として発症するケースも報告されています。

とりわけ30~50代の働き盛りの男性に多く見られることから、仕事や人間関係などで無理を重ねた体に起こりやすい病気といわれています。

中心性漿液性脈絡網膜症は、発症から半年くらいの間に自然治癒することが多い一方で再発しやすく、「視野のゆがみ」などの後遺症が出ることがあります。

再発をくり返す場合はレーザー治療と薬物療法のほか、保険適用外の光線力学療法(PDT)、抗VEGF療法といった選択肢もあります。

何よりも一番の予防法は、ストレスの軽減心身の休息です。自分なりのストレス解消法を見つけ、働きづめの心と体を労わってあげましょう。

日本人の中途失明原因第4位!中年以降の男性に多い『加齢黄班変性症』

最後は目ディアでも何度か取り上げたことがある『加齢黄班変性症』です。前出の中心性漿液性脈絡網膜症と同じく網膜の中にある黄班部が障害される病気で、「ものがゆがんで見える」「視野の中心がぼやける」「視野の中心が黒ずむ」が主な症状です。

病名からもわかるように、発症原因のひとつは「加齢」にあります。50歳以降の男性が発症しやすく、年齢が上がるにつれて発症リスクもアップします。

また、治療せずに放置してしまうと失明に至る病気で、日本における中途失明原因の第4位となっています。加齢黄班変性症を予防するためにはどうしたらいいのでしょうか?3つのポイントをご紹介します。

1.禁煙……タバコが加齢黄班変性症の危険因子であることは多くの研究で立証されています。

2.紫外線対策……紫外線は黄班部にダメージを与えるため、UVカットサングラスや帽子、日傘などで目を守りましょう。

3.食生活の改善……抗酸化ビタミン(ビタミンC、ビタミンE)、ルテインを多く含む緑黄色野菜、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸をバランスよく摂ることで、高い予防効果が期待できます。

「眼科に行くのは目の痛みや充血が起きたときだけ」という方は多いかもしれませんが、目の病気には初期症状とはっきりわからないものも少なくありません。気づいたときにはかなり進行しているのです。少なくとも年に1回は、眼科の検診を受けるようにしましょう。

▼目の病気についてさらに詳しく知りたい方はコチラ
加齢黄斑変性とは?(ロート製薬 商品情報サイト)
《医師監修》欧米では失明原因の第1位!日本人にも増殖中の『加齢黄斑変性』ってどんな病気!
中高年になると増える目の病気『加齢黄斑変性症』セルフチェック
《医師監修》働き盛りの目を襲う! 男性に多い『中心性漿液性網脈絡膜症』とは?

〈参考〉
群発頭痛とは?目の奥が激しく痛む症状と原因まとめ NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_729.html
群発頭痛って? いろんな頭痛 スッきりんのバイバイ頭痛講座
https://www.sukkirin.com/otherheadache/cluster.html
男性の中年以降に多く発症する目の病気 「加齢黄斑変性」とは NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_521.html
中心性漿液性脈絡網膜症
http://www.skk-health.net/me/08/index.html
『くわしく知りたい目の病気』NHK出版
『眼科医が教える 目の衰え・疲れ目がスッキリする本』吉野健一著/PHP研究所

目ディア

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目の病気

《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

ぽかぽかの暖かい陽気が気持ちいい季節、春。たくさんの新しい出会いがあったり、桜の下でお花見を楽しめたりといったイベントが多く、多くの方々がいいイメージを抱く季節といえるでしょう。

しかしその一方で、春はある目の病気が起こりやすい季節でもあります。その病気とは「春季カタル」です。

眼科医の岡野先生によると、毎年冬の終わり頃から春にかけて、春季カタルになる方が増加するのだそうです。今回は、そんな春季カタルという病気について岡野先生にお話を伺いました。症状から治療法・予防法まで、詳しくご紹介します。

春季カタルとはどんな病気?

春季カタル_02

春季カタルとは、重度のアレルギー性結膜炎のことです。なんらかの物質にアレルギー反応を示し、結膜(まぶたの裏側から眼球にかけてを覆う粘膜)がひどい炎症を起こします。

どの物質に対してアレルギー反応が出るかは人によって異なりますが、花粉が原因になることが非常に多いため、春に患者数が増加します。そのため、「春季カタル」(カタルは粘膜に起こる炎症の意味)と呼ばれているのです。

なお、花粉の他にも、ハウスダストやダニ、カビなどが原因で起こることもあります。近年ではさまざまな物質にアレルギーをもつ子どもが増加傾向にあるため、それにともなって春以外に発症するケースも増えており、季節を問わず注意が必要な病気になってきています。

症状としては、目にかゆみや痛みを感じたり、白目の充血や異物感があったり、コンタクトレンズがずれやすくなったりといったものが挙げられます。

状態が悪化すると、まぶたの裏に乳頭のような突起がたくさんできる、黒目の周囲にある白目が水ぶくれのようになるなどの症状が見られるようになり、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。

春季カタルになりやすいor悪化しやすいタイプとは?

春季カタル_03

春季カタルになりやすいのは、幼児から青年にかけての男性です。特に、17歳前後の男子が最もなりやすいといわれています。これには免疫の問題が関係しており、どうしても成人よりも子ども、女性よりも男性の発症リスクが高いのです。

とはいえ、もちろん大人や女性が発症する場合もあるので、前述のような症状が現れた場合は速やかに眼科で治療を受けてください。

また、春季カタルはコンタクトレンズを着用していると悪化しやすくなります。なぜなら、コンタクトレンズが結膜の炎症による異物感に気付きにくくしてしまうため、状態が悪くなっても気づきにくくなるからです。コンタクトレンズを使っている方は、外した際に目に違和感がないかをチェックする習慣をつけるといいでしょう。

春季カタルの治療法とは?

春季カタル_04

近年では春季カタルに効く薬の開発が進んでおり、点眼薬や内服薬で治せるケースがほとんどになりました。特にステロイドの入った目薬や注射が有効で、重度の春季カタルであっても、これだけで症状が治まることもあります。

ただし、結膜にできた突起が大きくなってしまった場合は、手術で一つひとつ切除しなくてはなりません。薬による治療に比べるとどうしても負担が大きくなるため、症状が出たら少しでも早く通院するようにしましょう。

春季カタルにならないためにはどうしたらいい?

春季カタル_05

春季カタルにならないためには、自身のアレルギーに合わせてきちんと治療を受けることが必要になります。

例えば花粉がアレルギーの原因なら、花粉が飛び始める1月下旬から2月上旬頃までに、予防薬の服用をスタートするようにしましょう。また、ハウスダストやダニ・カビが原因の場合も、薬物による治療や、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体内に投与して慣れさせる治療(減感作療法)などといった選択肢があります。

春季カタルになる前に、根本の問題に対してアプローチするようにしてください。

気持ちよく春を迎えるためには、早いうちから対策を講じておくことが重要。また、もし春季カタルを発症してしまった場合でも、早期に眼科を受診すれば大がかりな治療が必要になることはありません。「目の健康に意識的になること」が最も大切なポイントといえるでしょう。

▼季節の変化によって増加する目の病気についてはこちらをチェック!
より小さなPM0.5も登場?!春のお外は要注意!(ロート製薬 商品情報サイト)
健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ
冬のカサカサ乾燥空気は目にも悪い?!今やっておきたい乾燥対策
ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?
夏を過ぎてもご用心! 気の緩む季節こそ注意したい「はやり目」

【参考】
【医師監修】重症のアレルギー性結膜炎「春季カタル」とは | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/010958/
花粉症には早めの治療が大切 ~あなたに合った花粉症対策を始めましょう | 病気の知識 | 患者・ご家族の皆さま | シオノギ製薬(塩野義製薬)
http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/hayfever.html
【医師監修】ハウスダストのアレルギーはどう治療する? | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/017355/

文/中島香菜
目ディア

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