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眼精疲労

【眼科医監修】目が疲れやすくなることも……不同視の人に起こりやすい『プリズム誤差』とは

【眼科医監修】目が疲れやすくなることも……不同視の人に起こりやすい『プリズム誤差』とは

不同視(左右の視力差がある状態)の方がメガネをかけてものを見ると起こりやすいプリズム誤差。プリズム誤差の程度がひどいと目が疲れやすくなり、めまいや頭痛、肩こりなどのトラブルにつながるおそれもあります。

今回は、左右の目に視力差がある方ならぜひ知っておきたいプリズム誤差について、詳しく見ていきましょう。

左右の目に視力差がある『不同視』をおさらい!

遠視や近視といった目の屈折異常が原因で、左右に著しい視力差がある状態を『不同視』といいます。目の屈折度を表す単位に「D(ディオプトリー)」というものがありますが、両眼の屈折度に2D以上の差が認められると、不同視と診断されます。

不同視の方は、左右で見え方が大きく違ってしまうことから、眼精疲労を起こしやすくなります。また、視力の良いほうの目ばかりを使ってしまうため、ものの立体感や遠近感を正確に判断するために重要な両眼視機能が低下します。

視力が発達段階にある小さい頃に不同視があると、不同視弱視(普段あまり使わない視力の悪いほうの目で、視機能が発達しなくなること)につながるケースもあるのです。

▼不同視についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
【眼科医監修】近年、子どもたちにも急増中!? 左右に視力差がある『不同視』とは?

不同視の人にメガネは不向き?注意したい『プリズム誤差』とは

不同視を矯正する方法としては、メガネやコンタクトが一般的です。ただし、左右の視力差が大きくなればなるほど、不同視の矯正にメガネは向きません。なぜなら、不同視の方がメガネを使用すると、プリズム誤差が生じるからです。

メガネをかけたとき、光心(光学的な意味でのレンズの中心)から外れてものを見た場合は、対象物が二重になって見えます。この現象を「プリズム作用」といいます。

両眼の視力が同じ程度であればプリズム作用の程度も同じくらいになるため、メガネをかけてものを見ても問題になることはありません。

しかし、両眼の視力に大きな差がある不同視の場合、左右で起こるプリズム作用の程度に大きな違いが生じてしまいます。これをプリズム誤差といいます。

プリズム誤差が大きい場合、メガネで矯正しているのにかえってものが見えづらくなったり、目が疲れやすくなったりします。長期間にわたってそのような状態が続くことで、眼精疲労からくるめまい、肩こり、頭痛などの症状を引き起こすケースもあるのです。

不同視の矯正にはコンタクトレンズがおすすめ

プリズム誤差は、メガネのレンズと目に距離があるために起こります。レンズと目とが離れていることで、レンズを通して入ってきた光が目に届くまでの間に像の大きさが変わってしまうため、不同視の程度が大きい場合は左右でものの見え方にくい違いが生じてしまうのです。

しかし、コンタクトレンズなら眼球と接しているためプリズム誤差が生じません。そのため、不同視の方でも違和感なく、両眼で同じようにものを見ることができます。不同視の矯正には、メガネよりコンタクトレンズのほうが適切といえます。

ただ、軽度の不同視であればメガネでも十分に矯正できる場合があるので、不同視が疑われる方は眼科を受診し、ご自身に適した方法で矯正してもらいましょう。

視力の良い片方の目ばかりを使うことで、不同視はさらに悪化します。適切な方法で矯正するとともに、正しい姿勢でものを見るなど片目を酷使する生活習慣を改善していくよう心がけましょう。

【眼科医】川原先生からのコメント
一般的にコンタクトレンズは眼鏡よりも目に悪いというイメージがあるため、まだ中学生くらいのお子さんにはコンタクトレンズを装用させたがらない親御さんもたくさんいらっしゃいます。しかし不同視の場合には、眼鏡ではしっかり矯正できなかったり、眼鏡をかけて気分が悪くなったりすることもありますので、むしろコンタクトレンズの方が目にとってよいということがあります。最近のコンタクトレンズはソフトであっても性能がよくなっていますので、適切に使用すれば問題ないんですよ。

 

▼不同視や弱視についてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!
子どもが『不同視』と診断されたら?進行抑制のための基礎知識
子どもの弱視がわかったら……早期にはじめたい『アイパッチ』治療

▼子どもの視力について気になる方はこちらもチェック!
子ども達の視力低下が増えています!(ロート製薬 商品情報サイト)

参考
不同視|八重洲さくら眼科
http://www.yaesu-sakura-eye-clinic.com/anisometropia.html
不同視|メガネのハマヤ
http://www.meganehamaya.biz/fudousi.html
不同視|新宿東口眼科医院
http://www.shec.jp/eye_disease/089/
強度の近視、甘く見ないで=病的レベルは失明の危険も|時事メディカル
https://medical.jiji.com/topics/242
眼位異常の説明|梶田眼科
http://www.kajitaganka.jp/policy-position.html

 » 【眼科医監修】目が疲れやすくなることも……不同視の人に起こりやすい『プリズム誤差』とは

ライター原田 怜果

医療系のほか、法律、ビジネス、美容、健康・ダイエットなど、多ジャンルを執筆する雑食ライター。本とアニメと映画と音楽をこよなく愛するインドア派。

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医学博士、川原眼科院長川原 周平先生

モットーは「常に最新、最良の眼科医療をアップデートし提供し続けること」。毎朝、コーヒー豆を挽いてじっくり抽出して飲むのが日課。

目ディア

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