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《医師監修》「近視=ネガティブな印象」は時代遅れ!?近くを見て生きざるを得ない人類の進化だった

《医師監修》「近視=ネガティブな印象」は時代遅れ!?近くを見て生きざるを得ない人類の進化だった

小学生のころまで記憶をさかのぼらせ、毎年4月の恒例だった、視力検査のことを思い出してください。
当時から近視のメガネっ子であれば苦い思い出として、毎年のように両目1.0以上のA判定をたたき出していたのなら、誇らしい思い出として、よみがえるでしょう。
しかし眼科の先生によれば、その感覚、もはや時代遅れだというのです……!

「目が悪い!」と言われるけれど、対象物に近づけば、ちゃんと見える

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出典:スマイル眼科クリニック『近視とは』

近視とは、眼内に入った光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、網膜にピントが合わない状態をさします。本来、あるべき焦点の手前でピントが合ってしまうことから、遠くが見えづらくなってしまうのです。

といっても、理解するのは容易ではないでしょう。
専門的な話はさておき、近視は往々にして「目が悪い!」と形容されます。そして「目が悪いから、メガネをかける」のだと……。

視力のよさがデメリットになる!?「目がいい!」人は、むしろ大変

しかし近視の人は、遠くは見えづらくても近くは見えます。
電車の席に座った状態では、路線図が読み取れなくても、座席を立ち、図までの距離を縮めれば読めるのです。

逆に、一般的に「目がいい!」といわれる人たちは大変です。
目のいい人は自然と遠くの景色にピントが合うため、近くのものを見るには、その都度、ピント調整をしなければなりません。
このピント調整を担っているのが目の筋肉ですが、この筋肉を働かせるのは非常に重労働!とっても目が疲れるんです。
しかも「私は目がいい!」という自負があるため、見えづらさや目の痛みなどを感じても、原因が目にあるとは思いも及ばない。見やすさの手助けをしてくれるリーディンググラス(俗にいう老眼鏡)があっても、なかなか手に取らない傾向にあります。

抜群に目がいい人というと、私は40年ほど前にやってきた、オスマン・サンコン氏を思い浮かべます。見渡す限りに草原やサバンナが広がるギニア出身の彼は、来日当時の視力が6.0もあったそうです。
しかし日本では、視力の発揮しどころがない。むしろ近くを見るためのピント調整に追われ、たいへん苦労をされただろうと推測します。

近くを見ることが圧倒的に多い現代!遠くより近くが見えたほうが生きやすい!

現代の日本社会では、遠くを見るより近くを見ることのほうが、機会も必要性も、圧倒的に高い。となれば、近視はけっして悪いことではなく、現代社会への“適応”だと表現できるのではないでしょうか。

なぜなら『目ディア』をお読みの方の大半は、はるか遠くから動物が突進してくる危険にさらされることもありませんし、仕事のツールも趣味のツールも、目の前にあるパソコンやテレビモニター、手元の書類やスマートフォンなどなど、どれも遠くが見えづらくても問題ないツールばかりなのですから。

▼便利な世の中になっても、画面の見すぎは禁物です!
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取材・文/大谷享子
目ディア

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