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【眼科医監修】白目が突然ぶよぶよに!?結膜がむくむ“結膜浮腫”の原因と対処法まとめ

【眼科医監修】白目が突然ぶよぶよに!?結膜がむくむ“結膜浮腫”の原因と対処法まとめ

目に違和感を覚えて鏡を見たら、白目全体がふくらんでぶよぶよしている……そんな経験はありませんか?実はそれ、結膜浮腫(けつまくふしゅ)という結膜炎の一種。

見た目のインパクトが大きく、「重篤な病気にかかったのでは?」と心配になるかと思いますが、意外と身近な目の病気なんです。

今回はそんな結膜浮腫について、原因対処法を眼科医の岡野先生に教えてもらいました。

白目がぶよぶよになる“結膜浮腫”ってどんな病気?

結膜浮腫とは、結膜(白目の表面を覆っている透明で薄い膜)の内側に水がたまり、文字どおりむくんでしまう状態を指します。

むくみの程度は、よく見るとわかる程度の軽いものから、まばたきするたびに違和感を覚えるほど水がたまってしまうものまでさまざまです。かゆみや充血をともなうケースも多く見られます。

そんな結膜浮腫の主な原因は、アレルギー性結膜炎。花粉やハウスダストなどへの反応や、コンタクトレンズの不適切な使用によってアレルギー性結膜炎を引き起こすと、多くの方が目をかいてしまいます。

目をかくとさらにアレルギー反応が起こり、『ヒスタミン』と呼ばれる物質が放出されます。ヒスタミンが放出されると血管の壁が緩み、血管内の水分が壁の外へ漏れて、むくみ、つまり浮腫が発生するのです。

この現象が白目で起こった場合、白目がぶよぶよになってしまう結膜浮腫となります。ちなみに、同様のアレルギー反応が皮膚で起こった場合は、血管内の水分が外に漏れる影響で、皮膚がみみず腫れのようになります。

最近では、金属を含むカラーコンタクトレンズを装着することによって、目に金属アレルギーを引き起こす方も多いそう。岡野先生も、次のように注意を促しています。

「近年はインターネットを使って海外からも購入できるようになったこともあり、品質の悪いカラーコンタクトレンズで目を傷つけてしまう方が多く見られます。眼科医としてはカラコンの常用はあまりおすすめできませんが、どうしても使いたい場合は、せめて信頼できるメーカーのものを選ぶようにしてほしいですね」。

結膜浮腫と間違いやすい病気に注意!

そんな結膜浮腫は、インパクトのある見た目とは裏腹に、治療が必要ないケースも多くあります。時間の経過とともに自然にむくみが引けば、通院する必要はないでしょう。

しかし、岡野先生は次のように注意を促します。

「結膜浮腫は、重症でなければ病院で治療を受けなくても治ることが多いものですが、“結膜浮腫に似た病気”だった場合は話が違います。具体的には、白目の部分に水ぶくれができる結膜リンパ嚢胞リンパ管拡張症が挙げられるでしょう。この場合、放っておいても治りませんし、手術による切除が必要になることもあります。白目全体がむくむのではなく、局所的にふくらんでいたら、眼科を受診するようにしてください」。

結膜浮腫になったときの対処法は?

結膜浮腫になったときの対処法について、岡野先生は以下のように教えてくれました。

「結膜浮腫になったら、まずは目を触らないことが大切です。それから、体を温めて血流をよくしてあげることも効果的ですよ。ホットタオルを目元に当てたり、入浴時に肩まで湯船に浸かったりするといいでしょう。先にも説明したとおり、結膜浮腫はむくみです。目に限らず、むくみの改善には血流改善が一番ですからね」。

なお、上記の方法を試しても症状が改善しない場合は、点眼薬を使って治療することになります。1日様子を見てもよくならなければ、眼科にかかるようにしてください。

ここまで見てきたとおり、結膜浮腫は身近な病気であり、かつ特別な治療が必要なものではありません。

もしあなたの目で起こっても、「白目がぶよぶよになった!」と慌てずに、まずは体を温めるなどの対策を講じてみましょう。そして、冷静になって症状の変化を確認し、適切な対応をしてくださいね。

▼岡野先生が監修するそのほかの記事はコチラ!
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▼結膜炎についてはこちらもチェック!
目のトラブルについて~結膜炎~(ロート製薬 商品情報サイト)

<参考>
突然白目がブヨブヨに!眼科医が結膜浮腫の原因と対処法を教えます|eo健康
https://eonet.jp/health/article/_4101188.html

文/中島香菜
目ディア

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目の病気

《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

ぽかぽかの暖かい陽気が気持ちいい季節、春。たくさんの新しい出会いがあったり、桜の下でお花見を楽しめたりといったイベントが多く、多くの方々がいいイメージを抱く季節といえるでしょう。

しかしその一方で、春はある目の病気が起こりやすい季節でもあります。その病気とは「春季カタル」です。

眼科医の岡野先生によると、毎年冬の終わり頃から春にかけて、春季カタルになる方が増加するのだそうです。今回は、そんな春季カタルという病気について岡野先生にお話を伺いました。症状から治療法・予防法まで、詳しくご紹介します。

春季カタルとはどんな病気?

春季カタル_02

春季カタルとは、重度のアレルギー性結膜炎のことです。なんらかの物質にアレルギー反応を示し、結膜(まぶたの裏側から眼球にかけてを覆う粘膜)がひどい炎症を起こします。

どの物質に対してアレルギー反応が出るかは人によって異なりますが、花粉が原因になることが非常に多いため、春に患者数が増加します。そのため、「春季カタル」(カタルは粘膜に起こる炎症の意味)と呼ばれているのです。

なお、花粉の他にも、ハウスダストやダニ、カビなどが原因で起こることもあります。近年ではさまざまな物質にアレルギーをもつ子どもが増加傾向にあるため、それにともなって春以外に発症するケースも増えており、季節を問わず注意が必要な病気になってきています。

症状としては、目にかゆみや痛みを感じたり、白目の充血や異物感があったり、コンタクトレンズがずれやすくなったりといったものが挙げられます。

状態が悪化すると、まぶたの裏に乳頭のような突起がたくさんできる、黒目の周囲にある白目が水ぶくれのようになるなどの症状が見られるようになり、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。

春季カタルになりやすいor悪化しやすいタイプとは?

春季カタル_03

春季カタルになりやすいのは、幼児から青年にかけての男性です。特に、17歳前後の男子が最もなりやすいといわれています。これには免疫の問題が関係しており、どうしても成人よりも子ども、女性よりも男性の発症リスクが高いのです。

とはいえ、もちろん大人や女性が発症する場合もあるので、前述のような症状が現れた場合は速やかに眼科で治療を受けてください。

また、春季カタルはコンタクトレンズを着用していると悪化しやすくなります。なぜなら、コンタクトレンズが結膜の炎症による異物感に気付きにくくしてしまうため、状態が悪くなっても気づきにくくなるからです。コンタクトレンズを使っている方は、外した際に目に違和感がないかをチェックする習慣をつけるといいでしょう。

春季カタルの治療法とは?

春季カタル_04

近年では春季カタルに効く薬の開発が進んでおり、点眼薬や内服薬で治せるケースがほとんどになりました。特にステロイドの入った目薬や注射が有効で、重度の春季カタルであっても、これだけで症状が治まることもあります。

ただし、結膜にできた突起が大きくなってしまった場合は、手術で一つひとつ切除しなくてはなりません。薬による治療に比べるとどうしても負担が大きくなるため、症状が出たら少しでも早く通院するようにしましょう。

春季カタルにならないためにはどうしたらいい?

春季カタル_05

春季カタルにならないためには、自身のアレルギーに合わせてきちんと治療を受けることが必要になります。

例えば花粉がアレルギーの原因なら、花粉が飛び始める1月下旬から2月上旬頃までに、予防薬の服用をスタートするようにしましょう。また、ハウスダストやダニ・カビが原因の場合も、薬物による治療や、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体内に投与して慣れさせる治療(減感作療法)などといった選択肢があります。

春季カタルになる前に、根本の問題に対してアプローチするようにしてください。

気持ちよく春を迎えるためには、早いうちから対策を講じておくことが重要。また、もし春季カタルを発症してしまった場合でも、早期に眼科を受診すれば大がかりな治療が必要になることはありません。「目の健康に意識的になること」が最も大切なポイントといえるでしょう。

▼季節の変化によって増加する目の病気についてはこちらをチェック!
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健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ
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ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?
夏を過ぎてもご用心! 気の緩む季節こそ注意したい「はやり目」

【参考】
【医師監修】重症のアレルギー性結膜炎「春季カタル」とは | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/010958/
花粉症には早めの治療が大切 ~あなたに合った花粉症対策を始めましょう | 病気の知識 | 患者・ご家族の皆さま | シオノギ製薬(塩野義製薬)
http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/hayfever.html
【医師監修】ハウスダストのアレルギーはどう治療する? | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/017355/

文/中島香菜
目ディア

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