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《医師監修》眼球破裂は意外と身近な目のケガだった!知っておきたい日常に潜む目のケガの原因とは

《医師監修》眼球破裂は意外と身近な目のケガだった!知っておきたい日常に潜む目のケガの原因とは

人気アーティストのライブで、キャノン砲から飛び出したテープが女性スタッフの目を直撃し、その女性は眼球破裂の重傷を負ってしまった……そんなショッキングなニュースが報じられたのは、記憶に新しいですよね。運営体制や機器に問題がなかったかなど、当時は大きな議論になりました。

そんな目の大ケガ、眼球破裂。みなさんはどんなイメージをもっていますか?「滅多に起こらない重篤なケガ」「自分や家族には、あまり起こりえないケガ」などと思っている方は多いことと思います。

しかし、スマイル眼科クリニックの岡野先生は「眼球破裂は意外と身近でも起こる可能性のある外傷ですよ」と語ります。そこで今回は、眼球破裂およびその他の目の外傷について、岡野先生に詳しく教えてもらいました。

眼球破裂ってどんな状態なの?

眼球破裂_02

眼球破裂とは、なんらかの物理的な衝撃によって、目の強膜(白目)や角膜が傷ついてしまうことをいいます。強膜や角膜は目を守るバリアのような役割を果たしているため、これが傷つくことによって、普段は影響を受けない外的刺激でも大きなダメージを負ってしまう状態になるのです。

眼球破裂が起こると、視力が急激に低下したり、痛みや充血、腫れが発生したりといった症状が見られますが、これは傷の程度によって異なります。重度の場合は、眼球の内容物が出てしまうなどして、失明に至ることも……!しかし、その一方で、軽度であれば最初は気づかないこともあるのです。

そのため、目に強い衝撃を受けた場合は、痛みがすぐに引いたとしても必ず眼科を受診するようにしましょう。眼科に向かうまでは、指などで目に触れることはせず、刺激を与えないよう十分に注意してください。

眼球破裂の治療方法とはどんなもの?

眼球破裂_03

まずは放射線やエコーを使用して、目の状態を確認します。MRIは、磁性がある物体が目に入っている場合、目の中を傷つける可能性があるため使用しません。

検査で目の状態を把握したら、その結果に応じた治療に移ります。傷の程度に合わせて、医療用コンタクトレンズを装着して傷を保護しながら治したり、手術で傷口を縫合したりといった処置を実施。

なお、衝撃の原因となった物質が眼球を貫通している場合、眼球の後ろ側で出血が起こり、血に圧迫されて眼球が飛び出してしまうことがあります。この場合は、傷口の縫合と合わせて血の処理もおこなう必要があります。

身近に潜む目のケガの原因

眼球破裂_04

交通事故など以外にも、目を傷つけてしまう原因はさまざまにあります。日常生活の中に潜む意外な目のケガの原因としては、以下のようなものが挙げられます。

スポーツ

スポーツにはケガのリスクがつきものですが、目の外傷も例外なく含まれます。野球やバドミントン、スカッシュなどは特に注意。ボール(シャトル)が目のサイズにぴったりと合うため、ダイレクトに衝撃を受けやすく、深刻なケガにつながる危険性が高いのです。

この場合、眼球破裂だけでなく、衝撃で眼球の位置がずれてしまうことも。すると神経に強い負担がかかるため、眼球破裂と同様に速やかに眼科を受診する必要があります。

釣り

釣り竿のコントロールを誤るなどして、釣り針で目を傷つけてしまうケースが見られます。自身がケガをすることもあれば、周囲の方を傷つけてしまうこともあるでしょう。釣り針は先端が鋭利、かつ刺さると抜けにくい構造になっているため、目に入ると非常にやっかいです。

ガーデニング

暖かい季節になると増えるのが、ガーデニングで使用する園芸棒でのケガです。

私たちの目は、自分に対してまっすぐ向かってくるものとの距離感を認識しづらいという性質をもっています。そのため、身をかがめた拍子に、地面に刺さった園芸棒で目を突いてしまうという事故は非常に多いのです。特に老眼の方は距離感を測りにくくなっているので、十分に注意しましょう。

高いところにあるものをとる

高い棚の上にある本をとろうとして、手が滑ってしまい、本が顔を直撃してしまった……そんな経験をした方は少なくないのではないでしょうか?

本の角が目に当たってしまえば、十分に目を傷つける原因になりえます。横着せずに、踏み台を使用するようにしてくださいね。

勉強中の居眠り

勉強に限らず、手にペンを握っているときに居眠りしてしまい、誤って目を刺してしまったというケースも珍しくありません。眠くなってきたら無理をせず、少し休憩してあげると事故を予防できるでしょう。

この他にも、割れたガラスの破片が飛んできて目を傷つける、打ち上げ花火の火の粉が目に入る、現場仕事でモルタルの欠片が舞って目に入ってしまうなど、至るところにケガの原因は潜んでいます。身の回りに危険があることをしっかりと認識し、必要に応じてメガネやゴーグルを着用するなどして、目をしっかり保護してあげましょう。

眼球破裂を含め、ケガをしてしまうリスクを日々の生活から完全になくすことはできません。大切なのは、ケガをする可能性をきちんと認識し、できる限りの予防をすること。そして、万が一ケガをしてしまったら、程度にかかわらず速やかに眼科を受診することです。十分な対策と適切な対応方法を知り、大切な目を守っていきましょう。

▼身近な目のケガに関するそのほかの記事も併せてチェック!
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【参考】
福山雅治ライブ「眼球破裂事故」の深刻度|東スポWeb
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/598002/
【医師が監修】眼球破裂の症状・原因・治療 Doctors Me(ドクターズミー)
https://doctors-me.com/doctor/trauma/31
眼球破裂の症状や治療法、原因について知っておきましょう! | Hapila [ハピラ]
https://hapila.jp/rupture-of-glob

文/中島香菜
目ディア

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