【鍼灸師監修】視力回復も期待できる!?今日から刺激したい目にいい足のツボ3つ

現代人の多くが悩まされている、深刻な目の疲れ。点眼薬を使ってみたり、マッサージをしてみたり、サプリメントを服用してみたり……さまざまな対策を講じて、何とか対処している方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、鍼灸師の高田先生に、目にいい足のツボを教えていただきました。
足なら目も手も届くため自分で刺激しやすく、目の周りと違って傷つけるリスクも少ないので、気軽にトライしやすいはず。ぜひ就寝前のリラックスタイムを使って、ツボ押しを実践してみてくださいね。
現代人の多くが起きている間中目を酷使している!
総務省が2017年に発表した調査によると、1日のうちに携帯電話(スマホを含む)でインターネットを利用する時間は、ほとんどが学生である10代で100分強、20代になると125分にも飛躍することがわかっています。続いて30代は1時間以上、40代は1時間弱です。
しかし、これはあくまで、携帯電話からのネット利用に限った時間です。1日の大半の時間を費やす仕事では、多くの方がパソコンと向き合っていることでしょう。
つまり、朝はスマホを見ながら出勤し、職場に着けばパソコンを使って仕事をし、帰宅中や家で過ごす時間にもスマホをいじる……そんな生活を送っている方が多いということです。
そんな目が休まる時間がない生活を送っていては、体に異常が出るくらいの疲れが出るのも納得です。
今日からできる!目にいい効果をもたらす足のツボ押し
目に疲れが溜まっているからといって、仕事を休むことはできないもの。そこで大切になるのが、酷使した分、しっかりとケアしてあげることです。高田先生によると、以下の3つのツボを刺激するのがおすすめだそう。
●光明(こうめい)
外くるぶしから指5本分ほど真上にあるツボ。目にいいツボとして有名で、刺激すると、白内障や視力低下の予防につながるとされています。
爪を立てて皮膚を傷つけないように気をつけながら、広い範囲が刺激されるように親指で押してください。足なので、少し強めに押しても大丈夫です。
●睛眼(せいがん)
膝のお皿の内側から指4本分ほど上にあるのが、睛眼というツボです。目の疲れを癒やし、働きを助ける効果が期待できます。
こちらも光明と同様に、爪を立てないように気をつけながら親指で押しましょう。
●失眠(しつみん)
目の疲れを解消するには、質の高い睡眠を十分にとることが必要不可欠。そこでおすすめなのが、安眠に効く失眠というツボです。かかとの中央にあります。
硬い部分にあるので、やや強めに押してください。手を使ってうまく刺激できない場合は、ゴルフボールを使うといいでしょう。
ツボ押しを実践するなら就寝前と寝起きがおすすめ
ツボ押しの効果を引き出すためには、実践するタイミングに気を配ることが必要です。ツボ押しの効果は、“気”が流れやすい時間帯に行うと大きくアップするとされています。その時間帯は、早朝6時と正午、18時、0時です。
正午と18時は、ほとんどの方が仕事などで外出しているはず。つまり、狙い目は早朝の6時と0時になります。冒頭で「就寝前のリラックスタイムに」とご紹介したのはこのため。寝る前と、できれば朝起きたときに実践すると、効果を感じやすいはずです。
私たち人間は、情報のほとんどを目から受け取ります。そして現代は、常に新しい情報が行き交う社会。目は入念にいたわってあげる必要があるといえるでしょう。
ぜひみなさんも、今日から足のツボ押しを実践して、大切な目をサポートしてあげてくださいね。
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<参考>
総務省|平成29年版 情報通信白書|生活の中心になりつつあるスマホ(4年間の質的変化)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111120.html
気の流れと効果に関係がある?ツボ押しに適した時間とは| 東洋鍼灸コラム
http://www.toyoshinkyu.ac.jp/column/228
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