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《医師監修》早めの気づきと治療が大切! あらためて知りたい『斜視』について

《医師監修》早めの気づきと治療が大切! あらためて知りたい『斜視』について

『斜視』は人口の約3%に見られ、けして珍しい病気ではありません。しかし名前こそ聞くものの、どういった症状なのか、どのように治療するのか、しっかりと理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、眼科医・岡野先生に『斜視』について詳しく教えていただきました!

『斜視』とは 片方の目が対象物とは違う方向を向いてしまう病気

私たちはモノを見るとき、左右2つの目を働かせます。そのため何かを見ようとしたとき、両方の目は、同じように対象物に向けられます。しかし『斜視』とは、「両方の目が同じように対象物に向けられる」という本来の働きが、正常におこなわれない病気です。

斜視_02
出典:スマイル眼科クリニック『目の病気について|斜視(しゃし)』

片方の目は対象物に向けられているのに、もう片方の目は対象物に向かわず、別の方向を向いてしまうのです。
対象物に向いていないほうの目が、内側に向いていれば『内斜視』、外側に向いていれば『外斜視』、上ないし下を向いていれば『上下斜視』などと区別されます。

左右の目が別方向を向くことで生じる異常 「モノが二重に見える」

本来、同じ方向を向くべきはずの両目が、それぞれ別の方向を向くわけですから、容姿にどこか違和感を覚えるだけでなく、見え方にも異常が生じます。左右の目が別々の方向を向いていることから、左目と右目で見ている景色が一致せず、モノが二重に見えてしまうのです。
一方の目が内側ないし外側に向いてしまう『内斜視』『外斜視』であれば、横にズレるように二重に見え、一方の目が上ないし下に向いてしまう『上下斜視』であれば、縦にズレるように二重に見えます。

斜視_03
出典:Wikipedia『外眼筋』

『斜視』は主に、眼球を動かすために働く目の筋肉「外眼筋(がいがんきん)」の異常によって生じます。先天性と後天性があり、ほとんどが先天性です。
後天性の場合、脳梗塞などにより、外眼筋が麻痺することで生じますが、「モノが二重に見える」といった症状は後天性に顕著で、先天性の斜視では、ほとんど見られないそうです。

『斜視』が引き起こす 『弱視』や『立体視機能の異常』

その理由は、人間は幼いころから見ることそのものを通し、徐々に視力を完成させていくからです。
成長過程にある子どもは非常に柔軟です。見え方に不都合を感じると、脳が「この機能は必要ないんだな」と取捨選択をおこないます。斜視においても同様で、モノが二重に見えないよう、片方の目の成長をストップさせてしまうのです。

斜視_04

このことから先天性の斜視の子どもは、モノが二重に見える症状を実感することなく、成長を遂げるケースがほとんどですが、目の正常な発育が止まることから、メガネやコンタクトレンズで矯正をしても視力が上がらない『弱視』を招く危険性があります。

さらに『斜視』で引き起こされるのが、『立体視機能の異常』です。立体視とは、モノを立体的に見るための機能ですが、この機能は、両目で見ることで育まれます。そのため斜視によって視線の向きに左右の差があったり、斜視から生じる弱視によって、左右の視力に大きな差があったりすると、立体視の機能が育ちにくくなるのです。

どう治療するの? 症状が重くなければメガネでの矯正も可能!

このように生涯にわたる見え方を左右してしまう『斜視』ですが、どのような治療法があるのでしょうか?
まず、症状が軽い場合に有効なのが「メガネ」による矯正です。近視や遠視に使用するレンズとは違い、三角形をした「プリズムレンズ」を使用します。

斜視_05
出典:BERNELL『Corrected Curved Prisms (48mm) – Fit Prism Glasses』

プリズムレンズで光を屈折させることにより、左目と右目が見ている景色が一致するよう、調節してあげるのです。
メガネである以上、外せばもとの状態に戻りますが、正常な見え方で日常生活を送ることができれば、脳による取捨選択も起こりづらくなります。

また、メガネによって矯正できないほど強い斜視の場合には、手術が必要になります。眼球が正常な向きに働くよう、眼球の動きを司る「外眼筋」にメスを入れるのです。
ただし斜視の手術は、そう簡単なものではなく、子どもの場合は全身麻酔を使用することになります。体にかかる負担が大きいため、「局所麻酔での手術が可能になってから」という選択される患者さんもいるそうです。
それでも先天性の斜視では、“持って生まれた見え方”に体が順応するため、人より目が疲れやすいといった点はあるにせよ、普通に生活することができます。

軽度の場合は見逃すことも! 『斜視』に気づくには検診が大切

しかし前述した『弱視』や『立体視機能の異常』を回避し、正常な“見る力”を育むには、視力が完成する6〜8歳までに矯正や手術をおこなうことが大切です。
斜視の手術は何歳でもできますが、視力が完成したあとでは、外見的に目の向きを変えることがほとんどの目的となります。

そのためにはまずは、お子さんに斜視の症状が見られるかどうか、保護者が気づいてあげることが重要です。軽度の場合、外見からでは気づけないことがありますが、就学前検診など、受けるべき検診を受けていれば、斜視かどうかを知ることができます。
その上で、眼科医による、症状や年齢、成長に合わせた適切な治療を受けることが大切です。

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