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《医師監修》海中で目を開けても痛くないのはナゼ!?
夏の瞳にまつわるトリビア&トラブル

《医師監修》海中で目を開けても痛くないのはナゼ!?<br>夏の瞳にまつわるトリビア&トラブル

梅雨明け宣言が列島を駆け巡り、いよいよ、夏も本番!家族旅行や週末のプールなど、レジャーが楽しい季節です。そこで今回は、夏の瞳にフォーカス。

夏にまつわる瞳のトリビアから、夏のレジャーで気を付けたい、目のトラブルや対処法まで、目のことなら何でもござれ、眼科医・岡野先生に教えていただきました!

涙の味を思えば納得!塩水の海中で目を開けていられるワケ

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「傷口に塩を塗る」という表現があります。ことわざとしてだけでなく、傷口に塩を塗ろうものなら、痛くて仕方ありません。
しかし、目は複雑で繊細な器官であることから、塩の刺激にも弱いように思えますが、塩水である海水のなかでは、取り立てて痛みを感じることなく、目を開けることができます。

なぜ、海水のなかで、目を開けていられるのか?
その理由は、涙の味を思えば納得できます。涙が口に入るとしょっぱいですよね?

そう、海水ほどの濃度ではないものの、目を覆っている涙にも塩分が含まれているため、塩水である海中でも、さしたる痛みを感じることなく、目を開けていられるのです。

こちらも答えは単純!バーベキューの煙が目にしみるのはナゼ?

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次にバーベキューや花火にまつわる、簡単な豆知識を一つ。
もくもくと立ち上がる煙が目に入ると「痛い!」。レジャーシーンで、お馴染みの一コマです。

海中で目が開けられるのと同様、煙が目にしみるワケも、とっても単純。
文字通り、つかみ所のない煙を見ると、つい、空気と同列に気体と考えてしまいがちですが、煙は、何らかの物体を燃やすことで発生するもの。バーベキューであれば炭だったり、花火であれば火薬の成分だったり、非常に微細ではあるものの、固形物が混じっています。
固形物を含んだ煙が目に入れば、それはもう、ゴミが目に入ったのと同然。しみる、痛いとなるのです。

ただし痛みは、一時的なもの。痛みと同時に分泌された涙が、ゴミを流してくれます。
花火の火花が目に入ったなんて事態でない限り、常識の範疇で、楽しんでいる以上、大事に至ることはないので、ご安心を。

海でもバーベキューでも!屋外なら、どこでも起こりうる『夏目』

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さて、ここまでちょっとした小ネタをお話ししましたが、大切なのはここから。
夏のレジャーで起こりやすい、目のトラブルについてお話しします。

まず、海でもプールでもバーベキューでも、あらゆるシーンで気を付けたいのが『夏目』。
『海目』や『山目』と呼ばれることもありますが、いずれのフレーズに聞き覚えがなくとも、『雪目』ならご存じの方も多いのではないでしょうか。
快晴のゲレンデで、白銀の雪に反射した日差しを目に受け、目が炎症を起こす疾患です。

『夏目』は、これのサマーバージョン。
ゲレンデでは反射によって、日差しを強く受けることになりますが、もともと日差しの強い夏においては、太陽の下に長時間いるだけで、目が日に焼けてしまい、炎症を起こす危険性が高いのです。

『夏目』になると目が真っ赤に充血。ときには「痛くて目が開けられない!」と、眼科を受診される方もいますが、症状を引き起こしているのは、日差しに含まれる紫外線。
紫外線にはエネルギーの強いA波と、そこまで強くないB波がありますが、炎症を引き起こすのはB波のほう。
エネルギーが弱いことから目の内部に潜入せず、表面に停滞するので、目の組織の中で最も外側にある「角膜」を傷つけるのです。

『夏目』を回避するには目に直接、紫外線を受けないよう、サングラスを装着すること。
UVカットが施されていなくても、レンズそのものが光を反射してくれるので、メガネを装着するだけでも、受けるエネルギーを軽減することができます。

日差しがないからって油断は禁物!夜のレジャーでも要注意

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出典:You Tube−NEW! – Flowtron Electronic Insect Killer Hands-On Test and Review

さらに意外な落とし穴となるのが、キャンプやナイタースポーツといった、夜のレジャー。
「日差しがないのになぜ?」と、不思議に思われるかも知れませんが、レジャー施設に設置された「殺虫灯」が、『夏目』に似た症状を引き起こします。

虫は、光に集まる習性を持っていますが、虫が感知しているのは紫外線。
そのため「殺虫灯」から発される光は紫外線を多く含んでおり、うっかり、光源の近くで長時間の作業をしてしまうと、目の健康が害されるというわけです。

目だけを防御してもダメ!夏の『結膜炎』は、手洗いうがいで防止

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もう一つ、夏に増える疾患が『結膜炎』です。
黒目の表面を覆っている粘膜、「結膜」が炎症を起こすことを指しますが、原因はアレルギーだったり、細菌だったり、ウイルスだったりとさまざま。
『結膜炎』にかかると目が充血したり、涙や目やにが増えたり、まぶたが腫れたり、さらに目だけの症状に止まらず、発熱することもあります。

とくに夏の多いのが『はやり目』と呼ばれる、『ウイルス性結膜炎』。
ウイルスは生物へ生物へと宿主を探して感染していきますが、プールや温泉といったレジャーの定番は、格好の伝染場所です。
空気中に浮遊しているウイルスなら、乾燥によって60時間程度で死滅するものの、乾燥とは無縁の水中ではウイルスが死なず、浮遊し続けているからです。

『ウイルス性結膜炎』は、口から感染したり、ちょっとした傷から感染したりと、目だけを防御しても防げないのが厄介ですが、それでも水中メガネやゴーグルは、装着するに越したことはありません。
また手洗いうがいはしっかりと、夏バテに負けず、しっかり体力を維持することも大切です。

目のテストに挑戦!

下記のカラーチャートに何種類の色が使われているか、あなたは見分けることができますか?

tetrachromacy2_02
答えはこちら!!

見えた色の数によってはもしかしたら、あなたは「4色型色覚者」かもしれません!

取材・文/大谷享子
目ディア

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音で見る?見え方は人間並み?イルカの目の不思議

音で見る?見え方は人間並み?イルカの目の不思議

水族館のショーで大活躍するイルカは、愛らしい姿でたくさんの人を魅了していますよね。飼育員さんと息の合ったコンビネーションで見せてくれる数々の芸に、感動したことがある方も多いでしょう。

イルカは発達した聴覚を持ちますが、視力は低いといわれています。目が見えづらいにもかかわらず、ショーではバッチリ芸を決められるなんて、不思議ですよね。

実は近年の研究で、イルカのものの見え方は人間とほぼ変わらないことがわかってきました。一体、イルカはどのような仕組みでものを見ているのでしょうか?イルカの目の不思議に迫ります!

【不思議その1】イルカは音でものの形を知る?

イルカは、『エコロケーション』という能力を持っています。エコロケーションは反響定位ともいい、動物が音、もしくは超音波を発し、その反響具合によって、ものとの距離やものの位置・方向、大きさを知る能力のことです。

イルカは、頭部にある“メロン”と呼ばれる組織を使って超音波を発し、エコロケーションを行います。水中でイルカにマイクを向けると「カリカリ」「ギリギリ」という音が聞こえることがありますが、これもエコロケーションの音だといわれています。

【不思議その2】イルカとチンパンジー、ものの見方は変わらない!?

イルカはエコロケーションを使って周囲の状況を知ることから、視覚よりも聴覚のほうが発達しているとされています。

実際、イルカは独自の音声コミュニケーションシステムを持っており、水中のような複雑な環境の中でも正確に状況を把握することができます。

人間より聴覚が優れている分、イルカの視覚は劣っていると考えられてきました。しかし、京都大学で行われた実験で、ある事実が判明しました。

その実験とは、ハンドウイルカとチンパンジーを対象とした見合わせ実験です。一度見せた図形と同じものを選んでもらうテストをした結果、ハンドウイルカは84%、チンパンジーは92%と、正答率に大きな差が出なかったのです。

このことから、イルカと、チンパンジーやヒトなどの陸上にすむ霊長類とのものの見方は、大きく変わらないと考えられるのです。

【不思議その3】イルカの視覚と聴覚は同じ神経でつながっている!

もともと、イルカは視覚と聴覚を素早く切り替えることができることはわかっていましたが、その詳しい仕組みは不明なままでした。

しかし、近年イギリスでイルカの脳をスキャンしたところ、聴覚と視覚を司る部分が聴神経でつながっていることが判明したのです。視覚と聴覚の切り替えの早さの秘密は、ココにありそうですよね?

脳のスキャンによる科学的な研究が進めば、イルカについてもっとたくさんのことがわかるかもしれません。

【不思議その4】音波を可視化!?“音”でものを見ることができる

音の周波数を水滴の中で画像として再現できる、『サイマスコープ』という機械があります。

イルカは、エコロケーションにより超音波でものの形や大きさを把握していますが、サイマスコープを使えば、イルカのものの見え方を可視化することができます。

画像を分析した研究者によると、イルカが人間の姿を捉えていることが確認できたとのことです。

イルカが発した超音波を可視化した結果人間が映し出されたということは、イルカは超音波でものの形を立体的に把握している、つまり、“音でものを見ている”と考えることができるでしょう。

人間は、目で見る「視覚」と耳で聞く「聴覚」は別物だと考えていますよね。しかし、イルカにとっては、視覚と聴覚は強く結びついているのだといえます。まだまだイルカには謎が多くありますが、今後の研究でさらなる解明を期待しましょう。

▼生き物の目の不思議について知りたい方はこちらの記事へ!
暗いところでも目がよく見える「タペタム」をもつ生き物特集!
あの動物はどんな目を持ってるの? 生き物たちの目の種類を調べてみた

▼最近目の見えづらさが気になる方…というはこちら
年齢とともに起こる目の機能低下とは?(ロート製薬 商品情報サイト)

〈参考〉
第2回 イルカにはどのように物が見えているのか|ナショナル ジオグラフィック
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/050700006/051100002/?P=4
【行動】イルカも視覚に依存して世界を認識している|natureasia
https://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/9029
イルカの脳をスキャンしてみました。耳と目がつながってました。|GIZMODO
https://www.gizmodo.jp/2015/07/post_17619.html
イルカの音波の可視化に成功→イルカから見た人間の姿は宇宙人だった!|TOCANA
http://tocana.jp/2015/12/post_8191_entry_2.html
イルカの視知覚はこれまで思われていた以上に霊長類と似ている – 京大など|マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20140117-a352/
イルカの目から見た人間の姿はこんな感じだった・・|TABI LABO
https://tabi-labo.com/221123/dolphinseye
イルカのエコーロケーション|イルカの気持ち
http://www.irukashow.com/fun/eco.html

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