• HOME
  • エンタメ
  • 音に色や温度を感じる 「共感覚」が不思議すぎる!
読み物

音に色や温度を感じる 「共感覚」が不思議すぎる!

音に色や温度を感じる 「共感覚」が不思議すぎる!

音に色を感じる――。なんだか詩的な表現のように感じますが、本当に音を色として感じることのできる人々が、世の中には存在しているのです。
こうした特殊な知覚現象を『共感覚』と呼びますが、共感覚を持つ人々にとって、音は単なる音ではなく、また形は単なる形ではありません。今回は、人が持つ特殊な感受性『共感覚』の不思議をご紹介します。

脳による五感の錯綜が「共感覚」を引き起こす?

共感覚は、英語では『シナスタジア』と呼ばれています。シナスタジアとは“感性間知覚”の意味を持つ言葉で、脳に存在する複数の感覚器官が同時に音や形を知覚する現象のことを指しています。

共感覚の不思議_2
出典:Neural Pathways of Grapheme-Color Synesthesia

例えば、本来なら脳の一次聴覚野だけで処理される音情報を、視覚野でも処理することで、音から色を感じるなどの感性間知覚が引き起こされます。このように、ある現象に対して、五感の異なる感覚が作用することで起こる主観的なクオリア(感覚質)が、共感覚の原因だといわれています。
これにより、共感覚を持つ人にとっては、数字が特定の色を持つ絵として感じられたり、音を聞けば音階によって色が感じられたりします。こうした共感覚にはさまざまのパターンがありますが、「形に味がついて感じられる」、「人の容姿が色として感じられる」などの例が報告されています。

著名人にも共感覚の持ち主はいる!

中でも発生率がもっとも高い共感覚は“色聴”と呼ばれていますが、この現象は、文字通り「音に色を感じる」というものです。色聴は絶対音感を持つ人に一定の割合で存在するといわれており、ピアニストのエレーヌ・グリモーなど、自ら共感覚者であることを表明している著名人も数多く存在しています。
そして、色聴と逆の知覚現象が“音視”という共感覚です。音視を持つ人にとっては、色が特定の音階として感じられるのだそうです。

実は、私たち全員がかつて共感覚者だった!?

共感覚の不思議_3

いかがでしたでしょうか?
とても不思議な共感覚ですが、実は私たちも、新生児の頃には共感覚を持っていたといわれています。というのも、生後間もない赤ちゃんは脳の受容器官が未分化なため、複数の器官で感覚を同時に処理していると考えられているのです。
音を色で感じ、形を音で感じる。こうした知覚の不思議を、私たちが考えるよりもずっと多くの人が経験し、記憶しているのかもしれませんね。

▼視覚の不思議なら、こちらもオススメ!
男女で色の見え方が違うって本当?色覚の違いに性差がある理由

人より多く色を見分けられる!? 『4色型色覚』とは?

“目の色”が違えば“見える色”も違う!?眼科医が教える目の不思議

視力を矯正できない“見えにくい人” =『ロービジョン』の視覚を疑似体験

【参考】
共感覚 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/共感覚
共感覚判定テスト
http://www.cavelab.cs.tsukuba.ac.jp/~gotoh/syneth/syn.html

目ディア

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

関連記事

RELATION POST

  • Amazon ロート製薬
  • ロートV5粒
  • ロートVアクティブ
  • ロートV11 目を酷使する人のつらい疲れ目に。
目ディアの最新情報をチェック!
  • 目ディア facebook
  • 目ディア Twitter
  • 目ディア RSS
ページ上部へ