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コンタクトレンズユーザーは要注意!知らないうちに進行しているかもしれない『角膜内皮障害』とは

コンタクトレンズユーザーは要注意!知らないうちに進行しているかもしれない『角膜内皮障害』とは

使い捨てコンタクトレンズを長く装着し続けたり、コンタクトレンズを装着したまま寝てしまったり……特に、仕事が立て込んでいるときや疲れているときは、うっかりやってしまいがち。

でも、コンタクトレンズを長時間使用していると、乾き目、黒目の傷、アレルギー性や細菌性の結膜炎、眼瞼下垂など、目にさまざまなトラブルが起こる危険性があります。

これらのトラブルは起こると厄介ですが、症状を自覚しやすいので、治療をはじめやすい目の病気ともいえるかもしれません。しかし、目に酸素が届きにくくなることが原因で、無自覚のうちに進む目のトラブルもあります。それが『角膜内皮障害』です。

無自覚だから怖い『角膜内皮障害』とは

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角膜とはいわゆる黒目の部分のことで、レンズの役割をもつ透明な組織です。

角膜は、もっとも外側の角膜上皮、次にボーマン膜、角膜実質、デスメ膜と続き、一番内側に位置する角膜内皮で5つの層を形成しています。このうち、角膜内皮は黒目の呼吸や代謝の役割を担っており、角膜内皮が正常であるからこそ、黒目は透明度を保つことができます

角膜内皮障害とは、この角膜内皮の細胞が減少した状態です。角膜内皮細胞の数が減ってしまうと代謝をうまく行えなくなってしまうため、黒目の透明性が保てなくなります。

それだけでなく、目にむくみやかすみが生じてものの見え方に影響したり、角膜表面の角膜上皮細胞が剥げやすくなって、非常に強い目の痛みを実感したりします。

強い痛みが現れたときは、角膜内皮細胞の減少がすでにある程度進行した状態。それまでは、無自覚のうちに徐々に細胞の減少が進んでいくのです。

角膜内皮細胞が減少する原因は、加齢や手術・外傷による影響など。これに加え、コンタクトレンズの使用時には目に届く酸素が不足しやすいことから、最近では若年層が発症することも増えています。

角膜内皮細胞は一度減ると再生しない!

酸素不足_03

角膜内皮細胞の減少で問題なのは、一度消滅した細胞は再生しないということです。

健康な内皮は細胞の大きさが同一ですが、不健康な内皮は細胞の大きさがそろっていません。一部の細胞が面積を拡大して細胞が減少した部分を補っているため、細胞密度も減少します。

たとえコンタクトレンズの使用を止めたとしても、これらの状態が元に戻ることはないのです。

目の痛みを軽減するには点眼薬を使うこともありますが、根本的に解決するには角膜移植が必要となります。最近では角膜内皮のみを移植する「角膜内皮移植(DSAEK)」も行われるようになっています。

しかし、角膜を移植したとしても完全に元に戻るわけではなく、ものがかすんで見えたり二重に見えたりする症状が残るケースもあります。加えて、現在の日本では角膜の提供者が不足しており、角膜移植は希望してもすぐにできる手術ではないという事情があります。

減少した角膜内皮細胞を再生させるような治療法は、残念ながら今のところありません。角膜内皮細胞を体外で培養して移植する研究が行われていますが、まだ治験段階で、実用化が待たれているところです。

角膜内皮細胞が一定数まで減ると、白内障などの目の手術ができなくなります。手術後に角膜内皮細胞がさらに減り、視力の回復が見込めなくなるためです。角膜移植という事態に至る前に、日頃から目の酸素不足を起こさないようにすることが大切なのです。

酸素不足を起こさないために。コンタクトレンズの正しい使い方

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見えやすくするための医療機器であるコンタクトレンズが原因で、新たな病気を呼び込む事態は避けたいもの。目の酸素不足を招かないために、コンタクトレンズユーザーができる対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

【コンタクトレンズの使用時間を守る】

基本的なことながら、コンタクトレンズの用法・使用時間をきちんと守ることは、あらゆる目の病気を予防する一番の対策となります。特に、寝るときにはコンタクトレンズは外すようにしましょう。

使用時間の目安は、使用者の目の状態やコンタクトレンズの種類によっても変わりますが、おおよそ1日12~16時間程度。それより短くても、目の渇きを感じたら外すほうが無難でしょう。

また、コンタクトレンズの使用を一時的に止めてメガネをかけ、目を休ませる日を作るのもひとつの方法です。

【酸素透過性の高いコンタクトレンズを選ぶ】

ハードコンタクトレンズはレンズのサイズが角膜の大きさよりも小さく、ソフトコンタクトレンズよりも空気中の酸素が角膜に届きやすいのが特徴です。

ソフトコンタクトレンズであれば、酸素透過性が高い『シリコーンハイドロゲル』という素材で作られているものを検討してみてください。

【眼科で定期的に検査を行う】

角膜内皮障害は、ある程度進行しなければほとんど自覚症状のない目の疾患です。なるだけ早い段階で病気を発見するためには、眼科医の力が欠かせません。定期的に眼科で検査を行いましょう。

忙しい毎日、普段から目のことを気にかけるのはなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも「コンタクトレンズを正しく使う」といった最低限のことだけは、日々守っていきたいものです。

いつまでも健康な目でいるために、目の定期検診も忘れないようにしてくださいね。

▼コンタクトレンズユーザーのあなたには、こんな記事もオススメ!
正しいレンズケアのすすめ(ロート製薬 商品情報サイト)
黒目が腐ってしまうことも!?コンタクトレンズの使用期限を守らないことの危険性とは
コンタクトレンズの洗浄液は種類も豊富!違いを知って適切なケアをしよう

(参考)
はしだ眼科クリニック|あなたの知らない世界〜  角膜内皮細胞が危ない!!
http://www.hashidaeyeclinic.com/topics/topic03.html
京都新聞|世界初、角膜内皮を培養移植 京都府立医大が治験へ
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170531000190
日本眼科学会|角膜内皮障害
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/kakumaku_naihi.jsp
東京歯科大学 市川総合病院 眼科|角膜移植
http://www.tdc-eye.com/senmon/senmon01.html
ボシュロム オンライン サービス&サポート|コンタクトレンズ安全&快適の心得
https://support.bausch.co.jp/safety/index.html

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かゆみや痛みがなくても要注意!放っておくと怖~い「コンタクトレンズアレルギー」の原因と対策

かゆみや痛みがなくても要注意!放っておくと怖~い「コンタクトレンズアレルギー」の原因と対策

いよいよ春本番。うれしい反面、花粉症によるアレルギー性結膜炎で「目がかゆ~い!」「やたらと目ヤニが出る」なんて方も多いのでは?

そのアレルギー性結膜炎、実はコンタクトが原因かもしれません!「コンタクトレンズアレルギー」は、かゆみなどの自覚症状がないこともあるので注意が必要です。

今回はそんなコンタクトレンズアレルギーについて、原因や予防法などをまとめました。

コンタクトレンズアレルギーとは? どんな症状なの?

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コンタクトレンズアレルギーとは、コンタクトが原因でまぶたの裏側が炎症を起こす、アレルギー性結膜炎です。自覚しやすい症状としては次のようなものが挙げられます。

・目のかゆみ/痛み
・目がごろごろする
・目が充血する
・朝起きたとき粘り気のある目ヤニが出ている

こうした症状があるとわかりやすいですが、なかには自覚症状がないことも。不快な症状がなくても、たとえば次のような症状がある場合は要注意です。

・コンタクトレンズがくもりやすい
・コンタクトレンズがいつもよりズレやすい

このような場合、まぶたを裏返してみたら真っ赤に炎症していた!なんてことも少なくないそうです。

コンタクトレンズアレルギーの原因とは

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コンタクトレンズアレルギーの原因としていちばん大きいのは「汚れ」です。レンズにタンパク質などの汚れが付着して、それが刺激となってまぶたの裏が炎症を起こします。

やっかいなことに、アレルギー反応を起こすと目ヤニなどの分泌物が増えるため、さらに汚れが付着しやすくなってしまいます。その汚れがさらに炎症を悪化させる…という、「負のループ」ができてしまうのです。

また、汚れのほかに、コンタクトの洗浄液が原因となっていることもあります。洗浄液には防腐剤が含まれているものが多く、化学薬品アレルギーのある方は、防腐剤に対してアレルギー反応を起こしてしまうのです。そのような場合は、防腐剤フリーの洗浄液に変えたほうがいいでしょう。

放っておくとコンタクトが使えなくなることも!

上でご説明したように、コンタクトレンズアレルギーは放っておくとどんどん悪化する「負のループ」に陥りがちです。放置してコンタクトを使いつづけていると、角膜にキズがついてしまう危険があります。

ひどい場合だと後遺症をもたらし、一生コンタクトを使えなくなることもあるそうです。そのようなことにならないためにも、きちんと治療や予防をしましょう。

コンタクトレンズアレルギーを予防するには?

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コンタクトレンズアレルギーを予防するには、レンズに汚れをためないことが大切です。

いちばんいいのは1日で使い捨てるタイプのソフトコンタクトレンズを使用し、毎日きちんとレンズを交換すること。次にいいのは2週間交換タイプ、その次は1ヶ月交換タイプです。それも難しければ、酸素透過性ハードコンタクトレンズにしましょう。

アレルギー対策の面では、通常型のソフトコンタクトレンズがいちばん目によくありません。

また、花粉症などによるアレルギー性結膜炎を発症しているときは、炎症がおさまるまでコンタクトの使用をストップすることをオススメします。どうしてもコンタクトレンズを使いたい場合は、眼科医に相談しましょう。次にご紹介する治療法も参考にしてください。

コンタクトレンズアレルギーになってしまったら

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コンタクトレンズアレルギーを発症してしまったら、まずは眼科を受診しましょう。

治療方法としては、抗アレルギー剤の点眼が一般的です。アレルギー反応がおさまるまではメガネをかけるなどして、コンタクトレンズを使わないことがいちばんいいでしょう。

どうしても難しい場合は、先にご紹介したように1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズに変えるなどして、改善を待つこともできます。症状にもよるので、詳しくは眼科医に相談してください。

今回は、放っておくと怖い「コンタクトレンズアレルギー」についてご紹介しました。いかがでしたか?気になる症状がある方は、早めに眼科でチェックしてもらってくださいね。

▼コンタクトレンズの選び方はこちらも参考に!
コンタクトQ&A(ロート製薬 商品情報サイト)
豊富な種類から何を頼りに選べばいいの?眼科医が教えるソフトコンタクトレンズの選び方

【参考】
誤ったコンタクトの使用がアレルギーを招く! – 失明に至る可能性も|マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2016/04/05/eye/
コンタクトレンズの大敵-1 アレルギー性結膜炎|イワサキ眼科医院
http://iwasaki.or.jp/column/コンタクトレンズの大敵-1 アレルギー性結膜炎

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