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30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

中高年と呼ばれる年代にさしかかると、老眼をはじめとしたさまざまな目のトラブルが起こりやすくなります。今回は、黒目の輪郭が白く濁る『老人環』についてご紹介します。

加齢によって急増する目のトラブル。その代表的な症状が『老人環』

職場ではPCを、プライベートではスマホを使うのが当たり前となった現代社会では、目の果たす役割は大きくなる一方です。
そのため、目の疲れやトラブルは困りもの。「見えにくさ」は「暮らしにくさ」に直結します。長い人生を充実して送るためには、目の健康維持がとても重要です。

しかしながら、目の機能は年齢とともにどうしても衰えてしまいます。多くの方が40歳ごろから老眼を実感するようになり、50歳をすぎるころから目のさまざまな部分にトラブルが生じるようになります。

老人環_02

そして、そのトラブルは角膜に生じることもあります。その1つが、今回ご紹介する『老人環(ろうじんかん)』です。

黒目が白く濁る原因は、長い年月で蓄積したコレステロール

「久しぶりに鏡を見たら、黒目の輪郭が白く濁っていてビックリした」、「黒目の周りが白くなって、どんどん広がってきた」などの自覚症状はありませんか?これは、老人環の代表的な症状です。

本来ならば黒いはずの黒目の周りがリング状に白く濁ることから、慌てて眼科を受診する中高年の方が多いそうです。実はこの老人環、歳をとれば誰にでも起こる老化現象なのです。

老人環_03

通常、角膜と呼ばれる黒目の膜は視界をさえぎることがないように無色透明です。それが加齢によって血流に変化が起こり、血管から漏れ出した“リポタンパク質”“コレステロール”などの脂質が、透明なはずの角膜内に貯留することで白く濁って見えるのです。

老人環の初期症状は、角膜の下の部分に少しずつ白い濁りが現れることから始まります。その後ゆっくりと上に広がっていき、最終的には輪の形に繋がります。

幸いなことに角膜の中心部にまで広がることはないため、視力や見え方に影響することはありません

「以前のようなきれいな黒目に戻してほしい」という理由で眼科を受診する方もいるそうですが、残念なことに老人環にはこれといった治療法がありません。
今の医学では黒目を元に戻すことはできないのです。

30代の若さで老人環を発症した場合、他の病気が潜んでいる可能性も!

実はこの老人環、女性よりも圧倒的に男性の方が発症しやすい、という研究データがあります。

男性を年代別にみると、
40歳から60歳の約60%、
70歳から80歳の約90%に、老人環が見られたそうです。

前項でもお伝えした通り、老人環の原因は、長い年月をかけて角膜組織に貯留したコレステロールなどの脂質です。どんなに食事に気をつかっていても、脂質をまったく含まない食生活を送ることは困難ですから、老人環に見舞われるのは、ある意味自然なことでもあります。

老人環_04

ただし、40歳より前に発症したら注意が必要です。この場合は老人環ではなく、『若年環(じゃくねんかん)』と呼びます。
20代や30代で発症すると、高脂血症心血管異常などが隠れている可能性が高いそうです。すぐに内科を受診して、精密検査を受けることを強くおすすめします。

目に現れる症状の裏には、さまざまな病気が潜んでいる可能性があります。日常生活で目の変化に気づいたら、すぐに眼科を受診して原因をつきとめてください。それこそが、目の健康を維持する秘訣です。

▼中高年が気になる目の症状についてはコチラ
いま、中高年に増えている黄斑疾患 『黄斑円孔』の症状と正しい治療法って?

中高年になると増える目の病気『加齢黄班変性症』セルフチェック

「目やに」は加齢と炎症のサイン!目やにの種類別に見る原因と対策

【参考】
兵庫県西宮市ふじもと眼科-目の疾患・治療|「黒目の周辺が白く濁っているのですが」
http://www.fujimotoganka.com/shikan_chicyo/roujinkan.html
老人環は年齢と共に現れる治療のいらない老眼現象
http://presbyopia.jp.net/koneta/eye-arcus-senilis/

文/深山由佳理
目ディア

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目の病気

「年をとると涙腺がゆるむ」って本当!? もしかしたらそれ、『涙目』の症状かも!

「年をとると涙腺がゆるむ」って本当!? もしかしたらそれ、『涙目』の症状かも!

「年をとると、涙腺がゆるくなってねぇ」——。
ドラマでも、日常生活でもお馴染みのフレーズ。

ですがこれ、医学的に証明できるのでしょうか?
眼科医・岡野先生に尋ねたところ、見えてきたのは、ひと口には語れない涙のメカニズム。
さらにデスクワーカーを悩ませる、『涙目』という症状まで見えてきました!

眼科医の見地からズバッと斬る!「年をとると涙腺がゆるむ」はウソ

単刀直入に言いましょう。
「年をとると涙腺がゆるむ」——。それは、あり得ません。
医学的な話をすれば、そもそも涙腺には、「ゆるむ」という表現が見合う、蛇口のような器官が存在しないからです。

合わせて、人間の肌を例に考えてみましょう。
肌は加齢によって水分の分泌量が少なくなり、カサつきを感じ始めます。
涙を分泌する器官である涙腺も同様、年を追うごとに機能が低下し、分泌量が減っていきます。
つまり「年をとると涙腺がゆるむ」=「年をとると涙がよく出る」とは正反対、眼科医の見地からすると、むしろ「年をとると涙が出づらくなる」というほうが正しいのです。

しかし「年をとると涙がよく出る」と感じるのは、間違いではありません。
なぜ、涙腺の状態とは正反対、矛盾とも言える感覚に見舞われるのか?
それを知るには、そもそも「涙」とは何なのかを知る必要があります。

加齢で「脂」が減少!それでも目を守ろうと「塩水」が過剰分泌される

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涙は主に「塩水・脂・タンパク質」の3つで成り立っています。
私たちは「涙」と聞くと、さらさらととろみのない液体を思い浮かべますが、これは「塩水」の割合が多い状態。
しかし塩水ばかりでは、空気に触れるとすぐに乾いてしまい、目を守るには物足りません。
目は、涙に含まれた「脂」によって乾燥から守られ、「タンパク質」によって栄養が届けられるのです。

3つのうち、加齢とともに特に減少するのが「脂」。
脂が不足した涙では、目を乾燥から守るには不十分のため、それをどうにか補おうと、体はひたすら「塩水」を分泌させようと躍起になります。

程よくタンパク質(ムチン)や脂を含んだ「とろっとした涙」と、塩水のみの「さらさらとした涙」。
前者は粘度によって、まぶたの内側にとどまりますが、後者は目からこぼれ落ちるため、「涙が出ている」と認識しやすくなります。
加齢によって涙全体の分泌量は減少しているものの、「さらさらとした涙」が分泌される割合が増えるため、「年をとると涙が出やすくなる」と勘違いをしているのです。

孫の成長に号泣!さらさらとした涙は、感情の高ぶりで分泌される!?

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出典:ヘルスケア倶楽部−目の健康

この勘違いを引き起こすには、もうひとつの要因があります。
実は、「塩水」と「脂」では分泌される器官が異なり、「脂」の減少に乗じて、「塩水」が躍起に分泌される器官は、感情に左右される側面が大きいからです。

「塩水」は「涙腺」から、「脂」は「マイボーム腺」から分泌されますが、前者は、感情をコントロールする脳の器官「前頭前野」と深い関わりを持ちます。
感動的な場面に出会ったとき、また悲しい場面に遭遇したとき、前頭前野が涙腺を刺激。
加齢とともにさまざまな経験を積めば、その分、感情が豊かになるため、ちょっとしたことでつい涙…という状況を生み出しているのでしょう。

加齢だけじゃない!「脂」を補う「塩水」の過剰分泌は「涙目」の症状

一方、「脂」が分泌される「マイボーム腺」は、まつげの生え際に沿うように存在し、パチパチとまばたきをすることで機能します。
まばたきによって、ポンプのように押し出されてくるのです。

つまり正常にまばたきができていないと、涙に含まれる「脂」の量が減り、目が乾燥しやすくなります。
すると先に説明したように、「塩水」が多く分泌され始める。
「妙に涙がよく出るなぁ」と感じたら、これは『涙目』という症状です。

となれば、「年をとったから…」と放っておいてはいけません。
『涙目』とは言わば、ドライアイの発症を告げるシグナルです。

『涙目』は、加齢に関わらず発症します。
とりわけ、仕事に集中を強いられるデスクワーカーは要注意。あまりに集中が続くと、まばたきを忘れてしまうことがあります。
正常にまばたきができる=正常に「脂」が分泌される環境をつくるため、パソコンと目の距離を調整したり、適度に休憩をとったりなどの対策が必要です。
それでも、あまりに涙が出るようなら、アレルギーや逆さまつげなどの要因も考えられるので、早めに眼科を受診しましょう。

▼「最近涙が出やすくなった」と感じる方は、こちらもどうぞ!
目のトラブルについて~なみだ目~(ロート製薬 商品情報サイト)

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下記のカラーチャートに何種類の色が使われているか、あなたは見分けることができますか?

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取材・文/大谷享子
目ディア

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