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失明から世界の人々を守る!オービスインターナショナルの『空飛ぶ眼科病院』とは

失明から世界の人々を守る!オービスインターナショナルの『空飛ぶ眼科病院』とは

世界中の人々を失明から守るために日々活動する『空飛ぶ眼科病院』をご存知でしょうか?一見すると普通の飛行機ですが、機内には眼科の診察室や手術室があり、主に発展途上国などで治療の行き届かない地域の眼科医療を支援しています。

今回は、『オービスインターナショナル』が行っている空飛ぶ眼科病院の活動についてご紹介します。

『空飛ぶ眼科病院』とは?どんな活動をしているの?

空飛ぶ眼科病院_02

オービスインターナショナルは、ニューヨークに本部を持つ国際的な非政府・非営利団体で、発展途上国を中心に、失明の予防や失明に至る眼病の治療を目的とした活動を展開しています。

その活動のひとつとして長年行われてきたのが、『空飛ぶ眼科病院』による眼科医療の提供です。

空飛ぶ眼科病院は、もともとは普通の旅客機だった飛行機に眼科医療の提供に必要な設備を導入し、医療設備や技術が充実していない発展途上国などでもハイレベルな眼科医療を提供できるようにしたものです。

空飛ぶ眼科病院が1回に滞在する期間はおよそ2~3週間で、その間現地の人々は、無償で眼科診療を受けることができます。また、機内にはオペの様子を確認できるAV機器も備えつけられており、現地で働く眼科医療従事者の能力向上にもひと役買っています。

時計ブランドで有名な『オメガ』も活動を支援!

空飛ぶ眼科病院_03

空飛ぶ眼科病院の乗組員は眼科医や麻酔科医、看護師、航空整備士などで、有給で働くスタッフも無給で働くスタッフもいますが、パイロットは全員ボランティアです。また、活動を行っていくうえで、企業などからさまざまな寄付や支援を受けています。

空飛ぶ眼科病院が1982年の活動開始以来、世界78ヶ国において92万5,000件にも及ぶ眼科手術を提供できた背景には、こうした多くの善意があるのです。

空飛ぶ眼科病院の活動を支えている企業のひとつが、時計ブランドとして世界的にも有名な『オメガ』です。

オメガ社はオービスインターナショナルへテディベアを提供し、不安を抱く子どもたちを和ませ、医師からの説明や治療の際にも役立ててもらうようにしています。手術後このテディベアには、子どもが手術を受けたのと同じ目に眼帯がつけられるそうです。

また、オメガでは、オービスインターナショナルとのパートナーシップを記念した腕時計を発売しており、文字盤にテディベアがデザインされているモデルもあります。これらの売り上げの一部は、空飛ぶ眼科病院の活動のために寄付されています。

オービスインターナショナルは、WHOなどとともに推進している活動「Vision 2020」において、2020年までに避けられる失明をすべてなくすことを目標に掲げています。

たくさんの人の善意に支えられている『空飛ぶ眼科病院』の活躍があれば、きっとこの目標の実現も叶うのではないでしょうか。

▼『空飛ぶ眼科病院』の車版?!ビジョンバンの活動にも注目です!
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▼失明につながる目の病気について学べる記事はこちらから
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40歳以上で頭痛持ちは『緑内障』にかかるリスクが上昇!?
放置すると失明のリスクも!こんなに怖い『強度近視』
進行すると失明の危険も!原因不明の眼疾患『円錐角膜』ってなに?

〈参考〉
オメガ・ウォッチ: オービス | OMEGA®
https://www.omegawatches.jp/ja/planet-omega/social/orbis/
お知らせ | クーリエ・ジャポン
http://courrier.jp/info/26383/
第三世代の「オービス空飛ぶ眼科病院」が香港を初訪問|FedEx
http://about.van.fedex.com/newsroom/the-third-generation-orbis-flying-eye-hospital-tours-hong-kong-for-the-first-time/
オービス・インターナショナル – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/オービス・インターナショナル

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アメリカには“眼医者さん”が2種類!? 『眼科医』と『検眼医』の違いってどんなもの?

アメリカには“眼医者さん”が2種類!? 『眼科医』と『検眼医』の違いってどんなもの?

日本では目の治療もメガネの処方も、みんな眼科のお医者さまにお願いすればできてしまいます。しかしこの制度は、世界的には決してポピュラーなものではありません。
アメリカをはじめ、欧米諸国では日本のような制度をとっていないことを皆さんはご存知でしたか? その代表的な例が『眼科医』と『検眼医』という、2種類の眼医者さんが存在するシステムです。
この両者には、どのような違いがあるのでしょうか? また、日本とは異なる海外のメガネ事情もご紹介します。

日本とは異なる眼科治療の制度

日本にも眼科医はいますが、『検眼医』という名称にはあまり馴染みがないと思います。むしろ「検眼(視力検査)をおこなってくれるのは看護師さん」というイメージがあるのではないでしょうか?
しかし海外では多くの場合、メガネやコンタクトレンズの処方箋をもらうには、検眼医と呼ばれる専門医の診療を受けなければなりません。

眼科医と検眼医_02
出典:Advanced Vision Institute – Get to Know Your Las Vegas Pediatric Optometrist

実は欧米では、眼科の医療体制は『眼科医(オフサモロジスト)』と『検眼医(オプトメトリスト)』の2種類から成り立っています。
欧米での眼科医とは、目のトータルケア、つまり眼疾患の専門的な治療や手術をおこなうことのできる医師のことで、わかりやすくいえば日本の眼科医と同様の資格を持っています。しかしアメリカの場合、医療大学卒業後に8年から10年かかるという厳しい訓練を経なければ、眼科医の資格を取ることはできないのです。

『検眼医』のお仕事は“視力測定”だけ!?

一方の『検眼医』は、文字通り検眼(視力測定)を専門とする医師のことで、検眼医として働くためのハードルは眼科医に比べて低い傾向にあります。
資格を取るために長い期間と費用を必要とする眼科医に比べ、検眼医は4年制大学での学位習得後に、検眼学校での4年間のプログラムを終えれば医療に従事することができます。しかし眼科医とは異なり、検眼医は広範な意味での治療行為や薬の処方をおこなうことはできません。

眼科医と検眼医_03
出典:Eye Doctor serving Chattanooga, TN – Eye Exams

もっとも、現在では眼病治療のライセンスを取得すれば、結膜炎などの簡単な治療をおこなえる国が増えています。しかし現在でも、その多くが検眼専門医として医療に携わっているようです。
日本の眼科では看護師さんが視力検査をおこなってくれますが、検眼医はそれに特化した専門医ということができるでしょう。

実は日本のメガネ事情って、かなり異質?

日本では設備を持つ眼科に行けば、あらゆる治療を受けることができますよね? それどころか、メガネ店で検眼を受ければ、眼科に行かなくてもメガネまで作れてしまいます。
でも実は、このシステムって世界から見るとかなり異質なのです。

眼科医と検眼医_04

検眼医制度を持つ欧米では、メガネ店やコンタクトレンズ専門店のスタッフが独自に検眼をし、視力矯正の処方をおこなうことは違法行為とされています。メガネ店のスタッフがおこなえるのは、フレームの選定やフィッティングの調整、あるいは使用するレンズの種類を選ぶなど、客の要望に応じて専門的なアドバイスをおこなう商行為のみと定められています。お店で検眼をおこなう場合は、そのお店に勤務している検眼医(オプトメトリスト)にお願いしなくてはなりません。
その背景には「視力矯正も医療行為」という考え方があるからで、視力矯正器具を取りあつかう店は、あくまでも検眼医や眼科医の処方箋に応じてレンズの度数を選定しなければなりません。

検眼医のことを“オプトメトリスト”と呼びますが、欧米では医学や生理学、光学などの視力に関わる多様な学問の体系を「検眼科学(オプトメトリー)」と呼んでいます。このオプトメトリーを習得し、国家資格に合格した人だけが、オプトメトリストとして医療に従事できると考えられているのです。
そんな海外から見ると、メガネ店のスタッフが独自に検眼をおこなうことのできる日本のシステムは、不思議に映るのかもしれませんね。

海外と異なる日本の制度って、いいの? 悪いの?

海外での眼科の制度、皆さんはどう思われたでしょうか。
日本にはオプトメトリーという資格はありませんが、一番近い医療資格として『視能訓練士』という国家資格が存在しています。

眼科医と検眼医_05
出典:Healthcare Worker Salary – Orthoptist Salary

視能訓練士になるためには、視力や視野はもとより、色覚や屈折、光覚や電気生理学にいたるまで、幅広い教育課程を習得し、国家試験に合格しなければなりません。いわば視覚検査のエキスパートといえる視能訓練士ですが、日本では眼科で検眼をおこなうために視能訓練士の資格が必須とはされていません。
しかしその一方で、一部のメガネ店では、使用者に最適なメガネを提供するための知識・技術を持つ『認定眼鏡士(にんていがんきょうし)』の資格を持つ技術者のほか、視能訓練士の資格を持つ技師を置いている専門店も存在します。不思議といえば不思議ですよね?

もっとも、視覚制度も文化の1つですから、海外と比較して善し悪しの評価をすることは一概にできることではありません。事実、日本では眼科で処方箋を書いてもらうより、確かな技術を持つメガネ店の検眼のもとでメガネを作るほうが、よい結果となる場合も少なくありません。
いずれにしろ、私たち一人ひとりが正しい知識を持ち、よりよい選択をすることが最良の医療を受けるための近道なのかもしれませんね。

▼視力検査のおもしろトリビアならコチラ!
“C”だけじゃなかった!?世界の『視力検査表』にまつわるトリビア

目の検査は『視力検査』だけじゃない! 知らなかった目に関する『○○検査』

誰にでも経験のある『視力検査』いつから始まったの?そのルーツとは?

視力1.0はどんな基準で決まるの? 視力測定にまつわるおもしろい話

【参考】
ハワイ・アイ・クリニック – Ophthalmologist(眼科医)とOptometrist(検眼医)とは?
http://bit.ly/1X75G64
All About Vision – How to Choose the Right Eye Doctor
http://www.allaboutvision.com/eye-doctor/choose.htm
AAPOS – Difference between an Ophthalmologist, Optometrist and Optician
http://www.aapos.org/terms/conditions/132
MedicineNet – Ophthalmologists and Optometrists: Similarities and Differences
http://www.medicinenet.com/script/main/art.asp?articlekey=22559
日本オプトメトリック協会
http://www.thejoa.org/

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