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眼科医に聞いてみた!赤ちゃんのまぶたを二重にすることはできるの?

眼科医に聞いてみた!赤ちゃんのまぶたを二重にすることはできるの?

パッチリとした二重の目元がよしとされる傾向にある昨今。「愛する我が子を二重まぶたにしたい」と考える親御さんも多いことでしょう。

インターネットには二重まぶたをつくるマッサージなどの情報が多く出回っていますが、はたして本当に効果はあるのでしょうか?そして、マッサージによる眼病のリスクなどはないのでしょうか?

そこで今回は、眼科医の岡野先生に、赤ちゃんのまぶたを二重にすることはできるのかを聞いてきました。赤ちゃんへのマッサージを実践する前に、ぜひともチェックしてください!

赤ちゃんに二重まぶたをつくるマッサージをするのは危険!

二重まぶた_02

「結論から申し上げると、赤ちゃんの目に不要な力をかけるのは危険です。マッサージはもちろん、そのほかの方法で二重のクセをつけようとするのも、やめたほうがいいですね」。

このように、岡野先生は巷にあふれる情報をバッサリと切り捨てました。それもそのはず、赤ちゃんの目元にマッサージなどで力をかけると、さまざまな眼病につながることがあるそうです。

「無理なマッサージをすると、網膜剥離白内障を引き起こす可能性があります。また、赤ちゃんの骨は柔らかいですから、目の周りの骨が変形してしまうこともあるでしょう。そんな状態になってしまっては、一重だの二重だのという騒ぎではないですよね」。

赤ちゃんの目元をむやみに触るのには、さまざまなリスクがあるとのこと。大切な我が子を傷つけてしまうことのないよう、無理なマッサージなどは絶対にやめましょう。

まぶたの形は成長によって変わることも多い

二重まぶた_03

「そうはいっても、なんとか我が子を二重にしてあげたい!」と思う親御さんもいるはず。その場合は、お子さんが12~14歳になるのを待ってからチャレンジするのがいいと岡野先生は教えてくれました。

「お子さんの顔は、多くの場合12~14歳くらいで変わるものです。脂肪が落ちて、大人の顔になってくるんですよ。そのときにまぶたの脂肪も落ちるので、その状態を見てから、必要に応じてクセづけしてみてはいかがでしょうか?」

これくらいの年齢になってからなら、まぶたのクセづけを試みても問題ないとのこと。万が一何らかの違和感を覚えた場合も、お子さん自ら症状を訴えられるので安心です。

マッサージでむくみや脂肪にアプローチしたり、アイプチを使ってクセをつけたりして、二重を目指してみましょう。くれぐれも、まぶたに負担がかからない範囲で行ってください。

“二重=理想の顔”という認識は危険!

二重まぶた_04

最後に岡野先生が指摘したのは、“二重=理想の顔”と考えるのは危険ということでした。

「二重になりさえすればかわいくなれると思い込むのは危険です。二重といっても、その幅が少し広いだけで、眠たそうだったり疲れていたりするように見えてしまうこともあります。せっかく頑張って二重にしたのに、前の目のほうがよかったなんてことになったら困ってしまいますよね。そうしたリスクをきちんと知り、お子さん本人の意志を踏まえてチャレンジするのがいいと思います。技術が進歩している今の時代なら、プロ(美容外科)に任せるという選択肢だってありますしね」。

体への悪影響を考えても、理想どおりの目になれないリスクを考えても、二重にする努力はお子さんがある程度大きくなってからするほうがいいといえそうです。

子どもを二重にしたいと考えるのは、きっと大切な我が子を思う親心からでしょう。だからこそ、無理は禁物。よかれと思ってしたことが、結果的に我が子の体を傷つけることになってしまっては、元も子もありません。

成長したお子さんとよく話し合って、親子で一緒に最善の方法を探すようにしてくださいね。

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文/中島香菜
目ディア

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赤ちゃんの“瞳ウルウル”に要注意 『先天性鼻涙管閉塞症』の疑いアリ!

赤ちゃんの“瞳ウルウル”に要注意 『先天性鼻涙管閉塞症』の疑いアリ!

生まれたばかりの赤ちゃんが潤んだ瞳でこちらをじっと見ている姿は、思わず抱きしめたくなるほどカワイイですよね。でも、いつも目がウルウルしていたら要注意です。

涙がいつも溜まっている状態なら、『先天性鼻涙管閉塞症(せんてんせいびるいかんへいそくしょう)』という病気を疑いましょう。ひどくなると『涙のう炎』になり、痛みをともなうこともあるため早めの治療が肝心です。

今回は、そんな『先天性鼻涙管閉塞症』について解説します。

【基本】『先天性鼻涙管閉塞症(せんてんせいびるいかんへいそくしょう)』とは?

鼻涙管閉塞症_2

涙は泣くときだけではなく、実は常に出ています。目が乾かずに過ごしていられるのは、涙が自然と分泌され目の表面を潤しているからなのです。

涙腺で作られた涙は眼球表面を潤し、目頭の涙点という小さな穴へと流れていきます。涙点は鼻の奥へとつながる『鼻涙管(びるいかん)』という細い管を流れていくため、通常は涙が溜まったり頬へ流れていったりすることはありません。

この鼻涙管が何らかの原因でつまり、涙が鼻の奥へと流れていかず目に溜まってしまう症状を『鼻涙管閉塞症(びるいかんへいそくしょう)』といいます。新生児に症状がみられる場合は先天性のものと判断されますが、後天性のものもあり、大人もかかる可能性がある病気です。

【症状】目がウルウル・いつも涙が止まらない

赤ちゃんの目がいつもウルウルして涙が溜まっているなら『先天性鼻涙管閉塞症』を疑いましょう。「泣きたいわけでもなく、眼に痛みがわけでもないのに涙が止まらない」などの場合は、この症状を疑って眼科を受診することをおすすめします。

鼻涙管閉塞症の治療をせずにいると、涙がうまく流れず鼻涙管のなかで炎症が起こる『涙のう炎』に進行する可能性があります。『涙のう炎』になると、“目やに”や腫れ、痛みが出ることもあります。

『急性涙のう炎』になると、ひどいときには『脳髄膜炎(のうずいまくえん)』にまで進行する可能性があり、新生児は抵抗力も低いため非常に危険な状態になってしまいます。「おかしいな」と思ったら、すぐに受診するようにしましょう。

【診断方法】涙管に水を通して調べる

鼻涙管閉塞症_3

『鼻涙管閉塞症』の疑いで眼科を受診すると、“涙管通水検査”がおこなわれます。これは、目頭の涙点から生理食塩水を流し入れて詰まっているかどうかを確認する検査です。

通常であれば、目頭から入れた生理食塩水は鼻の奥を通りますが、『鼻涙管閉塞症』の場合には途中で逆流して戻ってきます。さらに逆流してきた生理食塩水のなかに膿が含まれているかで、『涙のう炎』にまで進行しているかどうかをチェックできます。

目頭から水を注入するため、赤ちゃんは嫌がります。かわいそうですが、『涙のう炎』から『脳髄膜炎』になってしまうと命に関わる場合もあるため、しっかり検査してもらいましょう。

【治療法】月齢によって変わる治療法

鼻涙管閉塞症_4

赤ちゃんの『先天性鼻涙管閉塞症』の場合、月齢によって治療法を変えることがあります。新生児~乳児期半ばの18カ月くらいまでであれば、自然開通をうながす治療をします。それでも治らないときや、初診時で18カ月を超えているときは、鼻涙管を開通する施術をおこなうことが多いようです。

自然開通は、涙管通水を何度もおこない、水圧で開通をうながします。『涙のう炎』になってしまっているときには、抗生剤を投与し炎症がおさまってから治療に進むことになります。涙管通水で膿をしっかり洗い流すことができれば、抗生剤の投与が少なくて済む可能性もあります。

自然開通が難しいときは、“ブジー”と呼ばれる鼻涙管開放術をおこないます。涙点からブジー針という細い針金状の器具を差し込んで開通させる方法で、これでもうまくいかない場合には、骨に穴を開ける手術が必要なケースもあります。

自然開通をいつまで待つか、早めに施術するのかは、主治医の方針や相談によって決定されます。そのため、医師とよく話し合って決めるようにしましょう。

【大人がなると】後天性は再閉塞しやすい

鼻涙管閉塞症_5

大人が『鼻涙管閉塞症』になると、基本的にはブジーによって開通させます。しかし、後天性の場合、再閉塞しやすいためシリコンチューブをいれて1カ月おき、鼻涙管の開通を保てるようにするケースもあります。

『慢性涙のう炎』になっているときは、“涙のう”を取り除く手術も選択肢の1つです。大人の場合、医師の診断を受けずに放っておいてしまいがちですが、大人でも『脳髄膜炎』になる可能性はあります。「涙が止まらない」、「“目やに”が多い」といった症状が現れたら、早めに眼科を受診しましょう。

▼「涙・目やに」に困っているなら こちらもオススメです!
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どうして日中は気にならないのか? 寝起きに現れる『目やに』の謎

【参考】
日本眼科学会:目の病気 新生児涙嚢炎
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ganken_shinseiji.jsp
鼻涙管閉塞、涙嚢炎とはどんな病気か|症状や原因・治療 – gooヘルスケア
http://health.goo.ne.jp/medical/10A11000

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