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《医師監修》白内障手術や虫歯が原因で発症することも!手術が必要になることもある『眼内炎』ってどんな病気?

《医師監修》白内障手術や虫歯が原因で発症することも!手術が必要になることもある『眼内炎』ってどんな病気?

あなたは『眼内炎』という目の病気をご存じですか?眼内炎とは、目の中で起こる感染症のこと。感染の原因はさまざまで、白内障の手術や、まれなケースでは虫歯によって起こることもあります。

そんな眼内炎、実は進行すると入院をともなう手術が必要になる怖い病気。大変な治療が必要になる前に変化に気づくためには、きちんと原因を知っておくことが重要です。

そこで今回は、スマイル眼科クリニックの院長である岡野先生に、眼内炎について詳しく教えていただきました。

眼内炎になると目にどんな異変が起こる?

眼内炎_02

眼内炎になると、以下のような目の異常が起こります。

・充血
・視野欠損
・視力低下
・痛み
・まぶしさ

これらは目の疲れなどが原因でも起こるものですが、「よくあること」と見過ごしてしまうのは非常に危険。眼内炎だった場合は病状がどんどん進行してしまい、手術などの大変な治療が必要になってしまいます。

上記のような症状が出たら、安易に自己判断せず眼科にかかりましょう。中でも、次にご紹介する“眼内炎になる原因”に心当たりがある場合は、速やかに医師に相談してください。

眼内炎にかかる4つの原因とは?

眼内炎_03

眼内炎が起こる原因は、大きく以下の4つに分けられます。

【原因1】手術の傷やケガなどから細菌や真菌が入って起こる

白内障の治療をはじめとする目の手術を受けた際や、目の奥に傷ができるケガをした際に、細菌や真菌が入って眼内炎になることがあります。そのほか、コンタクトレンズを長期間装着し、角膜炎が悪化して起こることもあります。

【原因2】血流に乗って細菌や真菌が目に到達して起こる

全身のどこかから侵入してきた細菌や真菌が血流に乗り、やがては目に到達して、眼内炎になることもあります。このケースは多くの場合、カテーテルを使用していたり、糖尿病だったり、抗がん剤治療をしていたりする方に起こるものです。

しかし、まれに虫歯が原因になることもあります。虫歯を放っておくと歯肉が炎症を起こし、そこがさまざまな菌の温床になって、眼内炎につながるのです。「歯医者が苦手」などといって虫歯を放置すると、思わぬところで痛い目に遭う可能性もあります。

【原因3】ウイルス感染によって起こる

ヘルペスウイルスやサイトメガロウイルスをはじめ、ウイルスに感染して眼内炎が起こることもあります。網膜に炎症がおよんだ場合は、早急に手術が必要です。早期に正しい診断を受け、どれだけ速やかに対処できるかが、影響を最小限に抑えるカギになります。

【原因4】自己免疫ができることによって起こる

片方の目が眼内炎になることで体に抗体ができ、その抗体がもう一方の目の組織(ぶどう膜)に反応し、結果的に眼内炎になってしまうケースもあります。眼内炎にかかってしまったら、しばらくはもう片方の目の状態も気にかけるようにしてください。

眼内炎はどうやって治療する?重症化させないポイントは?

眼内炎_04

眼内炎の治療は、その程度によって異なります。軽度の場合は、抗菌薬を注射や点滴で投与し、原因となっている細菌や真菌を殺します。病状がひどい場合は、目の中を洗浄する手術を実施。4~5日ほどの入院も必要になる治療です。

手術をしなければならないまでに重症化するのを防ぐには、目の異変を感じたら速やかに眼科にかかることに加え、手術後の検診をしっかり受けることがポイントであると岡野先生は話します。

「医療技術の進歩や環境の改善により、手術が原因で眼内炎を発症することは少なくなってきています。とはいえ、もちろん可能性がゼロになったわけではありません。手術後の検診は、医師の指示に従ってしっかりと受けるようにしてください」。

中でも白内障手術後は、長期的な経過観察が必要になるそうです。

「白内障手術が原因で眼内炎になる場合、術後2~3日以内に発症することもあれば、2年ほど経ってから起こることもあるんです。これは、白内障で手術する場所が水晶体であることに理由があります。水晶体には血が流れていないので、眼内炎の原因となる菌が広がらないんですね。しかし、ふとした拍子に広がる可能性があって、それが術後1、2年後のタイミングということもあります」。

白内障手術は多くの方が受けるポピュラーな治療ですが、決して術後の病気リスクがないわけではありません。どんなに忙しくても、必ず検診は受けるようにしてください。

眼内炎は身近な病気というわけではありませんが、白内障手術を受けたり、糖尿病になったりといった特定のタイミングでは、気をつける必要があります。もちろん、ある日突然ウイルスに感染して発症することも……正しい知識を頭に入れて、いざというとき的確に対処できるようにしておきましょう。

▼岡野先生が監修しているそのほかの記事はコチラ!
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メガネをかけている人は白内障になりやすいって本当?強度近視とさまざまな目の病気の深い関係とは

▼白内障についてはこちら
目のトラブルについて~白内障~(ロート製薬 商品情報サイト)

<参考>
交感性眼炎の症状・原因・治療 Doctors Me(ドクターズミー)
https://doctors-me.com/doctor/eye/71

文/中島香菜
目ディア

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《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

《医師監修》中高生男子は特に注意!春に増加する目の病気「春季カタル」ってどんなもの?

ぽかぽかの暖かい陽気が気持ちいい季節、春。たくさんの新しい出会いがあったり、桜の下でお花見を楽しめたりといったイベントが多く、多くの方々がいいイメージを抱く季節といえるでしょう。

しかしその一方で、春はある目の病気が起こりやすい季節でもあります。その病気とは「春季カタル」です。

眼科医の岡野先生によると、毎年冬の終わり頃から春にかけて、春季カタルになる方が増加するのだそうです。今回は、そんな春季カタルという病気について岡野先生にお話を伺いました。症状から治療法・予防法まで、詳しくご紹介します。

春季カタルとはどんな病気?

春季カタル_02

春季カタルとは、重度のアレルギー性結膜炎のことです。なんらかの物質にアレルギー反応を示し、結膜(まぶたの裏側から眼球にかけてを覆う粘膜)がひどい炎症を起こします。

どの物質に対してアレルギー反応が出るかは人によって異なりますが、花粉が原因になることが非常に多いため、春に患者数が増加します。そのため、「春季カタル」(カタルは粘膜に起こる炎症の意味)と呼ばれているのです。

なお、花粉の他にも、ハウスダストやダニ、カビなどが原因で起こることもあります。近年ではさまざまな物質にアレルギーをもつ子どもが増加傾向にあるため、それにともなって春以外に発症するケースも増えており、季節を問わず注意が必要な病気になってきています。

症状としては、目にかゆみや痛みを感じたり、白目の充血や異物感があったり、コンタクトレンズがずれやすくなったりといったものが挙げられます。

状態が悪化すると、まぶたの裏に乳頭のような突起がたくさんできる、黒目の周囲にある白目が水ぶくれのようになるなどの症状が見られるようになり、日常生活に支障をきたすようになってしまいます。

春季カタルになりやすいor悪化しやすいタイプとは?

春季カタル_03

春季カタルになりやすいのは、幼児から青年にかけての男性です。特に、17歳前後の男子が最もなりやすいといわれています。これには免疫の問題が関係しており、どうしても成人よりも子ども、女性よりも男性の発症リスクが高いのです。

とはいえ、もちろん大人や女性が発症する場合もあるので、前述のような症状が現れた場合は速やかに眼科で治療を受けてください。

また、春季カタルはコンタクトレンズを着用していると悪化しやすくなります。なぜなら、コンタクトレンズが結膜の炎症による異物感に気付きにくくしてしまうため、状態が悪くなっても気づきにくくなるからです。コンタクトレンズを使っている方は、外した際に目に違和感がないかをチェックする習慣をつけるといいでしょう。

春季カタルの治療法とは?

春季カタル_04

近年では春季カタルに効く薬の開発が進んでおり、点眼薬や内服薬で治せるケースがほとんどになりました。特にステロイドの入った目薬や注射が有効で、重度の春季カタルであっても、これだけで症状が治まることもあります。

ただし、結膜にできた突起が大きくなってしまった場合は、手術で一つひとつ切除しなくてはなりません。薬による治療に比べるとどうしても負担が大きくなるため、症状が出たら少しでも早く通院するようにしましょう。

春季カタルにならないためにはどうしたらいい?

春季カタル_05

春季カタルにならないためには、自身のアレルギーに合わせてきちんと治療を受けることが必要になります。

例えば花粉がアレルギーの原因なら、花粉が飛び始める1月下旬から2月上旬頃までに、予防薬の服用をスタートするようにしましょう。また、ハウスダストやダニ・カビが原因の場合も、薬物による治療や、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ体内に投与して慣れさせる治療(減感作療法)などといった選択肢があります。

春季カタルになる前に、根本の問題に対してアプローチするようにしてください。

気持ちよく春を迎えるためには、早いうちから対策を講じておくことが重要。また、もし春季カタルを発症してしまった場合でも、早期に眼科を受診すれば大がかりな治療が必要になることはありません。「目の健康に意識的になること」が最も大切なポイントといえるでしょう。

▼季節の変化によって増加する目の病気についてはこちらをチェック!
より小さなPM0.5も登場?!春のお外は要注意!(ロート製薬 商品情報サイト)
健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ
冬のカサカサ乾燥空気は目にも悪い?!今やっておきたい乾燥対策
ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?
夏を過ぎてもご用心! 気の緩む季節こそ注意したい「はやり目」

【参考】
【医師監修】重症のアレルギー性結膜炎「春季カタル」とは | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/010958/
花粉症には早めの治療が大切 ~あなたに合った花粉症対策を始めましょう | 病気の知識 | 患者・ご家族の皆さま | シオノギ製薬(塩野義製薬)
http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/hayfever.html
【医師監修】ハウスダストのアレルギーはどう治療する? | ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/017355/

文/中島香菜
目ディア

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