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目薬で痛みを感じたら!痛み別に見る「隠れた目のトラブル」

目薬で痛みを感じたら!痛み別に見る「隠れた目のトラブル」

出典:AbcNaturopath『Resources』

目に違和感を覚えたり、疲れを感じたりしたときだけでなく、眠気覚ましやリフレッシュの際にも目薬を利用している方も少なくありませんよね。
しかし、普段何気なく使用している目薬に痛みを感じたら、それはトラブルのサインかもしれません。目薬の痛みには、どんなトラブルが隠れているのでしょうか?
目が発するサインを見逃さないためにも、眼科医・岡野先生に教えていただきました!

さした瞬間に「チリチリ」!目の表面に傷ができている可能性も

目薬をさした瞬間、痛みに襲われる——。こうした場合に多く考えられるのが、『ドライアイ』や『角膜びらん』といった疾患です。

改めておさらいすると、『ドライアイ』とは、涙量の不足や涙を構成する成分のバランスが崩れることなどで目の表面が乾き、傷ができている状態です。

また『角膜びらん』は、目の最も外側にある「角膜(黒目)」を覆っている透明な膜「上皮」の一部がはがれている状態を指します。この症状は、目に入ったゴミや、コンタクトレンズの長時間使用など、外的要因によって引き起こされることが多いようです。

この2つの症状に共通しているのが、「目の表面に生じているトラブル」ということです。肌の表面にできた傷に水分が触れれば痛みやしみを感じますが、それは目も変わりません。
目薬をさしたときに感じる痛みも、多くの場合は、肌に感じるそれと似て、擬音にすれば「ヒリヒリ」や「シュワー」といった具合ではないでしょうか?痛みの種別としては、「しみる」感じとなります。

「ズーン」とした痛みなら!自覚以上に目を酷使しているかも

目薬の痛み_02
出典:Answers『Easing Eye and Head Pain with Headache』

ほかに考えられるのが、「目の過度な疲れ」です。目の疲れを感じたから目薬をさす人も多いと思いますが、点眼で痛みを感じたら、自身で認識している以上に目を酷使し、『眼精疲労』を起こしている可能性があります。

とりわけ、目の疲れによる痛みを引き起こしやすいのが「ネオスチグミンメチル硫酸塩」という成分が入った目薬です。この成分は、目の内部のモノをはっきりと見るために働く筋肉「毛様体筋(ピント調節筋)」に作用します。すでに疲れている筋肉を薬の力で、いわば強引に収縮させているわけですから、痛みを感じても不思議はありません。
この場合、目の表面のトラブルとは違い、目の奥のほうに「ズーン」とした「鈍い」痛みを感じる傾向にあるようです。

痛みが発するサインを無視せず!違和感が続いたら眼科を受診

目薬の痛み_03

痛みとは感覚的なものですから、目にどんなトラブルが起きているのか、目安のひとつに過ぎません。しかし、いつもは当たり前のように使えていた目薬に痛みを感じたなら、疑いをもち、続くようなら眼科を受診することが大切です。
なぜなら「この痛みも、ちょっとした疲れだろう」と軽く捉えていると、思っている以上に深刻だったり、実はまったく別の疾患が隠れたりしていることもあり得るからです。

さらに岡野先生によると、市販の目薬に多くに配合されている「防腐剤」は安心して使うための配慮である一方、角膜に傷をつけてしまう側面もあるそうです。そのため、目の乾きや疲れを癒す場合でも、眠気覚ましやリフレッシュの場合でも、極力、「防腐剤無添加」「1回使いきり」といった目薬をオススメしているそうです。

目薬を使うことが多い方は、「しみる」などの痛みに気を付けるとともに、目に負担の少ない目薬を選ぶことも心がけましょう。

▼目のトラブルについてはコチラもチェック!
目のトラブルについて~眼精疲労/疲れ目~(ロート製薬 商品情報サイト)
目のトラブルについて~ドライアイ~(ロート製薬 商品情報サイト)

▼症状やお好み別にチェックしたい「目薬」については、コチラの記事もオススメ!
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取材・文/大谷享子
目ディア

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目の病気

目の検診、行っていますか?眼科医が指摘する「なんとなくの不調」を放置してはいけないワケ

目の検診、行っていますか?眼科医が指摘する「なんとなくの不調」を放置してはいけないワケ

10月10日は「目の愛護デー」! 長く健康な目を維持するため、今一度、その大切さについて考える日です。
そこで大切なのが、まずは眼科に足を運び、自分の目の状態を知ることです。「なんとなくかゆみを感じる」、「なんとなく見えづらい……」など、こうした「なんとなく」を放っておくと、症状が悪化してしまう場合も。今回は、多くの症例を知る眼科医・岡野敬先生に、油断してはいけないワケについて教えてもらいました!

外側からは見えないことがいっぱい!眼科だから調べられること

体について、自分で認識できるのは痛い、かゆい、なんとなく調子が優れないなど、非常に感覚的なことばかりです。自分の体がどんな状況にあり、不調をうったえているのかは、意外と自分ではわからないもの。目も体の一部ですから、自分の目がどんな状態にあるかをきちんと知るには、やはり医師の力を借りることが重要です。

規模や設備によっても異なりますが、眼科に行けば、下記のような検査を受けることができます。

◆視力検査

近くが、もしくは遠くが、どれくらい見えるのかという基本的な視力の他、対象物にピントを合わせる力や、曇った場所や暗所などの悪条件で、どれほど見る力があるのかも調べられます。さらに詳しく、動体視力や立体感をどれだけ感じられるかをさす深視力を調べることも可能です。

◆視野検査

正常な状態で持っているべき視野に、欠損がないかを調べる検査です。この検査で欠損が見受けられれば、緑内障や網膜剥離などの疾患が疑われます。

◆眼圧検査

眼球の内部を満たしている水分・房水(ぼうすい)によってかかる圧力を調べる検査です。房水の供給バランスが崩れると眼圧が高まり、周辺の神経が圧迫され、視野の欠損や、いずれは緑内障へと進行するおそれがあります。

◆眼底検査

眼底、つまり網膜や硝子体、視神経乳頭など多くの重要組織がある眼球内の底(奥)を診る検査です。最新機器を使えば、その内部を断層として見ることができ、将来、緑内障にかかる可能性が高いかどうかまで、解析できるようになってきています。

◆細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)

細隙灯(さいげきとう)と呼ばれる拡大鏡から発される反射光により、眼球の内部や裏側を診る検査です。まぶたの状態から角膜、結膜、水晶体など、多くの組織が診られるため、眼科での基本検査の一つに挙げられます。

これらの検査をいっきに受けるには?目に特化した「眼ドック」も

上記に挙げたほか、眼科では涙の量を計測する「シルマーテスト」や、メガネやコンタクトレンズなど、視力補正用器具の度数が適正かどうかを調べる「レッドグリーンテスト」などがおこなわれています。ただし、これらの検査を一度に受けるのは、時間的にも料金的にも難しい場合が多いでしょう。

そこで、目のための定期検診として上げられるのが「眼ドック」です。医院の規模や設備によって、検査項目はさまざまですが、上記に挙げたような検査は、ほとんどが組み込まれているようです。
また、体全体を調べる「人間ドック」においても、視力検査、眼圧検査、眼底検査は、基本項目に含まれているようです。

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ただし眼ドックにしても人間ドックにしても、基本的な検査でしかありません。例えば、会社の健康診断でもほとんどの場合、視力検査が含まれていますが、単に数値を計測するだけにでは、目に潜む疾患を知るには不十分でしょう。
検査の結果、視力が0.8あったとしても、そこから一歩踏み込み、視力矯正をすることで、1.2まで改善するのか、それとも0.8に止まったままなのかを知ることで、はじめて「これは何か疾患が隠れているかもしれない」といった気づきが生まれるのです。

目の疾患は気づきづらい!だからこそ、まずは自分を疑うこと

では、どうすればいいのでしょうか? まずは、どんなささいなことであれ、自分の感じている症状に、危機感を持つことです。

急激な視力の低下や、明らかに見て取れる充血や腫れ、我慢できないほどの痛みであれば、「これは何かある」と眼科を受診しますが、そうでない場合、「なんとなく調子が悪いだけ」と、放置してしまう方が少なくありません。

以前、緑内障にまつわる『目ディア』の記事<「それって『緑内障』かも!うっかりミスが伝える危険のシグナル」>でもお伝えしましたが、私たちは単に、目だけでものを見ているのではありません。
例えば日常、繰り返し行う動作などは、その場面の一つ一つを脳が記憶し、たとえ視野の一部が欠損していたとしても、脳に刻まれた記憶によって、欠けた視野が補われます。そのため、「なんとなく見えづらさを感じるようになった」「なんとなく手元が狂うことが多くなった」といった症状を放置した結果、緑内障を進行させることにもなるのです。

疑いを感じたら、ささいなことでも眼科へ!危機感こそ“目の愛護”

眼科は、目の病気のためだけにある場所ではありません。ささいな症状や病気もすべて含め、「快適な見えるサポート」をおこなってくれる場所です。ですから、「医者に行く程度ではないな」などと思わず、少しでも違和感を覚えることがあれば、眼科を受診することが大切です。

また、「健康診断やドックの検査だけでは不十分」ともお話ししましたが、そうした検査を受けるに越したことはありません。なぜなら、たとえ視力検査だけだったとしても、そこからわかる疾患も多くあるからです。

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そして、以前よりも視力が低下していたら、生活に支障がなくとも、眼科に相談してみてください。
緑内障や白内障といった疾患から視力が低下している可能性もありますし、気づかないうちにものもらいができており、その腫れが眼球を圧迫。角膜の形が変形してしまい、乱視が進行しているケースもあります。
また最近では、10年も前につくったメガネを、そのままかけ続けている方も少なくありません。何の疾患がなくとも、受診をきっかけに、現状に適した矯正視力を導くことができれば、放置しがちな眼精疲労の症状が癒えるきっかけにもなるのです。

▼眼科で受けられる検査については
目の検査は『視力検査』だけじゃない!知らなかった目に関する『○○検査』

▼緑内障については
それって『緑内障』かも!うっかりミスが伝える危険のシグナル
眼圧を下げるインプラント。緑内障の最新治療『チューブシャント手術』ってどんなもの?

取材・文/大谷享子
目ディア

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