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目の病気

「がん」は目にもできる!眼科医が教える早期発見につながるセルフチェック方法

「がん」は目にもできる!眼科医が教える早期発見につながるセルフチェック方法

日本人の死因No.1であるがん。有名人が患ったことで近年注目を集めている乳がんをはじめ、体のさまざまな部分で発生する病気で、もちろん目も例外ではありません。

がんという病気自体は広く知られていますが、目のがんに関する知識を持っている方はあまり多くないのではないでしょうか?

しかし目のがんも、最悪の場合死に至ることがある恐ろしい病気です。そこで今回は、眼科医の岡野先生に、目のがんについてセルフチェック方法などを詳しく教えていただきました。

自分や家族の健康を守るため、この機会に目のがんについて学んでいきましょう!

発生率の高い“目に見えるがん”は自分でも見つけられる!

目のがん_02

目のがんと一口にいっても、いくつかの種類があります。まぶたや白目などにできる“目で見て変化がわかるがん”だけでなく、眼球の中(網膜やぶどう膜)や涙腺にできる“見えないがん”までさまざまです。

中でももっとも発生率が高いのが、まぶたと白目にできる目に見えるがん。これらの特徴について、岡野先生は次のように教えてくれました。

「目で見てわかるがんには、大きく分けて2つの種類があります。1つは、ホクロのように黒い色をしたもの。そしてもう1つは、色のないものです」。

岡野先生は、それぞれのチェック方法についてこう続けます。

「黒い色がついている場合は、その大きさをチェックしてみましょう。短期間で大きくなるようならがんの可能性があるので、速やかに眼科にかかってください。境目がぼやけているものも要注意ですね。もう一方の色のないものはなかなか判断が難しいのですが、できものが黄色や白ではなく、サーモンピンク色をしていたらがんの可能性があります」。

目に見えるがんは、日頃から観察することで早期発見することが可能です。上記のチェックポイントをしっかりと覚えて、鏡で確認する習慣をつけておきたいものです。

ものもらいを繰り返す場合はがんを疑ってみて

目のがん_03

まぶたにできるがんと間違われやすいのが、身近な目の病気であるものもらいです。特にものもらいができやすい体質の方だと、まぶたに突起物ができても、「どうせまたものもらいだろう」とサインを見逃してしまうことがあります。

岡野先生は次のように語ります。「手術で切ったのに同じ場所に繰り返しものもらいができるなどの場合は、もしかするとがんかもしれません。患部がサーモンピンク色の場合は、さらにその可能性が高いといえるでしょう」。

同じ場所にものもらいを繰り返す場合は、一度がんの検査を受けてみるのがおすすめ。引っ越しなどの理由でかかりつけの眼科が変わっている場合は、まずは同じ場所に繰り返しものもらいができていることを医師に相談してみましょう。

目のがんを侮ってはダメ!転移して死につながることも……

目のがん_04

がんの恐ろしいところは、やはり全身に転移してしまうことでしょう。残念ながら目のがんも例外ではなく、脳や肺、リンパなどにも転移します。もちろん、悪化すれば死につながることもあるのです。

命を守るためのポイントは、やはり早期発見・早期治療。小さいものであれば患部を切除し、完治を目指せます。「目に黒いものができているけれど、痛みもないし大丈夫」などと放っておくと、取り返しのつかないことになるかも……。異変を感じたら、すぐに眼科にかかるようにしてください。

今回は発生率の高い目に見えるがんを中心にご説明しましたが、冒頭でも触れたとおり、目に見えないがんもあります。

これを発見するためには、定期検診が必要不可欠。「視力には問題がないから大丈夫」「検診のためだけに通院するのが面倒」などという理由で長らく眼科にかかっていない方も、ぜひ1年に1回は眼科検診を受けるようにしてくださいね。

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<参考>
【特集記事】認知度の低い、眼にできるがん | 再発転移がん治療情報
http://www.akiramenai-gan.com/medical_contents/disease/disease16/62373/
眼腫瘍 | 希少がんセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/eye_tumor/index.html

文/中島香菜
目ディア

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目の病気

人相が変わってしまうことも……目の内側の脂肪がポコッと飛び出す『眼窩脂肪ヘルニア』とは

人相が変わってしまうことも……目の内側の脂肪がポコッと飛び出す『眼窩脂肪ヘルニア』とは

みなさんは、『眼窩脂肪ヘルニア』という目の病気をご存知でしょうか?

眼窩脂肪ヘルニアとは、目の内側の脂肪がふくれて飛び出してくる病気。基本的に健康被害はありませんが、人相が変わるなど見た目が悪くなったり、大きくなると目を動かす際に邪魔になったりします。

今回はそんな眼窩脂肪ヘルニアについて、発症する原因や治療法などを、眼科医の岡野先生に教えていただきました。

眼窩脂肪ヘルニアとは?目の下のたるみにつながることも

眼窩脂肪ヘルニア_02

眼窩脂肪ヘルニアとは、先述のとおり目の内側の脂肪が盛り上がってふくれてくる病気です。

脂肪を支えている靭帯がゆるむことが原因で、そのすき間から焼き餅がふくれるように脂肪が飛び出すのです。靭帯のゆるみは加齢によって起こるので、中年~高齢者に多く見られます。

また、脂肪量が多いほうが発症しやすいため、肥満体型の方もなりやすいといわれています。

できる場所は、主に目の上の外側。ただし下にできることもあり、そうなると目の下のたるみにもつながります。

大きさによっては、目の形が変わって人相が悪くなってしまうことも……健康被害はないとはいえ、場合によっては治療が必要になることがある病気なのです。

眼窩脂肪ヘルニアはどうやって治療するの?

眼窩脂肪ヘルニア_03

眼窩脂肪ヘルニアの基本的な治療は、外に飛び出た脂肪を靭帯の中に押し戻し、靭帯を縫い合わせて閉じるというもの。脂肪量が著しく多い場合を除いては、この方法で元に戻すことが可能です。

ただし、脂肪の量が多くていくら押し込んでも入り切らない場合は、レーザーで切って脂肪を吸引します。

これらの処置は眼科でも受けられますが、美容皮膚科でも対応しているところは多くあります。通いやすさや金額などを考慮して、自分に合った医院を選んでください。

眼窩脂肪ヘルニアは「悪性リンパ腫=がん」と間違えられることも……

眼窩脂肪ヘルニア_04

先述のとおり、眼窩脂肪ヘルニアは基本的に健康被害がない病気です。見た目を害することはあっても、放っておくと失明につながるなどといったことはありません。

しかし、眼窩脂肪ヘルニアは悪性リンパ腫、つまりがんと間違えられることがあります。悪性リンパ腫だった場合、早く治療しないと転移してしまう可能性があり、最悪の場合死に至ります。

見極めるポイントは、「動き」「色」です。眼窩脂肪ヘルニアはその周囲を指で押すと動きますが、悪性リンパ腫は動きません。また、眼窩脂肪ヘルニアは薄い黄色ですが、悪性リンパ腫はサーモンピンク色をしています。

「セルフチェックでは不安」という方は、ぜひ一度眼科の先生に相談してみてくださいね。

眼窩脂肪ヘルニアの治療は、基本的にはそれほど大がかりなものではありません。切除せずに元に戻せることも多いので、「見た目が気になるけれど治療が怖い」という方も、まずは眼科で相談してみてはいかがでしょうか?

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文/中島香菜
目ディア

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