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白目の小さなシミ「結膜母斑」発生の原因や治療の必要性など、気になるあれこれを眼科医が解説!

白目の小さなシミ「結膜母斑」発生の原因や治療の必要性など、気になるあれこれを眼科医が解説!

「白目にシミのようなものがあって、目立つ気がする……」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?周りから見れば気にならない程度の小さなシミでも、本人にとってコンプレックスになることはあるもの。また、見た目には気にならないけれど、健康上の問題はないのかと不安な方もいることでしょう。

そこで今回は、そんな目のシミ=結膜母斑について、眼科医の岡野先生に詳しくお話をうかがってきました。

結膜母斑ってどんなもの?治療は必要なの?

結膜母斑_02

結膜母斑とは、目にできる茶色がかったシミのようなもの。大きさや形は人によって異なりますが、白目に大きめのものができると、周りから見て目立つ場合があります。

しかし、岡野先生によれば、結膜母斑は多くの方にあるものなのだそう。

「目をよくよく観察すると、ほとんどの方に結膜母斑は見られます。自分にはないと思っていてもそれは勘違いで、小さくて目立たないだけ。つまり、決して珍しいものではないんですよ」。

そんな結膜母斑は、遺伝的な要因でできる場合がほとんどです。生まれつき目に存在しており、思春期を迎える頃までは大きく成長することもありますが、それ以降は基本的に拡大しません。

なお、結膜母斑は全身にあるホクロのようなものなので、基本的には治療の必要はありません。ただし、眼球ではなくまぶたにできた場合は悪性化しやすいので、治療をすすめられることもあります。

結膜母斑の大きさや色が変わってきたら治療が必要!

結膜母斑_03

ただし、眼球にできた結膜母斑でも、治療が必要になることもあります。これについて、岡野先生は次のように教えてくれました。

「確率的にはまれですが、結膜母斑が悪性化して、悪性黒色腫になることがあるんです。悪性黒色腫とは、わかりやすくいうと目のガンですね。思春期以降しばらくなんの変化もなかったのに、50代・60代になって急に悪性化する……というのがよくあるケースです」。

結膜母斑が悪性黒色腫になると、色が黒っぽく変異します。しかし、結膜母斑はもともと小さなシミなので、自分では気づかないケースも多いのです。黒目の境目あたりにある場合は、さらに見つけにくくなるでしょう。

これを防ぐには、きちんと眼科で定期検診を受けて、プロに目の状態をチェックしてもらうことがとても重要。最近は検査結果の画像を記録として残しておくようになっているので、定期検診を受けさえすれば、シミの色や大きさに変化がないか一目瞭然です。

結膜母斑の治療方法&悪性化を防ぐ方法とは?

結膜母斑_04

結膜母斑は基本的に治療する必要がありませんが、どうしても見た目が気になる場合は、取り除くこともできます。

主な治療方法は手術になります。茶色くなった部分を切除して、元どおりに縫い合わせたら終了です。ただし、手術を受けると傷跡が残ってしまう可能性もあります。担当の医師とよく相談し、リスクを理解したうえで選択しましょう。

また、レーザーで治す方法もありますが、こちらも治療回数が多くなってしまったり、後遺症として飛蚊症に悩まされるリスクがあったりと、デメリットもあります。

結膜母斑の悪性化を予防する方法としては、紫外線をカットできるメガネやサングラスをかけることが効果的です。紫外線には細胞をガン化させる働きがあるため、特に日差しが強くなるシーズンは、これらのアイテムを上手に活用して目を守りましょう。

なお、よく「レンズの色が濃い=紫外線をカット力が高い」と認識している方がいますが、これは誤りです。真っ黒のサングラスで紫外線をまったくカットしないものや、透明のレンズでしっかり目を守ってくれるものもあります。購入時にきちんと確認するようにしてください。

そして、先述のとおりきちんと眼科に通うことも欠かせない予防です。かかりつけの眼科を見つけて、年に1回は通うようにしましょう。

結膜母斑は決して悪いものではありませんが、気になる場合は治療で治すこともできます。また、治療しない場合でも注意して経過観察してあげることは必須。結膜母斑の悪性化に限らず、あらゆる病気を防ぐためにも、大切な目をきちんとメンテナンスしてあげる習慣をつけてくださいね。

▼気になる目の病気はこちらもチェック!
目のトラブルについて~緑内障~(ロート製薬 商品情報サイト)
目のトラブルについて~白内障~(ロート製薬 商品情報サイト)
加齢黄斑変性とは?(ロート製薬 商品情報サイト)

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【参考】
結膜母斑 | 横浜のきくな湯田眼科
http://www.yudaganka.jp/treatment-picup/91.html
【健百】目玉にできる眼球がん (希少部位のがん4) | あなたの健康百科
http://kenko100.jp/articles/121005001697/#gsc.tab=0
眼科専門医が教える。アラフォーから意識したい目の加齢対策とは|メガネスーパー 眼鏡(めがね、メガネ),コンタクト,サングラス,補聴器販売
http://www.meganesuper.co.jp/kodawari/course/int_03/

文/中島 香菜
目ディア

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診断

中高年になると増える目の病気
『加齢黄斑変性症』セルフチェック

中高年になると増える目の病気<br />『加齢黄斑変性症』セルフチェック

日本ではあまりなじみのなかった目の病気、『加齢黄斑変性症』が年々急増しています。片方の目から症状が起こるために非常に見落としがちなこの病気、実は簡単に自分でチェックする方法があるのです。

▼『加齢黄斑変性』の詳しい記事はコチラ
欧米では失明原因の第1位!日本人にも増殖中の『加齢黄斑変性』ってどんな病気!?

50歳以上の80人に1人が発症!早期発見するにはセルフチェックを

『加齢黄斑変性症』は、アメリカでは成人の失明原因のトップを占める病気です。これまで日本では少ない病気だと考えられていましたが、社会全体の高齢化や食生活の欧米化により年々急増しています。最近では50歳以上の1.2%(80人に1人)が患っているとも言われ、中高年にとっては他人事ではない病気です。

この加齢黄斑変性症を早期に発見するためには、日ごろからのセルフチェックが大切です。あなたの普段の見え方を思い出しながら、次の3項目をチェックしてみましょう。

【加齢黄斑変性症/視界チェックリスト】

その1・・・物がゆがんでみえる

(例)人の顔を正面から見ると、鼻の周辺がゆがんでみえる。

その2・・・視野の中心がぼやける

(例)人の顔を正面から見ると、鼻や目の辺りが判別しにくくなる。

その3・・・視野の中心が黒ずむ

(例)人の顔を正面から見ると、鼻の周辺が暗く、見えにくくなる。

この3つは、加齢黄斑変性症の代表的な症状です。ひとつでも当てはまる項目がある人は、加齢黄斑変性症の可能性があります。

見るだけでわかる!超簡単な『アムスラーチャートテスト』

加齢黄班変性症の3大症状にひとつでも当てはまった人は、次に『アムスラーチャートテスト』をおこなってみましょう。

●アムスラーテストとは?
アムスラーチャートと呼ばれる碁盤の目のような図を使った視野検査の一種。見え方をチェックするだけで、加齢黄斑変性症の早期発見につながります。

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出典:Retina Specialists−Screening for eye diseases

① アムスラーチャートを用紙に印刷して、壁に貼り付ける。
  (※またはPC画面に表示する)
② 用紙から約30センチ離れる。
  (※またはPC画面から30センチ離れる)
③ 右目を右手で覆い、左目のみで表の中央にある黒い点を見つめる。
④ 右目も同様におこなう。

※注意点※
・普段、メガネや老眼鏡をかけている人は装着したままおこなう。
・両目同時におこなうのではなく、必ず片目ずつチェックをおこなう。

いかがでしたか?
下記の画像のように、チャートが薄暗く見えたり、ゆがんで見えたり、欠けて見えたりする場合には加齢黄斑変性症の可能性があるので要注意!早めの眼科受診をおすすめします。

amsler_03
出典:Irregular Webcomic!−Eye check

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出典:J.L.McAteer−Eye Problems

加齢黄班変性症の治療が遅れると、日常生活すら困難になることも…

加齢黄斑変性症は進行するほど治療が困難になるため、早期発見が何よりも大切です。とはいえ、30~40代の男性にはいまいちピンとこないかもしれません。
そこで『加齢黄斑変性症ドットコム』に寄せられた患者さんの体験談の一部をご紹介します。

【高橋さん(仮名)75歳】
■40歳で左目に、68歳で右目に発症

“昨日まで見えていたところが見えなくなっている。そうやって、毎日だんだん見えなくなっているということが明らかになるので、焦ったわけですね”

出典:加齢黄班変性症ドットコム−患者さんの体験談

“両眼が歪んでぼやけている状態では水平や直線がわからないので、普段は足元にも気をつけていたんですが、家のことでバタバタしているときに、うっかり足を変な角度に下ろして転んでしまい、骨折しました”

出典:加齢黄班変性症ドットコム−患者さんの体験談

“食事も工夫しています。お子さんが給食で使うような、仕切りつきのお皿で出すんです。お皿をいくつも並べると、見えないためにまったく手をつけていないお皿とかが出てくるんです。だから、仕切りつきのお皿におかずを全部乗せるんですが、それでもおかずが乗っているのに気付かないことがあります。いつも同じところを食べるのでね”

出典:加齢黄班変性症ドットコム−患者さんの体験談

このように、加齢黄斑変性症が進行してしまうと、足元がよく見えずに転んでしまったり、テーブルの上のお皿が見えず、うまく食事ができないなど、普通の日常生活が困難になってしまいます。

自分だけは大丈夫と過信せず、50歳を過ぎたら定期的なセルフチェックを習慣にしましょう。あなたの目は、何物にも変えられない一生の“視産”なのですから。

▼目もアンチエイジング!
加齢黄斑変性とは?(ロート製薬 商品情報サイト)

【参考】
加齢黄班ドットコム−自己チェック http://www.kareiouhan.com/selfcheck/
『これで安心!中高年の目の病気~白内障・緑内障・加齢黄斑変性など』湯澤美都子/監修、服部隆幸/監修(高橋書店)
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