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白内障の手術でメガネいらずの目になれる?白内障治療のホントを徹底解説

白内障の手術でメガネいらずの目になれる?白内障治療のホントを徹底解説

白内障は、年をとれば誰もがかかる病気といっても過言ではありません」スマイル眼科クリニックの岡野先生は、このように語ります。主に加齢によって引き起こされる白内障は、人間の寿命が延びた今、誰もが経験する目の病気といえるのです。

しかし、だからこそ治療方法がきちんと確立されており、決して怖がる必要はありません。むしろ、白内障の治療を受けることで、意外なメリットもあるのだとか……!

今回は、そんな身近な病気「白内障」について、岡野先生にご説明いただきました。

白内障ってどんな病気なの?

専門家に聞く白内障_2

白内障は、目の「水晶体」の病気です。水晶体とは、カメラでいうところのレンズにあたる部分。光をとり込んだり、ピントを調節したりする大切なパーツです。

白内障にかかると、この水晶体の中にあるたんぱく質が白く濁り、これまでのように光を通さなくなることで視力が低下します。

この白内障の主な原因は、先にも述べたとおり加齢です。岡野先生によると、30代から発症する方もいるのだとか。「おじいちゃん、おばあちゃんがかかる病気」と思って油断している方も、すでに病気が進行しているかもしれません。

また、糖尿病患者の方やアトピー治療でステロイドを使用している方、もしくは事故によって目にケガを負った方などは、その影響で若くして白内障になる場合もあります。

目がかすむ、これまでよりも光を眩しく感じる、メガネが合わなくなるなどの症状がある場合は、白内障の心配がないか眼科でチェックしてもらうようにしましょう。

▼目のかすみが気になる方はこちらもチェック!
甘くみていると失明の危険も!? 目がかすむ原因と対策

白内障の治療方法とは?

専門家に聞く白内障_3

白内障の治療法は、手術で水晶体を取り除き、人工のレンズに交換するというものです。とはいえ、白内障になったらすぐに手術をしなければならないわけではありません。視力が0.7を下回るなど、生活に支障が出てきた場合には手術を受けることをお勧めします。

なお、内服薬や点眼薬による予防もできますが、これらは白内障に「ならないようにする」ものではなく、「進行を遅らせる」ものです。根本的な解決にはならないことを理解しておきましょう。

白内障の手術は怖くない!それどころか、意外なメリットも!?

専門家に聞く白内障_4

「手術」と聞くと不安に思う方が多いかと思いますが、白内障の手術で使用する器具は非常に小さく、目に1.8mmほどの穴を開けて処置を行います。穴を開けるといっても、血は1滴も出ません。

なお、手術にかかる時間も、短ければたった5~10分ほど。ほとんどの場合は日帰りで手術でき、仕事などに差し支えることもありません。

また、白内障の手術には、視力が改善するというメリットもあります。手術で入れる人工レンズに「多焦点眼内レンズ」を選べば、視力やピント調整力が改善されるため、メガネを使う必要がなくなるのです。

近年人気が高まっているレーシックを受けずとも、白内障治療をしてしまえば、よく見える目が手に入ります。

▼多焦点眼内レンズについてもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!
白内障手術の新たな選択肢 『多焦点眼内レンズ』ってどんなもの?

ただし、白内障の手術では、まれに人工レンズの位置が狙った位置からずれることがあります。これは、手術の制度上どうしても避けられないリスクなのです。そうなった場合、狙った位置にピントが合わなくなりますが、眼鏡で調整するか、どうしても気になる場合はレーシック手術を併用することで問題なく見えるようになります。

手術後の再発・後遺症があるって本当?

専門家に聞く白内障_5

白内障の手術を受けた後は、以下のような症状が出る場合があります。

後発白内障

手術で濁ったたんぱく質をすべて除去することは大変難しく、それが増殖して再び人工水晶体の後面に薄く広がることがあります(これを「後発白内障」と呼びます)。

ただし、この場合はレーザーで簡単に取り除く処置ができ、白内障再手術のような大がかりな治療は必要ありません。眼科医の先生に術後の経過をきちんと診てもらっていれば、心配することはないでしょう。

飛蚊症

飛蚊症とは、蚊のように小さな点が浮遊しているように見える状態のこと。「白内障の手術後に飛蚊症になった」という方はしばしば見られます。

しかし、この認識は誤り。実は、手術前から飛蚊症ではあったものの、気づいていなかったというケースがほとんどなのです。手術したことで目がよく見えるようになり、初めて自身が飛蚊症であることに気づきます。

「手術をしたことで目が悪くなった」などということはないので、安心してください。

▼飛蚊症についてもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!
目に潜んだ病を告げるサインかも!視界に虫が飛んでいるように見える『飛蚊症』とは?

なお、こうしたトラブルが起きやすいのは、手術後すぐから3ヶ月ほどの間といわれています。この期間はこまめに通院し、眼科医の先生に状態をチェックしてもらいましょう。その後は普通の方と同じように、定期検診を受ければ問題ありません。

5~10分ほどで終わる手術、視力改善することもある、などの情報を知り、白内障に対するイメージが変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「最近目の不調を感じているけれど、手術が必要なんて言われたらどうしよう……」などと感じている方も、ぜひ怖がらずに通院してみてくださいね。

▼併せて読みたい白内障に関する記事はコチラ!
目のトラブルについて~白内障~(ロート製薬 商品情報サイト)
幻想的な数々の絵画に隠されたヒミツ あの天才画家は実は白内障だった!?

文/中島香菜
目ディア

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目の病気

30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

中高年と呼ばれる年代にさしかかると、老眼をはじめとしたさまざまな目のトラブルが起こりやすくなります。今回は、黒目の輪郭が白く濁る『老人環』についてご紹介します。

加齢によって急増する目のトラブル。その代表的な症状が『老人環』

職場ではPCを、プライベートではスマホを使うのが当たり前となった現代社会では、目の果たす役割は大きくなる一方です。
そのため、目の疲れやトラブルは困りもの。「見えにくさ」は「暮らしにくさ」に直結します。長い人生を充実して送るためには、目の健康維持がとても重要です。

しかしながら、目の機能は年齢とともにどうしても衰えてしまいます。多くの方が40歳ごろから老眼を実感するようになり、50歳をすぎるころから目のさまざまな部分にトラブルが生じるようになります。

老人環_02

そして、そのトラブルは角膜に生じることもあります。その1つが、今回ご紹介する『老人環(ろうじんかん)』です。

黒目が白く濁る原因は、長い年月で蓄積したコレステロール

「久しぶりに鏡を見たら、黒目の輪郭が白く濁っていてビックリした」、「黒目の周りが白くなって、どんどん広がってきた」などの自覚症状はありませんか?これは、老人環の代表的な症状です。

本来ならば黒いはずの黒目の周りがリング状に白く濁ることから、慌てて眼科を受診する中高年の方が多いそうです。実はこの老人環、歳をとれば誰にでも起こる老化現象なのです。

老人環_03

通常、角膜と呼ばれる黒目の膜は視界をさえぎることがないように無色透明です。それが加齢によって血流に変化が起こり、血管から漏れ出した“リポタンパク質”“コレステロール”などの脂質が、透明なはずの角膜内に貯留することで白く濁って見えるのです。

老人環の初期症状は、角膜の下の部分に少しずつ白い濁りが現れることから始まります。その後ゆっくりと上に広がっていき、最終的には輪の形に繋がります。

幸いなことに角膜の中心部にまで広がることはないため、視力や見え方に影響することはありません

「以前のようなきれいな黒目に戻してほしい」という理由で眼科を受診する方もいるそうですが、残念なことに老人環にはこれといった治療法がありません。
今の医学では黒目を元に戻すことはできないのです。

30代の若さで老人環を発症した場合、他の病気が潜んでいる可能性も!

実はこの老人環、女性よりも圧倒的に男性の方が発症しやすい、という研究データがあります。

男性を年代別にみると、
40歳から60歳の約60%、
70歳から80歳の約90%に、老人環が見られたそうです。

前項でもお伝えした通り、老人環の原因は、長い年月をかけて角膜組織に貯留したコレステロールなどの脂質です。どんなに食事に気をつかっていても、脂質をまったく含まない食生活を送ることは困難ですから、老人環に見舞われるのは、ある意味自然なことでもあります。

老人環_04

ただし、40歳より前に発症したら注意が必要です。この場合は老人環ではなく、『若年環(じゃくねんかん)』と呼びます。
20代や30代で発症すると、高脂血症心血管異常などが隠れている可能性が高いそうです。すぐに内科を受診して、精密検査を受けることを強くおすすめします。

目に現れる症状の裏には、さまざまな病気が潜んでいる可能性があります。日常生活で目の変化に気づいたら、すぐに眼科を受診して原因をつきとめてください。それこそが、目の健康を維持する秘訣です。

▼中高年が気になる目の症状についてはコチラ
いま、中高年に増えている黄斑疾患 『黄斑円孔』の症状と正しい治療法って?

中高年になると増える目の病気『加齢黄班変性症』セルフチェック

「目やに」は加齢と炎症のサイン!目やにの種類別に見る原因と対策

【参考】
兵庫県西宮市ふじもと眼科-目の疾患・治療|「黒目の周辺が白く濁っているのですが」
http://www.fujimotoganka.com/shikan_chicyo/roujinkan.html
老人環は年齢と共に現れる治療のいらない老眼現象
http://presbyopia.jp.net/koneta/eye-arcus-senilis/

文/深山由佳理
目ディア

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