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「年をとると涙腺がゆるむ」って本当!? もしかしたらそれ、『涙目』の症状かも!

「年をとると涙腺がゆるむ」って本当!? もしかしたらそれ、『涙目』の症状かも!

「年をとると、涙腺がゆるくなってねぇ」——。
ドラマでも、日常生活でもお馴染みのフレーズ。

ですがこれ、医学的に証明できるのでしょうか?
眼科医・岡野先生に尋ねたところ、見えてきたのは、ひと口には語れない涙のメカニズム。
さらにデスクワーカーを悩ませる、『涙目』という症状まで見えてきました!

眼科医の見地からズバッと斬る!「年をとると涙腺がゆるむ」はウソ

単刀直入に言いましょう。
「年をとると涙腺がゆるむ」——。それは、あり得ません。
医学的な話をすれば、そもそも涙腺には、「ゆるむ」という表現が見合う、蛇口のような器官が存在しないからです。

合わせて、人間の肌を例に考えてみましょう。
肌は加齢によって水分の分泌量が少なくなり、カサつきを感じ始めます。
涙を分泌する器官である涙腺も同様、年を追うごとに機能が低下し、分泌量が減っていきます。
つまり「年をとると涙腺がゆるむ」=「年をとると涙がよく出る」とは正反対、眼科医の見地からすると、むしろ「年をとると涙が出づらくなる」というほうが正しいのです。

しかし「年をとると涙がよく出る」と感じるのは、間違いではありません。
なぜ、涙腺の状態とは正反対、矛盾とも言える感覚に見舞われるのか?
それを知るには、そもそも「涙」とは何なのかを知る必要があります。

加齢で「脂」が減少!それでも目を守ろうと「塩水」が過剰分泌される

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涙は主に「塩水・脂・タンパク質」の3つで成り立っています。
私たちは「涙」と聞くと、さらさらととろみのない液体を思い浮かべますが、これは「塩水」の割合が多い状態。
しかし塩水ばかりでは、空気に触れるとすぐに乾いてしまい、目を守るには物足りません。
目は、涙に含まれた「脂」によって乾燥から守られ、「タンパク質」によって栄養が届けられるのです。

3つのうち、加齢とともに特に減少するのが「脂」。
脂が不足した涙では、目を乾燥から守るには不十分のため、それをどうにか補おうと、体はひたすら「塩水」を分泌させようと躍起になります。

程よくタンパク質(ムチン)や脂を含んだ「とろっとした涙」と、塩水のみの「さらさらとした涙」。
前者は粘度によって、まぶたの内側にとどまりますが、後者は目からこぼれ落ちるため、「涙が出ている」と認識しやすくなります。
加齢によって涙全体の分泌量は減少しているものの、「さらさらとした涙」が分泌される割合が増えるため、「年をとると涙が出やすくなる」と勘違いをしているのです。

孫の成長に号泣!さらさらとした涙は、感情の高ぶりで分泌される!?

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出典:ヘルスケア倶楽部−目の健康

この勘違いを引き起こすには、もうひとつの要因があります。
実は、「塩水」と「脂」では分泌される器官が異なり、「脂」の減少に乗じて、「塩水」が躍起に分泌される器官は、感情に左右される側面が大きいからです。

「塩水」は「涙腺」から、「脂」は「マイボーム腺」から分泌されますが、前者は、感情をコントロールする脳の器官「前頭前野」と深い関わりを持ちます。
感動的な場面に出会ったとき、また悲しい場面に遭遇したとき、前頭前野が涙腺を刺激。
加齢とともにさまざまな経験を積めば、その分、感情が豊かになるため、ちょっとしたことでつい涙…という状況を生み出しているのでしょう。

加齢だけじゃない!「脂」を補う「塩水」の過剰分泌は「涙目」の症状

一方、「脂」が分泌される「マイボーム腺」は、まつげの生え際に沿うように存在し、パチパチとまばたきをすることで機能します。
まばたきによって、ポンプのように押し出されてくるのです。

つまり正常にまばたきができていないと、涙に含まれる「脂」の量が減り、目が乾燥しやすくなります。
すると先に説明したように、「塩水」が多く分泌され始める。
「妙に涙がよく出るなぁ」と感じたら、これは『涙目』という症状です。

となれば、「年をとったから…」と放っておいてはいけません。
『涙目』とは言わば、ドライアイの発症を告げるシグナルです。

『涙目』は、加齢に関わらず発症します。
とりわけ、仕事に集中を強いられるデスクワーカーは要注意。あまりに集中が続くと、まばたきを忘れてしまうことがあります。
正常にまばたきができる=正常に「脂」が分泌される環境をつくるため、パソコンと目の距離を調整したり、適度に休憩をとったりなどの対策が必要です。
それでも、あまりに涙が出るようなら、アレルギーや逆さまつげなどの要因も考えられるので、早めに眼科を受診しましょう。

▼「最近涙が出やすくなった」と感じる方は、こちらもどうぞ!
目のトラブルについて~なみだ目~(ロート製薬 商品情報サイト)

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見えた色の数によってはもしかしたら、あなたは「4色型色覚者」かもしれません!

取材・文/大谷享子
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目から鉄の匂いがする!?涙があふれて止まらない目の病気『涙嚢炎』とは

目から鉄の匂いがする!?涙があふれて止まらない目の病気『涙嚢炎』とは

「目から鉄のような変な匂いがする」「悲しいわけでもないのに、常に涙が止まらない」このような目の症状に悩んでいる人は、『涙嚢炎』という目の病気かもしれません。放置していると、炎症がひどくなって目や鼻の周りが赤く腫れあがり、強い痛みをともなうようになることもあります。

ここでは、涙嚢炎について解説するとともに、その原因や対処法についてもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

涙嚢炎ってどんな病気?

涙嚢(るいのう)とは、鼻の付け根にある袋状の器官で、涙道と呼ばれる涙液(涙)の通り道の一部です。下まぶたをめくってみると、目頭あたりのまぶたのふちに、小さな穴が開いているのが分かります。これを、涙点(るいてん)といいます。

涙点に流れ落ちた涙液は涙小管(るいしょうかん)と呼ばれる細い管を通って涙嚢にたまります。そして最終的には、鼻涙管(びるいかん)という鼻の奥につながる管に流れていき、鼻腔へと排出されます。

泣いているときに限らず、涙腺では、眼球をうるおすために常に少量の涙液がつくられています。そのため、なんらかの理由で涙液の排出が上手くいかなくなると、涙嚢にいつも水分がたまった状態になります。涙嚢にたまった涙液が細菌に感染し、涙嚢が炎症を起こしている状態が、涙嚢炎です。

目から鉄の匂いがする!?涙嚢炎の症状とは

涙嚢炎_02

涙嚢炎を起こすと、涙や目から鉄のような匂いがすることがあります。これは、涙嚢が細菌感染によって化膿していることが原因だと考えられます。そのほかの症状は、慢性か急性かによって異なります。

【慢性涙嚢炎の場合】

泣いていなくても常に涙が出る目やにが出る、といった症状があります。ただし、涙液の分泌が少なくなっている人の場合、涙はあまり出ずに目やにだけが出ることもあります。また、目やにには、炎症により生じたうみが混じっていることもあります。

【急性涙嚢炎の場合】

涙嚢炎が急激に悪化した状態を、急性涙嚢炎といいます。多量の目やにが出るほか、炎症が涙嚢だけでなくその周辺組織にまで及んでいる場合は、鼻の付け根あたりの強い痛み、皮膚の赤い腫れを生じます。

症状がさらにひどくなると発熱をともなうこともあり、最悪の場合は、脳髄膜炎に発展する可能性があります。

なぜ涙嚢炎になる?予防できるの?

涙嚢炎の最も大きな原因は、涙嚢から涙液が流れる鼻涙管が狭くなってしまうこと(鼻涙管閉塞)で、涙液の排出が滞ることにあります。

鼻涙管閉塞を引き起こす原因は、主に、鼻炎や蓄膿症といった鼻に関する病気です。そのほか、結膜炎などで目に異常がある場合は、それらの炎症が鼻にも広がってしまうことで、鼻涙管が狭まっていることもあります。

また、これらの後天的な原因だけでなく、先天的な鼻涙管の形成異常が原因となっている場合もあります。後天性鼻涙管閉塞の場合は、鼻や目の病気がひどくなる前に適切な治療を受けることがひとつの予防法になりますが、先天性鼻涙管閉塞の場合は、予防法がありません。

涙嚢炎の治療法は?

涙嚢炎_03

前述のとおり、涙嚢炎の主な原因は鼻涙管閉塞であるため、涙嚢炎を根本的に治療するには、鼻涙管閉塞を治すことが不可欠です。慢性と急性、それぞれの治療法は以下のとおりです。

【慢性涙嚢炎の場合】

先天性の鼻涙管閉塞は特に新生児に多く起こるといわれていますが、ほとんどは自然に治るか、涙嚢があるあたりを毎日マッサージすることで改善されます。ただし、涙嚢マッサージは独断では行わず、一度正しいやり方を眼科医に教わることをおすすめします。

また、後天性の場合は、涙嚢にうみがたまっていないことを確認できれば、ブジーと呼ばれる細い針金のような道具を涙点から刺し、鼻涙管内の閉じた部分を開放する処置を行います。ただし、これだけではしばらく経つと開放部がもとに戻ってしまうことも少なくありません。

改善が見られないときは、シリコンでできた細いチューブを鼻涙管内に留置して鼻のとおりをよくしたり、涙嚢そのものを手術で取ってしまったりする治療法も使われます。

【急性涙嚢炎の場合】

急性涙嚢炎の場合は、まず何よりも炎症を抑えることが重要です。そのため、感染の原因となっている細菌を特定し、抗生物質を使用して炎症を沈めることからはじめます。その後、鼻涙管内に閉塞が見られるならば、慢性涙嚢炎のときと同様の治療法を用いて、狭まった鼻涙管を広げる処置を行います。

いかがでしたか?目の健康を維持するために定期的に眼科に通っている人もいるかもしれませんが、これは涙嚢炎の予防としても大変有効です。近くにかかりつけの眼科を見つけて、目に異常がないかこまめにチェックするようにしましょう。

▼そのほかの目の病気については、こちらの記事がオススメ!
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瞳孔が黒いまま視力が下がる・見えなくなる――「黒内障」ってどんな病気?
花粉症シーズンは要注意!白目がゼリー状に腫れる症状は【結膜浮腫】かも?
進行すると失明の危険も!原因不明の眼疾患『円錐角膜』ってなに?

<参考>
涙から鉄の匂いがする原因とは?涙に「鉄分」って含まれてるの?
https://naturalkun.xyz/namida-tetunonioi-tetubunn-884
涙嚢炎の症状・原因・治療 Doctors Me(ドクターズミー)
https://doctors-me.com/doctor/eye/45
鼻涙管閉塞、涙嚢炎とはどんな病気か|gooヘルスケア
https://health.goo.ne.jp/medical/10A11000
涙のう炎-MEDLEY(メドレー)病気事典
https://medley.life/diseases/item/5518d5fc6ef458904085cdb7
【医師監修】涙が止まらなくなる涙嚢炎(るいのうえん)とは?|ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/034225/

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