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ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?

ドライアイだけじゃない!眼科医が指摘する「夏に注意すべき目の症状」とは?

夏に注意すべき目の症状の代表格が、すでにプール熱の症状の一つとしてご紹介した「結膜炎」、そして「ドライアイ」です。

しかし、夏に注意するべき目の症状は、この2つだけではありません。

▼プール熱によって起こる症状のおさらいはコチラ!
大人もかかる夏の病プール熱!原因と対策をチェックして、もっと夏を楽しもう♪

そこで今回は、夏には目にどんな症状が起こりやすくて、どうすれば防止できるのか、あらゆる症例を知る眼科医・岡野先生に聞いてきました!

冷房の効いた室内環境は「ものもらい」の発症も引き起こす!

夏バテ防止のツボやケア方法_02

外は暑く湿気っていても、冷房の効いた室内は、とても乾燥しています。

この乾燥から引き起こされるのが「ドライアイ」です。また、もう一つ注意したい症状が、意外に思われるかもしれませんが「ものもらい」だそうです。

湿気に満ちた夏場の外気は、目に見えない細菌であふれています。

これらの菌が目のまわりに付着し、さらに暑さによる疲れから免疫力が低下していると、まさに“弱り目に祟り目”。通常なら反応しない菌に対しても、炎症が起こるリスクが高まるのです。

夏の暑さと湿気による細菌の増殖と、夏バテによる免疫力の低下。

この2つの要因から、ものもらいにかかりやすくなります。冷房で冷やされた室内環境が、さらにものもらいの発症の危険性を高めます。

菌が巣くった目のまわりの油脂分が冷房によって冷え固まり、そこに停滞することから、ものもらいがより発症しやすくなるというワケです。

冷房の温度は少なくとも26度に設定!モニターの高さも再確認を

夏バテ防止のツボやケア方法_03

ドライアイのリスクも、ものもらいのリスクも軽減するには、どちらの要因でもある冷房の設定温度を見直すことが大切です。

冷房の設定温度はクールビズが推奨している28度が理想的ですが、それでも暑く感じることの多い最近の日本の夏。どんなに暑くても、冷房の設定温度は少なくとも26度にとどめるようにしましょう。

また、これは夏に限ったことではありませんが、パソコンを使用した仕事をしている人は、モニターの高さを見直すことも大切です。

パソコンのモニターの位置が高めに設定されていると、モニターを見上げて作業することになります。

すると、自ずとまぶたが大きく開くことから、外気にさらされる眼球の面積が広くなり、より目が乾燥しやすくなるのです。

そして、ものもらいを防止するには「目だけでなく、体全体を健康に保つことが欠かせません」と岡野先生は指摘します。

暑さによる睡眠不足や食欲低下は、夏バテの原因となります。免疫力が低下した結果ものもらいを発症することになるため、冷房と上手にお付き合いをしながら、夏を乗り切るようにしましょう。

冬に発症する「雪目」があれば「夏目」もある!紫外線に要注意

夏バテ防止のツボやケア方法_04

ほかにも夏に注意したいのが、冬にご紹介した「雪目」です。

正式には「雪眼炎(せつがんえん)」と呼ばれ、スキーやスノーボードなど、雪で白く染まったゲレンデでレジャーを楽しんだあとに多く発症します。

▼「雪目」について、詳しく知りたい方はコチラ!
ウインターシーズンに多い目のトラブル「雪目」に注意!!

白は光を反射させる特性をもつことから、目により多くの紫外線が注がれ、一時的な見えづらさを感じたり、視界がかすんだりと言った症状を引き起こします。しかし原因が紫外線である以上、紫外線量が増える夏場には、日常的にも注意が必要なのです。

紫外線から目を守るために強い味方となるのが、サングラスです。しかし、ビジネスシーンにおいては、ふさわしくない場面も少なくありませんよね。

そこで岡野先生が提案するのが、紫外線をカットしてくれるメガネの使用です。

紫外線を防ぎ、長期的な目の健康にもつながるレンズに注目!

岡野先生が院長を務めるスマイル眼科クリニックで推奨しているのが、従来のUVカットレンズに比べ、紫外線を2倍以上もカットしてくれるという「ルティーナ」というメガネです。

通常のレンズと変わらず透明のため、サングラスのようにTPOに左右されることがありません。

また、「ルティーナ」という商品名の由来となっているのは、「ルテイン」という成分です。

ルテインとは、紫外線から目を守るため、もともと体に備わっている成分です。しかし、ルテインを体内で新たに生成することはできないため、年とともに減っていく一方です。

ルテインが減少すると、ドライアイや眼精疲労、白内障や黄斑変性といった目の病気にかかるリスクも高まるため、紫外線を目に浴びない努力をすることが、長期的な目の健康にもつながるのです。

▼「ルテイン」について、詳しく知りたい方はコチラ!
天然のサングラス!? 有害な光から目を守る注目成分『ルテイン』不足はサプリで解消

連日の猛暑ではひとごとではない!「脱水症状」も目に異変を引き起こす!?

夏バテ防止のツボやケア方法_05
出典:ARLINGTON「Beat the Heat this Summer」

さらに酷暑に注意したい「脱水症状」も、実は目と無縁ではありません。

体における水分量の不足は筋肉の働きを鈍らせることから、目を支える筋肉の動きも低下し、かすみ目を引き起こすことがあります。

また、別のコラムでもご紹介している「翼状片(よくじょうへん)」という病気も、漁師やサーファーなど、強い日差しのもとで活動する人に多く見られることから、紫外線が一因だと考えられています。

▼「翼状片(よくじょうへん)」について、詳しくはコチラ!
白目がニョキニョキ伸びてくる?恐怖の眼疾患『翼状片』とは

今回ご紹介したように、夏は目に異変を引き起こす要素であふれています。

目はもちろんのこと、健康的に夏の暑さを乗り切るためにも、室内温度の調節や紫外線予防を心がけ、思いきり夏をエンジョイしてくださいね!

▼夏に注意すべき各症状にフォーカス!もっと詳しく知るなら、コチラの記事もチェック
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取材・文/大谷享子
目ディア

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目の病気

30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

30代で発症したら要注意!? 黒目の輪郭が白く濁る『老人環』

中高年と呼ばれる年代にさしかかると、老眼をはじめとしたさまざまな目のトラブルが起こりやすくなります。今回は、黒目の輪郭が白く濁る『老人環』についてご紹介します。

加齢によって急増する目のトラブル。その代表的な症状が『老人環』

職場ではPCを、プライベートではスマホを使うのが当たり前となった現代社会では、目の果たす役割は大きくなる一方です。
そのため、目の疲れやトラブルは困りもの。「見えにくさ」は「暮らしにくさ」に直結します。長い人生を充実して送るためには、目の健康維持がとても重要です。

しかしながら、目の機能は年齢とともにどうしても衰えてしまいます。多くの方が40歳ごろから老眼を実感するようになり、50歳をすぎるころから目のさまざまな部分にトラブルが生じるようになります。

老人環_02

そして、そのトラブルは角膜に生じることもあります。その1つが、今回ご紹介する『老人環(ろうじんかん)』です。

黒目が白く濁る原因は、長い年月で蓄積したコレステロール

「久しぶりに鏡を見たら、黒目の輪郭が白く濁っていてビックリした」、「黒目の周りが白くなって、どんどん広がってきた」などの自覚症状はありませんか?これは、老人環の代表的な症状です。

本来ならば黒いはずの黒目の周りがリング状に白く濁ることから、慌てて眼科を受診する中高年の方が多いそうです。実はこの老人環、歳をとれば誰にでも起こる老化現象なのです。

老人環_03

通常、角膜と呼ばれる黒目の膜は視界をさえぎることがないように無色透明です。それが加齢によって血流に変化が起こり、血管から漏れ出した“リポタンパク質”“コレステロール”などの脂質が、透明なはずの角膜内に貯留することで白く濁って見えるのです。

老人環の初期症状は、角膜の下の部分に少しずつ白い濁りが現れることから始まります。その後ゆっくりと上に広がっていき、最終的には輪の形に繋がります。

幸いなことに角膜の中心部にまで広がることはないため、視力や見え方に影響することはありません

「以前のようなきれいな黒目に戻してほしい」という理由で眼科を受診する方もいるそうですが、残念なことに老人環にはこれといった治療法がありません。
今の医学では黒目を元に戻すことはできないのです。

30代の若さで老人環を発症した場合、他の病気が潜んでいる可能性も!

実はこの老人環、女性よりも圧倒的に男性の方が発症しやすい、という研究データがあります。

男性を年代別にみると、
40歳から60歳の約60%、
70歳から80歳の約90%に、老人環が見られたそうです。

前項でもお伝えした通り、老人環の原因は、長い年月をかけて角膜組織に貯留したコレステロールなどの脂質です。どんなに食事に気をつかっていても、脂質をまったく含まない食生活を送ることは困難ですから、老人環に見舞われるのは、ある意味自然なことでもあります。

老人環_04

ただし、40歳より前に発症したら注意が必要です。この場合は老人環ではなく、『若年環(じゃくねんかん)』と呼びます。
20代や30代で発症すると、高脂血症心血管異常などが隠れている可能性が高いそうです。すぐに内科を受診して、精密検査を受けることを強くおすすめします。

目に現れる症状の裏には、さまざまな病気が潜んでいる可能性があります。日常生活で目の変化に気づいたら、すぐに眼科を受診して原因をつきとめてください。それこそが、目の健康を維持する秘訣です。

▼中高年が気になる目の症状についてはコチラ
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中高年になると増える目の病気『加齢黄班変性症』セルフチェック

「目やに」は加齢と炎症のサイン!目やにの種類別に見る原因と対策

【参考】
兵庫県西宮市ふじもと眼科-目の疾患・治療|「黒目の周辺が白く濁っているのですが」
http://www.fujimotoganka.com/shikan_chicyo/roujinkan.html
老人環は年齢と共に現れる治療のいらない老眼現象
http://presbyopia.jp.net/koneta/eye-arcus-senilis/

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