• HOME
  • 専門家
  • 健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ
アイケア

健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ

健やかに春を迎えるために……知っておきたい「冬に起こる目のトラブル」あれこれ

冬になって寒さが厳しくなると、多くの方が風邪やインフルエンザを警戒するようになりますよね。しかし、冬がもたらす体の不調はそれだけではありません。目にもさまざまなトラブルが起きやすくなるのです。

そこで今回は、私たちの目を襲う「冬ならではのトラブル」について、眼科医の岡野先生にお話を伺いました。

「冬のイベント」でよく見られる目のトラブル

冬のイベントには、実は目のトラブルの原因がたくさん潜んでいます。シーン別に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

1.クリスマスや初詣のときは睡眠不足に要注意!イベントメイクにも気をつけて

冬の目のトラブル_2

クリスマスやカウントダウンパーティー、初詣、忘年会に新年会……冬は楽しいイベントがたくさんありますよね。そんなパーティーシーズンは、どうしても夜更かしをしてしまいがち。「夜通し遊んでしまった」などという経験がある方も少なくないでしょう。

睡眠不足が続くと、私たちの目は乾きがちになり、いわゆる『ドライアイ』の状態になります。これが引き金になり、やがては眼精疲労や視力低下につながるのです。

特にコンタクトの方は、レンズが涙を吸収してしまうなどの理由から、裸眼や眼鏡の方に比べて目が乾きやすい傾向にあるため、注意が必要です。

また、女性の中には、イベントメイクでまつ毛エクステをつける方も多いでしょう。まつ毛エクステは、装着から時間が経ったり、何かに接触したりして人工まつ毛の向きが乱れることで、目を傷つける可能性があります。これに睡眠不足が重なるとまぶたがむくみ、その重みでまつ毛が圧迫されて、目に入るリスクが上昇するのです。

イベントを楽しむのはいいことですが、目への配慮も忘れないようにしましょう。こまめに目薬をさしたり、メイクの状態をチェックしたりするよう心がけてください。

▼対策方法はこちらをチェック!
【冬のドライアイ対策5選】放っておくと危険!冬こそ本気でケアしよう
女性の瞳は汚れでいっぱい!?目のクレンジングでキレイを目指そう

2.大掃除ではアルカリ性洗剤とサビに要注意

冬の目のトラブル_3

1年の汚れをごっそり落とす、大掃除。これもまた、気持ちよく新年を迎えるために欠かせない恒例行事です。しかし、そんな大掃除にも多くの危険が潜んでいます。

最も多いトラブルは、「洗剤が目に入ってしまった」というものです。大掃除となれば、普段は使わない洗浄力の強い洗剤を使うこともあるはず。中でも特に注意したいのは、目にとって刺激が非常に大きい「アルカリ性洗剤」です。

アルカリ性洗剤が目に入ると、すぐには問題が見られなくても、翌日になって腫れてきたり、角膜に障害が起こったりと、進行性の障害が起こることがあります。たとえ違和感がなくても、必ず眼科を受診しましょう。

なお、目に洗剤が入った場合の対処法について、岡野先生は次のようにアドバイスしています。

「まずは目を水で十分に洗い流し、きちんと応急処置をすることが大切です。その後眼科にかかる際は、目に入った洗剤の現物を持っていくか、成分表示を写真に撮るなどして、先生に見せられるようにしてください。速やかに的確な治療を受けられますよ。」

また、年末の大掃除では「サビ」に注意しましょう。サビが目に入ると、角膜が傷つくことはもちろん、その周りにだんだんとサビが染み込んで広がってしまいます。場合によっては目が変色してしまうこともあります。

サビの場合も、目に入ってから時間が経つにつれて更に症状が悪化していきます。洗剤と同じく水でしっかりと洗い流したら、必ず眼科医の先生に診てもらってください

「冬の寒さ」が原因で起こる目のトラブル

寒さが厳しい冬は、自分でも気づかないうちに体に変化が起こっているものです。環境の変化にきちんと意識を向け、目にかかる負担を事前に予防してあげましょう。

1.ヒートショックによる眼底出血

冬の目のトラブル_4

皆さんは、「ヒートショック」という現象をご存じでしょうか?

ヒートショックとは、急な温度変化によって血圧が大幅に変動し、失神したり心筋梗塞になったりすること。例として、寒い部屋から急に暖かい浴室(浴槽)に入ることで、お年寄りの方が倒れてしまった……などというケースが挙げられます。

そんなヒートショックは、実は目にも悪影響を及ぼします。血圧が上がることで血管に出来たプラークが遊離して血管の中を流れていき、細くなっている目の奥の血管が詰まり、眼底出血を引き起こすのです。眼底出血が起こると、老廃物が血管から漏れ出たり網膜が浮腫を起こしたりするため、視力が下がるなどの後遺症も残ります。

もともと血圧が高めの方は特にヒートショックを起こしやすいので、温度変化には十分に気を配るようにしてください。特に、油断しやすい「寒くなり始めの頃」が要注意です。

2.暖房によるドライアイ

冬の目のトラブル_5

寒い冬に欠かせないアイテムといえば、やはり暖房でしょう。しかし、暖房は部屋を乾燥させます。そして乾燥はドライアイを誘発し、目を刺激から守る涙が不足して、表面に無数の傷がついてしまうのです。

岡野先生は、「暖房を利用するときは必ず一緒に加湿器も使い、目のダメージを軽減するよう努めてください」と注意を促しています。

冬の寒さをどうにかすることはできませんが、どんなリスクが潜んでいるかを知り、きちんと対策を講じれば怖がる必要はありません。目に優しい生活を心がけて、楽しく健やかに冬を乗り切りましょう!

▼ドライアイや目元のメイクなど、関連する記事ならコチラもオススメ!
可愛く盛るために何してる?“目もとオシャレ”トーク(ロート製薬 商品情報サイト)
目薬をささずに瞳が潤う!?1分でできるドライアイ対策特集
あなたは知ってる?ドライアイや視力低下を予防する、正しい『まばたき』をする方法
楽してかわいいアイメイクの秘密!今さら聞けない?まつげエクステのすべて

【参考】
目に異物が入ったら | 古川中央眼科|宮城県大崎市
http://www.eye-care.or.jp/sittoku/目に異物が入ったら/
箕面市の眼科 「小野原いくしま眼科」 | 医師紹介
http://www.o-ieye.jp/eye/04.html
冬は怖いヒートショック
http://www.sakai-iin.com/category/1326964.html

文/中島香菜
目ディア

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

アイケア

PC・スマホからは逃げられない! 眼科医もやっている目を守る方法とは

PC・スマホからは逃げられない! 眼科医もやっている目を守る方法とは

“一日中テレビを見ない”人はいても、“パソコンやスマホを一日中見ない”人はいないように思われる現代日本。老若男女を問わずに身近になったパソコンやスマホですが、付き合い方を考えないと目に優しいものとはいえません。

そこで今回は、パソコンやスマホから目を守るのに心がけてほしいことや実際にやっていることを、眼科医・岡野先生に聞いてきました。

パソコンやスマホを使うときの目への影響は?

デジタルデバイス対策_02

パソコンやスマホ(以下、デジタルデバイス)を使うときに、目の健康を守るためにはどのような点を注意しなければいけないのでしょうか。

●緊張し続ける目の筋肉

ものを見るにはピントを合わせなければなりません。同じ距離のものを見続けるには、同じ力で筋肉を動かす必要があります。しかし、人間は同じ力を出し続けることが苦手です。同じ場所を見続けることが目の筋肉疲労を起こします。

●紫外線(UV)

光には有害な成分がありますが、皮膚はメラノサイトで守られています。目では、角膜や水晶体が多くのUVを吸収しますが、長期間さらされることで白内障の原因になります。また、同じく光が当たる網膜はルテインで守られていますが、ルテインは加齢によって減少するため、加齢とともにダメージを受けやすくなります。

●ブルーライト

デジタルデバイスから発せられる強い単一波長の青色光(通称:ブルーライト)は、長時間目に当たることによって、網膜経由でホルモンや精神的影響を及ぼす可能性があることを指摘されています。

●ドライアイ

目の表面が乾く病気で、デジタルデバイスの使用の他にもさまざまな原因で発症します。涙の量が不足したり、涙の質や成分のバランスが崩れることによって涙が均等に目に行きわたらなくなり、不快感や見え方の悪化、さらには角膜に傷が生じたりする病気です。

●部屋の明るさ

オフィスなどの照明も気を使いましょう。室内全体は500ルクス程度、デスクは周囲より明るく750〜1000ルクス程度がよいといわれています。暗いところや明るすぎるところでの使用は目によくありません。またLEDの照明では、散乱光が少なくて部屋が暗かったり、ブルーライトが発生していたりする製品もあります。

●画面の明るさ

高輝度な製品が増えたこともあり、使用環境などによって画面の照度を調整する必要もでてきました。また画面に太陽光が反射した状態での作業や、100ルクス以下の室内照明も目の負担になるといわれているので注意が必要です。

●悪い姿勢

パソコンを一日中見なければならないデスクワーカーが陥りがちな症状です。「猫背」「ストレートネック」が代表的で、目だけでなく、肩こりや首の痛みにもつながってきます。

目を守るための対策4選

では、デジタルデバイスとはどのように接していけば目を守ることができるのでしょうか。過去記事で紹介した対応方法を一度まとめてみましょう。

(1)UV・ブルーライト対策

メガネや保護フィルムでの遮断と思われる方も多いでしょう。おもしろい対策としては、ブルーライトカットサポートアプリをスマホにダウンロードしてしまうという方法もあります。

モニターばかり見ているあなたに捧げる ブルーライト対策グッズ&アプリ5選

(2)ディスプレイの設定

コントラストを明るすぎたり、暗すぎたりする設定で使っていると目が疲れてしまうため、使用環境によって照度の調整を行いましょう。過去記事では、白いプリント用紙を使った簡単にできる調整方法を紹介しているので見てみてください。

デスクワーカーなら即実践すべし! ディスプレイの設定で目の疲れを軽減

(3)姿勢の矯正

普段から背筋を伸ばして猫背対策を心がけるのはもちろん、机の整備をすれば姿勢も改善できます。顔を真っすぐにして正面を見たときの視界の中心よりも15度ほど下にモニターの中心が来る位置に椅子や机・モニターの高さを調整し、腕の疲れを緩和させるリストレストやアームレストを活用しましょう。

眼科医直伝!目に負担がかかるデスクでの“NG姿勢”と対策法

(4)休憩

適度な休憩は必ずとるようにしてください。平成14年に厚生労働省が発表した『VDT(Visual Display Terminals)作業における労働衛生管理のためのガイドライン』では、作業の継続は60分を超えないようにし、作業と作業の間には10〜15分の休憩をとることを推奨しています。

【現代病VDT症候群】その体調不良やこころの不調は目の疲れが原因かも?

また「デジタルデトックス」という脱スマホ生活もおすすめです。ランチの間の1時間はスマホの電源を切ったり、週末はデジタルデバイスの電源をオフにしたりとできるところから始めて徐々に慣らしていけば自然と目も休められるようになります。

週末は脱スマホが新常識! デジタルデトックスのすすめ

実際に眼科医がやっていること3選

デジタルデバイス対策_03

では、岡野先生は実際、デジタルデバイスを使用する際にどのようなことをされているのでしょうか。3つのポイントを聞いてきました!

(1)なるべく大きな画面を使用する

岡野先生は、普段からスマホを選ぶときはなるべく画面の大きいものを選ぶようにしているのだとか。チャットアプリを使用する際も、画面の大きいPCの方で見ることを心がけているようです。

(2)メガネをしっかり選ぶ

安価なメガネは、「ブルーライトカット」とうたっていても、実はUV対策がなされておらず、過大な表示をした製品もあるそうです。今年の4月から発売された東海光学株式会社の「LUTINA(ルティーナ)」などは、UVもしっかりカットしてくれるだけでなく、ブルーライトカットでも青く光ったりしなくてTPOを気にすることなく使えるのでおすすめだとか。

参照:東海光学株式会社「LUTINA(ルティーナ)」

(3)使用環境に気をくばる

岡野先生が使用しているデスクトップPC画面の位置は、しっかり15度ほど目線が下になるようにおかれていました。部屋の明るさを確認できる「ルクスカメラ」というスマホアプリを使って照度を図られたり、ブルーライトの発生しないディスプレイで作業をされていたりしました。

参照:Lux Camera – Light Meter & Measurement

いかがでしょうか。診察作業の関係でデジタルデバイス対策も「完璧」というわけにはいかないようですが、岡野先生も目のことを考えて日常的に対策をされているようです。現代日本で仕事を続けていく上では、デジタルデバイスとは切っても切り離せません。

みなさんも、紹介した方法を試して、デジタルデバイスとよいお付き合いを心がけてくださいね。

▼目の健康を守るための記事はこちらから!
あなたも注意!デジアイ症候群!(ロート製薬 商品情報サイト)
スマホの使いすぎであなたの首は悲鳴をあげている! 【前編~姿勢をチェック!】
スマホの使いすぎであなたの首は悲鳴をあげている! 【後編~実践ストレッチ!】
10月10日は「目の愛護デー」 親子で一緒に!目の健康と疲れ目チェック
その歴史は100年以上!【ロート製薬】のアイケアヒストリーとは?
100円メガネで視力回復!?100円で買えるアイケアグッズ3選

【参考】
目だけの病気でないVDT症候群(テクノストレス眼症)http://www.jfpa.info/wh/body_information/detail/index.php?aid=11
パソコンによる目の疲れの正しいケア方法
http://www.skincare-univ.com/article/005942/

文/田中利知
目ディア

この記事が気に入ったら
いいね!してね♪

関連記事

RELATION POST

  • Amazon ロート製薬
  • ロートV5粒
  • ロートVアクティブ
  • ロートV11 目を酷使する人のつらい疲れ目に。
目ディアの最新情報をチェック!
  • 目ディア facebook
  • 目ディア Twitter
  • 目ディア RSS
ページ上部へ