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【眼科医監修】スマホゲームのやりすぎで失明?意外と身近な恐ろしい病気『網膜動脈閉塞症』とは

【眼科医監修】スマホゲームのやりすぎで失明?意外と身近な恐ろしい病気『網膜動脈閉塞症』とは

みなさんは、日頃からスマホゲームをしていますか?ちょっと暇つぶしのつもりがつい長時間やってしまったという経験をした方は、きっと少なからずいることでしょう。

そんな中入ってきたのが、耳を疑うニュース。なんと中国の女性が、スマホゲームのやりすぎで網膜動脈閉塞症という病気になり、失明してしまったというのです。はたして、本当にそんなことは起こり得るのでしょうか?

この疑問に答えてくれたのは、眼科医の岡野先生。網膜動脈閉塞症とはどんな病気なのか治療や予防の方法まで教えていただきました。スマホをいじる時間が長いあなた、要チェックです!

スマホのやりすぎで失明!?そんなことあり得るの?

網膜動脈閉塞症_02

冒頭でも触れたとおり、中国の女性がスマホゲームのやりすぎで失明してしまったという衝撃的なニュースが報じられました。失明の原因は、網膜動脈閉塞症。これについて岡野先生に聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「体をほとんど動かさず、同じ姿勢でずっとスマホゲームをやっていたのでしょうね。網膜動脈閉塞症とは、要はエコノミークラス症候群と同じです。長時間同じ姿勢をとり続けることで血栓ができてしまい、血が行き渡らなくなって、最悪の場合失明という結果につながってしまいます」。

スマホゲームが直接的な原因というわけではありませんが、やはりニュースは本当だったようです。そして岡野先生は、次のように続けます。

「失明された女性はとても残念ではありますが、私たち医師からいわせれば、目だったのが不幸中の幸いです。もしこれが心筋梗塞や脳梗塞だったら、亡くなっていたかもしれません」。

なんと血栓ができる場所によっては、死に至る可能性もあったとのこと。ついついゲームに熱中しすぎてしまうという自覚がある方は、注意が必要です。

リミットは8時間!?網膜動脈閉塞症ってどんな病気?

網膜動脈閉塞症_03

網膜動脈閉塞症とは、網膜の血管に血栓ができて正常に血が流れなくなることで細胞が死んでしまい、視力低下視野欠損が起こる病気。前述のとおり、失明してしまうことも珍しくありません。治療は、投薬やマッサージ、針で血管を刺して血流を改善するなどといった方法で行われます。

そしてこの病気の恐ろしいところは、短時間で最悪の状態に至ってしまうこと。発症から8時間以内に治療できれば回復が見込めますが、24時間も経つと、視力が残る可能性はあまり高くありません。48時間も経ってしまったら、まず回復しない(=失明してしまう)と考えたほうがよいでしょう。

ものが見えづらい、視野の一部が欠けていると感じたら、すぐに眼科を受診するようにしてください。

「特に注意してほしいのが、度の合っていないメガネを使っていたり、老眼鏡を嫌がって使っていなかったりする方。日頃から“見えない状態”で過ごしていると、異常に気づけません」。

体の変調をきちんと察知するためにも、メガネやコンタクトレンズはきちんと調整しておきましょう。

予防のカギはこまめに体を動かすこと!

網膜動脈閉塞症_04

網膜動脈閉塞症は生活習慣病なので、毎日の暮らしを見直すことが必要不可欠。なるべく運動する習慣をつけたり、デスクワークの途中にも適度に体を動かしたりして予防しましょう。さらに岡野先生は、次のように教えてくれました。

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれる部分です。血液を巡らせるポンプ機能が備わっているので、ここを暖めたりマッサージしたりしてあげれば、血流の改善に効果的。網膜動脈閉塞症の予防にもなりますよ」。

スマホに限らず、何らかの作業に集中しているときは、こまめに休憩することを忘れずに。岡野先生が教えてくれたふくらはぎのマッサージも、お風呂上がりや寝る前にぜひ実践してみてください。

暇つぶしにはもってこいのスマホゲームですが、あまりにも熱中してしまうと、網膜動脈閉塞症のような病気の引き金になりかねません。姿勢やプレイ時間には十分に気をつけて、適度に楽しむようにしてくださいね。

▼岡野先生が監修しているそのほかの記事はコチラ!
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文/中島香菜
目ディア

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白内障や緑内障も?!遺伝が原因のひとつとして考えられる目の病気まとめ

白内障や緑内障も?!遺伝が原因のひとつとして考えられる目の病気まとめ

親から子どもへと受け継がれていく遺伝情報。顔や姿かたちが似ているなど遺伝は見た目にも関係してきますが、病気などのマイナスの情報も受け継いでしまう可能性があります。

遺伝が原因として考えられる病気はさまざまですが、目の病気にも遺伝が関係していると思われるものがあります。たとえば、よく耳にする白内障や緑内障といった病気も、遺伝が原因となっているケースがあるようです。

今回は、遺伝が原因のひとつとして考えられる目の病気をまとめました!

遺伝が関係する病気について

遺伝_02

がんやアルツハイマー病など、遺伝が関係するとされる病気はいろいろとありますが、親などの近親者にそれらの病気を発症した人がいるからといって、必ずその病気にかかってしまうわけではありません。

あくまで、発症の可能が高い素因を持っているというだけですので、怖がりすぎず、健康に気をつけながら過ごすようにしましょう。

遺伝も原因のひとつとして考えられる目の病気

遺伝_03

目の病気にも遺伝が原因のひとつとして考えられるものがあります。ここでは代表的な7つの疾患をご紹介します。

1.先天性白内障

先天性と後天性がある白内障ですが、先天性のものは常染色体優性遺伝のケースが多いため、遺伝が関係している可能性が高い病気です。後天性のものも、20~30%は遺伝が原因と考えられています。

▼白内障について詳しくはこちら
幻想的な数々の絵画に隠されたヒミツ あの天才画家は実は白内障だった!?

2.緑内障

『先天性緑内障』、ほかの先天的な病気の合併症として発症する『続発先天性緑内障』に遺伝的な要因があることは認められていましたが、最近では、通常の緑内障にも遺伝性があることがわかっています。

ただし、緑内障を引き起こす遺伝子はまだすべて解明されているわけではなく、研究が続けられています。

▼緑内障について詳しくはこちら
それって『緑内障』かも!うっかりミスが伝える危険のシグナル

3.屈折異常

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屈折異常とは、目のピント調節がうまくできないことを指し、近視や遠視、乱視などがこれに当たります。必ず遺伝するわけではありませんが、常染色体優性遺伝によって受け継がれていってしまうので、定期的に視力をチェックしておくのがおすすめです。

▼子どもの近視に関する記事はこちら
減り続ける虫歯、増え続ける近視!子どもの視力低下が止まらない

4.斜視

遺伝が関係するケースはあまり多くありませんが、斜視も遺伝によって引き起こされる可能性がある病気です。可能性として低めではありますが、斜視の中では『間欠性外斜視』が遺伝に関係する疾患なので、留意しておきましょう。

▼斜視について詳しくはこちら
早めの気づきと治療が大切! あらためて知りたい『斜視』について

5.色覚異常

人によって見え方は異なりますが、色の中でも特に、赤や緑が見分けにくい疾患が色覚異常です。X染色体劣性遺伝となるため、男性に多く見られる特徴があります。

視力に影響しないという意味では日常生活で困ることはほとんどないため、気づかずに過ごしてしまうケースもあるようです。

▼色覚異常について詳しくはこちら
色覚異常は治るもの?発症の原因や現在の治療法について知ろう

6.網膜色素変性

暗い場所で物がよく見えなかったり、視力の低下が見られたりする網膜色素変性も、遺伝が原因として考えられている病気です。進行すると失明してしまうことがあるため、異常を感じたら早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

▼網膜色素変性について詳しくはこちら
治療困難な遺伝性疾患! 『網膜色素変性症』ってどんな病気?

7.網膜芽細胞腫

目が光って見える網膜芽細胞腫は、遺伝性の目のがんだとされています。最近では、原因遺伝子が『RB遺伝子』と呼ばれるものであることがわかってくるなど、研究が進められている病気で、早期発見ができれば視力も残せる可能性があります。

▼網膜芽細胞腫について詳しくはこちら
写真でわかる悪性腫瘍!?“白く写る目”で早期発見されたガンとは?

定期的に検査を受けて早期に発見しよう!

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どの病気も、早期に発見して適切な対処をすることで、悪化するのを防いだり、克服したりできる可能性が高まります。

目の検査はおろそかにしがちですが、失明してしまうと、これまで通りに日常生活を送るのは難しくなってしまいます。定期的に検査を受けて、早期発見・早期治療を心がけるようにしましょう。

近親者に目の病気や疾患を持つ方がいるからといって、怖がりすぎる必要はありませんが、目の病気にかかるリスクを秘めているのも事実。「目の病気にかかる可能性がほかの人より高いかもしれない」と意識し、普段から目の健康維持を心がけることが大切です。

最低でも年に1回は眼科医にチェックしてもらい異常に早く気がつけるようにして、目の健康を守りましょう!

▼『眼科ドック』で徹底的に目を検査してもらうのもおすすめです!
人間ドックだけでは不十分?!目の健康が気になるなら『眼科ドック』に行こう!

▼気になる目の病気についてはこちらもチェック!
目のトラブルについて~緑内障~(ロート製薬 商品情報サイト)
目のトラブルについて~白内障~(ロート製薬 商品情報サイト)

参考
病気になるのは遺伝?それとも環境?:日経メディカル
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/david/201312/533596.html
6.遺伝性の目の病気 | 遺伝性の目の病気 | 目についての健康情報 | 公益社団法人日本眼科医会
http://www.gankaikai.or.jp/health/23/06.html
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_shikiso.jsp

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