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《医師監修》未成年で失明する可能性も!カラーコンタクトレンズのリスクと注意点まとめ

《医師監修》未成年で失明する可能性も!カラーコンタクトレンズのリスクと注意点まとめ

若い女性を中心に、メイク感覚で使用されているカラーコンタクトレンズ。実は、さまざまなリスクがあることをご存じでしょうか?

「カラコンによって目の健康被害を起こすケースは非常に多く、中には失明してしまう方もいます」と警鐘を鳴らすのは、スマイル眼科クリニックの院長、岡野先生。ディスカウントストアやネット通販などで手軽に購入できるカラコンですが、悪質なものは目に少なからずダメージを与えます。

今回は、そんなカラコンのリスク購入における注意点をご紹介します。

カラーコンタクトレンズはどうして危険なの?

カラコン_02

目の健康のことを考えれば、カラコンは絶対に使わないほうがいいです」。冒頭から、岡野先生はこのように断言しました。そして「どうしてもカラコンを使いたいというのであれば、さまざまなリスクがあることをきちんと知り、そのうえで判断するようにしてください」と続けます。

では、岡野先生がこのように警鐘を鳴らす理由はどこにあるのでしょうか?

まず、カラコンは医療用コンタクトレンズに比べ、酸素透過性が悪い場合がほとんどだということが挙げられます。酸素が目にうまく届かなくなると、細菌感染などのトラブルが起きやすくなります。

さらに、海外製の悪質なカラコンの中には金属が使われているものもあり、アレルギーを引き起こす原因になることも。また、軽くこするだけではがれてしまうような塗料が使われているケースも見受けられます。

そして、サイズの確認を行わずに購入、着用することで、目が傷ついてしまうことも多くあるそうです。

国民生活センターが行ったアンケート調査でも、カラコンを使用している10~20代のうち、23.7%が目に何らかの異常を感じたことがあると答えています。「みんなも使っているから大丈夫だろう」と安易な気持ちで使うのは絶対にNGです!

カラーコンタクトレンズが原因で失明した事例も……

カラコン_03

カラコンが原因で起こる目のトラブルは数多くありますが、重度の場合、失明してしまうこともあります。

たとえば、サイズの合わないカラコンを使って目に傷がついているにもかかわらず、使用し続けて失明してしまったケース。痛みやかゆみなどを感じた段階ですぐにカラコンの使用を中止し、眼科を受診していれば、失明という最悪の事態には陥らなかったはずです。

では、なぜ失明するまで使い続けてしまうのでしょうか?岡野先生は次のように教えてくれました。

「おそらく、カラコンをつけている状態のほうが痛みやかゆみを感じなかったため、目が傷ついているにもかかわらず使い続けてしまったのでしょう。カラコンをつけていれば、目が外からの刺激を受けることはありませんから。でも実は、中ではもっとひどい状態になっていた……ということですね」。

カラコンを使って少しでも違和感を覚えたら、速やかに眼科にかかりましょう。また、違和感の有無にかかわらず、カラコンを使っている方は定期的に眼科で目の状態をチェックする必要があります。

「コンタクトレンズを使用している方の理想的な検診頻度は、3ヶ月に1度です。目の中に異物を入れているということをきちんと自覚して、面倒くさがらずに通院してくださいね」。

カラーコンタクトレンズを購入する際に注意すべきポイント

カラコン_04

「リスクがあっても、どうしてもカラコンを使いたい!」という方は、商品選びや管理にきちんと気を配るようにしましょう。

まず大前提として、値段だけを見て選ばないこと。先にも触れたとおり、海外製の安いカラコンをネットで購入すると、目に重大なトラブルが起こりかねません。少々高くても、眼科で処方してもらったもの、できれば1dayタイプを使うようにしてください。

また、ネットやディスカウントストアで気に入ったデザインのものを見つけた場合は、購入して眼科医に見てもらうのも手です。ただし、眼科医からNGが出た場合は、もったいないなどと思わず、潔く処分しましょう。

最後に、岡野先生はカラコンの使い方について、次のようにアドバイスしてくれました。

「質の悪いカラコンを日常的に使うよりは、きちんと良質なものを買って、どうしても使いたい特別なタイミングだけ装着するのがいいでしょう。そのほうが、体にもお財布にもやさしいですよ」。

目の印象を変えるカラコンですが、いくら理想の目に近づけたとしても、目の健康を損なってしまっては意味がありませんよね。どうしても使いたい方は、必ず眼科医に相談し、定期的な検診も受けることを徹底してください。

美しさの基本は、健康にあります。まずは健やかな目を守ることを第一に考えましょう。

▼岡野先生が監修しているそのほかの記事はコチラ!
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▼目の健康のためにも要チェック!
知らないと怖い!カラーコンタクトレンズとの正しい付き合い方(ロート製薬 商品情報サイト)

<参考サイト>
目の知識 コンタクトレンズと角膜生理|ハマノ眼科|コンタクトレンズ・眼科|大阪・梅田・なんば|
http://www.hamano-eye-clinic.com/chishiki/chishiki12.html
カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も-(発表情報)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140522_1.html

文/中島香菜
目ディア

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コンタクトレンズユーザーは要注意!知らないうちに進行しているかもしれない『角膜内皮障害』とは

コンタクトレンズユーザーは要注意!知らないうちに進行しているかもしれない『角膜内皮障害』とは

使い捨てコンタクトレンズを長く装着し続けたり、コンタクトレンズを装着したまま寝てしまったり……特に、仕事が立て込んでいるときや疲れているときは、うっかりやってしまいがち。

でも、コンタクトレンズを長時間使用していると、乾き目、黒目の傷、アレルギー性や細菌性の結膜炎、眼瞼下垂など、目にさまざまなトラブルが起こる危険性があります。

これらのトラブルは起こると厄介ですが、症状を自覚しやすいので、治療をはじめやすい目の病気ともいえるかもしれません。しかし、目に酸素が届きにくくなることが原因で、無自覚のうちに進む目のトラブルもあります。それが『角膜内皮障害』です。

無自覚だから怖い『角膜内皮障害』とは

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角膜とはいわゆる黒目の部分のことで、レンズの役割をもつ透明な組織です。

角膜は、もっとも外側の角膜上皮、次にボーマン膜、角膜実質、デスメ膜と続き、一番内側に位置する角膜内皮で5つの層を形成しています。このうち、角膜内皮は黒目の呼吸や代謝の役割を担っており、角膜内皮が正常であるからこそ、黒目は透明度を保つことができます

角膜内皮障害とは、この角膜内皮の細胞が減少した状態です。角膜内皮細胞の数が減ってしまうと代謝をうまく行えなくなってしまうため、黒目の透明性が保てなくなります。

それだけでなく、目にむくみやかすみが生じてものの見え方に影響したり、角膜表面の角膜上皮細胞が剥げやすくなって、非常に強い目の痛みを実感したりします。

強い痛みが現れたときは、角膜内皮細胞の減少がすでにある程度進行した状態。それまでは、無自覚のうちに徐々に細胞の減少が進んでいくのです。

角膜内皮細胞が減少する原因は、加齢や手術・外傷による影響など。これに加え、コンタクトレンズの使用時には目に届く酸素が不足しやすいことから、最近では若年層が発症することも増えています。

角膜内皮細胞は一度減ると再生しない!

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角膜内皮細胞の減少で問題なのは、一度消滅した細胞は再生しないということです。

健康な内皮は細胞の大きさが同一ですが、不健康な内皮は細胞の大きさがそろっていません。一部の細胞が面積を拡大して細胞が減少した部分を補っているため、細胞密度も減少します。

たとえコンタクトレンズの使用を止めたとしても、これらの状態が元に戻ることはないのです。

目の痛みを軽減するには点眼薬を使うこともありますが、根本的に解決するには角膜移植が必要となります。最近では角膜内皮のみを移植する「角膜内皮移植(DSAEK)」も行われるようになっています。

しかし、角膜を移植したとしても完全に元に戻るわけではなく、ものがかすんで見えたり二重に見えたりする症状が残るケースもあります。加えて、現在の日本では角膜の提供者が不足しており、角膜移植は希望してもすぐにできる手術ではないという事情があります。

減少した角膜内皮細胞を再生させるような治療法は、残念ながら今のところありません。角膜内皮細胞を体外で培養して移植する研究が行われていますが、まだ治験段階で、実用化が待たれているところです。

角膜内皮細胞が一定数まで減ると、白内障などの目の手術ができなくなります。手術後に角膜内皮細胞がさらに減り、視力の回復が見込めなくなるためです。角膜移植という事態に至る前に、日頃から目の酸素不足を起こさないようにすることが大切なのです。

酸素不足を起こさないために。コンタクトレンズの正しい使い方

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見えやすくするための医療機器であるコンタクトレンズが原因で、新たな病気を呼び込む事態は避けたいもの。目の酸素不足を招かないために、コンタクトレンズユーザーができる対策にはどのようなものがあるのでしょうか?

【コンタクトレンズの使用時間を守る】

基本的なことながら、コンタクトレンズの用法・使用時間をきちんと守ることは、あらゆる目の病気を予防する一番の対策となります。特に、寝るときにはコンタクトレンズは外すようにしましょう。

使用時間の目安は、使用者の目の状態やコンタクトレンズの種類によっても変わりますが、おおよそ1日12~16時間程度。それより短くても、目の渇きを感じたら外すほうが無難でしょう。

また、コンタクトレンズの使用を一時的に止めてメガネをかけ、目を休ませる日を作るのもひとつの方法です。

【酸素透過性の高いコンタクトレンズを選ぶ】

ハードコンタクトレンズはレンズのサイズが角膜の大きさよりも小さく、ソフトコンタクトレンズよりも空気中の酸素が角膜に届きやすいのが特徴です。

ソフトコンタクトレンズであれば、酸素透過性が高い『シリコーンハイドロゲル』という素材で作られているものを検討してみてください。

【眼科で定期的に検査を行う】

角膜内皮障害は、ある程度進行しなければほとんど自覚症状のない目の疾患です。なるだけ早い段階で病気を発見するためには、眼科医の力が欠かせません。定期的に眼科で検査を行いましょう。

忙しい毎日、普段から目のことを気にかけるのはなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも「コンタクトレンズを正しく使う」といった最低限のことだけは、日々守っていきたいものです。

いつまでも健康な目でいるために、目の定期検診も忘れないようにしてくださいね。

▼コンタクトレンズユーザーのあなたには、こんな記事もオススメ!
正しいレンズケアのすすめ(ロート製薬 商品情報サイト)
黒目が腐ってしまうことも!?コンタクトレンズの使用期限を守らないことの危険性とは
コンタクトレンズの洗浄液は種類も豊富!違いを知って適切なケアをしよう

(参考)
はしだ眼科クリニック|あなたの知らない世界〜  角膜内皮細胞が危ない!!
http://www.hashidaeyeclinic.com/topics/topic03.html
京都新聞|世界初、角膜内皮を培養移植 京都府立医大が治験へ
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170531000190
日本眼科学会|角膜内皮障害
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/kakumaku_naihi.jsp
東京歯科大学 市川総合病院 眼科|角膜移植
http://www.tdc-eye.com/senmon/senmon01.html
ボシュロム オンライン サービス&サポート|コンタクトレンズ安全&快適の心得
https://support.bausch.co.jp/safety/index.html

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