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視力回復

大人だって要注意!!
「近視」は何歳くらいまで進行するの?

大人だって要注意!! <br />「近視」は何歳くらいまで進行するの?

子どもの頃、視力検査の結果に一喜一憂した思い出のある人も少なくないはず。
けれど大人になった今、どこか自分の視力に無頓着になってはいませんか?
そこで今回は、気になる“近視が進行する年齢”について眼科医・岡野先生に直撃!
すると、大人も無頓着ではいけないワケが見えてきました。

身長の伸びと同様、近視も成長期に進行!21歳くらいまでが一般的

幼少時代から小学生、中学生、高校生と、昔を思い出してみてください。
未就学の頃には珍しかったはずが、小学校3、4年生頃から、メガネを着用したクラスメイトが少しずつ増えていった覚えがあるはずです。

そのワケは、近視は成長期に合わせて進行する傾向にあるから。
成長期には著しく身長が伸びますが、身長と同様、目の内部でも、あらゆる成長、そして変化が起こっています。
中でも成長期において注目したいのが、眼球の長さ。医学用語では『眼軸長(がんじくちょう)』と呼ばれるものです。

Regulation dysfunction_02

出典:スマイル眼科クリニック「近視とは?」

そもそも近視とは、外から取り入れられた光が網膜よりも手前で焦点を結んでしまい、ピントが合わない状態。眼球の長さ=眼軸長と大きく関係しています。
そしてこの眼軸長は、体全体の変化に合わせ、成長期に長くなる傾向にあります。
そのため身長の伸びと同様、近視の進行も10代の頃が最も著しく、最終的には成人する頃までに止まるのが一般的です。

現代人に増加中!? 子どもの「仮性近視」に似た症状が大人にも!

しかし昨今、近視の進行が止まるはずの成長期を過ぎてもなお、「視力が落ちた気がする」と悩む人が増えています。
対象物を近くで見すぎたり、暗いところで作業をしたりといった生活環境によって引き起こされるのが、子どもに見られる『仮性近視』ですが、これに似た症状が、大人にも見られるようになっているのです。

子どもにおける『仮性近視』とは、対象物をはっきりと見るために伸縮運動をおこなう「ピント調節筋(毛様体筋)」が縮んでいる状態が続き、一時的に近視の症状が起こること。
子どもの場合、この緊張状態と成長期が重なることで、なんとか近くを見ようと体を変化させた結果、近視が進行するケースがありますが、この“ピント調節筋の緊張状態”は、成長期を終えた大人にも生じます。
大人の場合には『調節機能障害』と呼ばれ、ピント調節筋の調節機能が疲弊し、障害を起こしている状態です。

現代人に多いのも納得!大人の視力低下の原因は日常的な目の酷使

前述の通り、ピント調節筋の緊張状態は、対象物を近くで見すぎたり、暗いところで作業をおこなったりすることで生じます。
現代人の生活を振り返ってみれば、パソコンモニターの細かい文字を目で追ったり、電気を消してベッドに潜ってもなお、スマートフォンを操作したりと、緊張状態を引き起こす要因が多々、浮かび上がるはずです。

Regulation dysfunction_03

つまりは、生活環境やデスク環境を見直すことで、ピント調節筋の緊張状態をほぐしてあげることができます。しかし「なんだか視力が落ちた気がする」と思いながらも放置していれば、緊張状態が延々と続くことになり、結果、本来であればスムーズに伸縮運動をおこなうはずのピント調節筋が衰えてしまうことに。
ピント調節筋は、40歳を過ぎた頃から加齢によって徐々に衰えてはいきますが、目を酷使することによって、その衰えをスピードアップさせてしまうのが、大人に見られる視力低下です。

過酷な状況のまま放置すれば、ピント調節筋が凝り固まることも!!

成長期を終えれば、眼球の後部がボコッと突出してしまう『後部ぶどう腫』などの病気を除き、眼球の形状に大きな変化は生じないことから、「近視の状態が定着=近視が進行する」ことはありません。
それなのに「近視が進行した」と感じているとしたら、「ピント調節筋の緊張状態が、あまりに長く続いている」証拠です。
深刻なケースでは、筋肉が緊張状態のまま凝り固まってしまうこともあり、この場合は、筋肉を弛緩させる目薬を使って治療をします。

Regulation dysfunction_04

すでにお話しした通り、「近視が進行した?」と錯覚してしまうほどの症状は、目の酷使によるもの。
これを回避するには、目にやさしい生活環境やデスク環境を整え、目に無理をさせない適切なメガネを選ぶのはもちろん、健康診断をきちんと受けたり、自ら眼科に赴いたりして、視力を始め、自分の目の状態を知ることが大切です。

▼目にやさしい生活環境・デスク環境についてはこちら
視力の悪さは遺伝する!?眼科医直伝!子どもの目を守る対策とは?
眼科医直伝!目に負担がかかる、デスクでの“NG姿勢”と対策法

▼正しいメガネのつくり方はこちら
安価にいくつもメガネがつくれる時代!気軽さに隠れたリスクと、正しいメガネのつくり方

取材・文/大谷享子
目ディア

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視力回復

手術を受けたのに視力が低下する……レーシックの近視戻りはどうして起こるの?

手術を受けたのに視力が低下する……レーシックの近視戻りはどうして起こるの?

レーザーを使用した手術によって視力を回復できる、レーシック。メガネもコンタクトレンズもいらない生活が手に入るとあって、近年大きな注目を集めています。

しかしその一方で、「手術を受けてもすぐに視力が悪くなってしまった」という声が聞かれるのも事実です。高額な治療であるだけに、近視戻りのリスクは気になるところですよね。

そこで今回は、眼科医の岡野先生に、レーシック手術後の近視戻りについて原因や注意点を教えていただきました。

レーシック手術を受けた後に視力が低下する3つの要因

近視戻り_02

レーシック手術後に視力が低下する要因は、大きく3つ挙げられます。

1つ目は、手術後に角膜が予想と異なる変化を見せたとき。これは、手術前にコンタクトレンズを使用している方に見られます。

コンタクトレンズを使用しているとき、角膜はレンズで押さえつけられている状態です。これがコンタクトレンズを使わなくなると、その影響から開放されて、角膜の形状がよくなる=形状に変化が起こります。

そのためレーシックの手術前には、ハードコンタクトレンズの使用を中止する期間を設定し、角膜の形状変化が安定するのを待つのです。

普通はこの期間中に状態が安定しますが、手術後まで変化が続くケースもまれにあります。すると度数にズレが生じて、視力が低下してしまいます。

そして2つ目は、眼圧やまぶたの加齢によって角膜が変形してしまったとき。手術で薄くなった角膜は、眼圧や加齢によるまぶたの下垂の影響を受けやすく、形が変わってしまうことがあるのです。

特に強度近視の方は角膜を大きく削ることになるため、より影響を受けやすい状態に。眼圧は年齢を問わずかかるものなので、若い方にも角膜が変形するリスクがあります。

ここまでご紹介した2つの要因で視力が低下するのが、いわゆる「近視戻り」です。しかし、手術後に視力が低下する要因は、これだけではありません。

要因の3つ目は、目に悪影響を与える行動をとることです。暗い部屋で本を読んだり、長時間パソコンやスマートフォンを使用したり……レーシック手術を受けても、その後の生活習慣によっては視力が低下すること覚えておきましょう。

レーシック手術後に視力が低下するのは当たり前!?

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レーシック手術後の近視戻りで再手術を受ける方の割合は、全体の2~3%といわれています。しかし岡野先生は、個人差があるものの、ほとんどの方が手術後に視力が低下すると教えてくれました。

「レーシック手術を受けると、角膜にむくみが起こるんです。むくみの程度や引くまでの期間は人それぞれですが、長い方だとむくみが改善するまでに1年近くかかってしまうこともあるんですよ。すると、“せっかく手術をしたのに思ったほど視力が回復しない”と感じるわけです。これは手術を受けたほとんどの方に起こる現象なので、治療を選択する際には必ず確認しておきたいポイントですね」。

一時的ではあるものの、手術後の視力低下は必ず起きるもの。「手術が失敗したのでは……」と無駄な不安に苛まれることのないよう、きちんと理解しておきましょう。

レーシックを選択する前に必ず知っておきたいポイント

近視戻り_04

近視戻りのリスクがあるレーシック、選択する前にどんなことに注意しておけばよいのでしょうか?

まずは、手術を受ける病院の保証を確認しておくことです。もし近視戻りが起きて再手術となった場合、保証がないとまた費用を負担することになっていまいます。

また、岡野先生は「そもそもレーシックが自分にとって必要かどうかをしっかり見極めるべき」とも指摘しています。

「レーシック手術を受けると、視力が1.2程度まで回復して、遠くが見えるようになります。しかし、仕事でもプライベートでもパソコンやスマートフォンが手放せない、つまり近くばかりを見ている現代人にとって、遠くが見えることが本当に必要でしょうか?まずは自分のライフスタイルを見直して、どんな目であることが望ましいかをよく考え、そのうえでレーシックを選択するかどうかを決めてください」。

デスクワークの時間が長い方など、人によってはやや近視であったほうが生活しやすいこともあります。レーシックを選択する際は、今一度“自分にとって適切な視力”について考えてみてください。

視力を回復したい方にとって、レーシックは魅力的な選択肢の1つといえるでしょう。しかし、生身の人間に対して行う治療であるため、どうしても近視戻りのリスクがともなうことも認識しておく必要があります。

リスクと効果、ライフスタイルなどを総合的に評価して、自分にとって最善の方法を選べるようにしてください。

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▼視力低下に悩むのは、大人だけじゃないんです!
子ども達の視力低下が増えています!(ロート製薬 商品情報サイト)

文/中島香菜
目ディア

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