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驚異的な視力で獲物を捕らえる!!空のハンター「鳥の目」の仕組み

驚異的な視力で獲物を捕らえる!!空のハンター「鳥の目」の仕組み

視力がいいことでもしられる鳥類の中で、その頂点に君臨するのがワシやタカをはじめとする「猛禽類」です。

他の動物を捕食する習性のある彼らはいかにして、空を飛びながら地上を移動する小動物を見つけ出すのでしょうか?

今回は空のハンター、猛禽類の目の秘密に迫ります。

望遠レンズと同じ構造を持つワシとタカの視力はなんと人間の8倍!

ワシやタカを思い浮かべると、その風貌よりも大きな翼を広げて空を舞い上がる姿を想像する方が多いのではないでしょうか?

ワシやタカをはじめとする猛禽類は、大空を旋回しながら1km以上も離れた小さな獲物をすぐに見つけ出すことができます。

それでは、なぜ猛禽類は驚異的な視力を持っているのでしょうか?
その理由は3つあるといわれています。

鳥の目_02

まず第一の理由は、目のレンズの焦点距離が長いという点です。

猛禽類の目のレンズはカメラの望遠レンズと同じ構造で、焦点距離が長いほど網膜に大きな像をうつしだすことが可能となり、遠く離れた小動物を容易に見つけることができるのです。

また、猛禽類の多くは網膜の中に150万個の視細胞を持っています。人間の網膜内にある視細胞は20万個といわれていますから、単純計算しても猛禽類は人間の約8倍の視力を持っていることになります。

これはズームで8倍に拡大して見えるというわけではなく、光を感じる細胞が人間の8倍あるという話です。
人間の目が100万画素のデジタルカメラだとするなら、猛禽類の目は800万画素の高級デジタルカメラくらいの違いがあるというわけです。

鳥類は人間には見ることができない紫外線の色を見ることができる!

猛禽類が驚異的な視力を持つ第2の理由……それは、色を識別する「色覚能力」に長けている点です。

そもそも動物の中で色をきちんと識別できるのは、網膜の中に「錐体細胞(すいたいさいぼう)」を持つ霊長類と鳥類だけだといわれています。

人間は、生まれながらにして3つの錐体細胞を持っていますから、赤・青・緑の3原色を組み合わせたすべての色を識別することができます。

一方の鳥類は、人間と同じ3つの錐体細胞にくわえて、紫外線の色を見ることができる4つ目の錐体細胞を持っているのです。

つまり、猛禽類を含むすべての鳥類は人間よりも色彩豊かな世界が見えるというわけです。

鳥の目_03

目に新鮮な血液を送り込むことでハイビジョン級の鮮明映像が見える

ワシやタカが空のハンターと呼ぶにふさわしい驚異的な目を持つ第3の理由。それは、「目にうつる映像の鮮明さ」が挙げられます。

猛禽類をはじめとする鳥類の目には『櫛状体(くしじょうたい)』という血管が集中した組織があり、目のエネルギー補給はすべてこの櫛状体経由でおこなわれています。

その結果、血管の存在しない網膜のすみずみにまで栄養素が行き渡り、人間の目にはぼんやりとしかうつらない遠くの対象物をより濃く、鮮明にうつしだしているのです。

その違いはテレビのアナログ映像とハイビジョン映像ほどの差があると考えられています。

また、視力に大きく関係する『(中心窩(ちゅうしんか)』という組織がひとつの目に対して2個、左右の目で合計4個あります。

この中心窩が4個あることで、左右前方の視野をくまなくカバーできますから、顔をあまり動かさずに遠くの獲物を見つけ出すことができるというわけです。

鳥の目_04

視力が悪いとパイロットになれないように、空を飛び回りながら狩りをする猛禽類にとって、生まれながらにして高い視力を持っていることは必然です。

また、鳥類は小さい体に比べて脳が大きく、視覚情報を処理する能力も長けているそうです。

鳥は、人間が考えているよりもはるかに賢い生き物なのかもしれませんね。

▼まだまだあります!動物や昆虫の目の仕組みについてはコチラ
「目」を見れば、肉食か草食かわかる? 実はこんなに違う“動物の瞳”
あの動物はどんな目を持ってるの? 生き物たちの目の種類を調べてみた
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あなたも注意!デジアイ症候群!(ロート製薬 商品情報サイト)

【参考】
鳥の眼
http://luminaries.life.coocan.jp/guidance/doubutu_023.htm
2.植物の色
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/mark/torime.html
鳥の目の不思議 ( 生物学 ) – ― 緋色の情景 ― To have one’s own way. – Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yamato_izanagi/34212127.html
「鷹の目」は実は凄くない、本当かウソか – GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20111029_birds_eye/

目のテストに挑戦!

下記のカラーチャートに何種類の色が使われているか、あなたは見分けることができますか?

tetrachromacy2_02
答えはこちら!!

見えた色の数によってはもしかしたら、あなたは「4色型色覚者」かもしれません!

目ディア

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19世紀に誕生した新印象派が描く 美しい「点描画」の世界

19世紀に誕生した新印象派が描く 美しい「点描画」の世界

出典:Wikimedia commons

19世紀末から20世紀初めに活躍した画家、ジョルジュ・スーラをご存知ですか?彼が生み出した「点描画」と呼ばれる手法は、色彩の革命を起こしたとも言われるほど画期的なものでした。そんないまなお人々を魅了してやまない、点描画の世界についてご紹介します。

点描画を編み出した新印象派の創始者「ジョルジュ・スーラ」

絵画などを線ではなく点の集合やごく軽いタッチで表現する「点描画」。この手法が登場するまで、印象派と呼ばれる画家たちは、絵の具が混じることで色彩が濁って暗く見えてしまうことを解消するために、「筆触分割」と呼ばれる描画法を用いるのが主流でした。
「筆触分割」は色を混ぜずに絵の具を並べ置くような手法なのですが、スーラはそれを色彩理論や光学理論に基づき発展させ、独自の手法を編み出したのです。

スーラは、色を混ぜれば混ぜるほど暗くなる「加法混色」を避け、少しでも色を鮮やかに見せるために「並置加法混色」と「捕色対比」という方法を用いました。
「並置加法混色(視覚混合)」とはパレットで色を混ぜるのではなく、キャンバスなどに混ぜたい色を点で配置し、“目の中で混合された色彩を見せる”こと。たとえば青の点とオレンジの点は、近くで見るとそれぞれ異なる色に見えますが、遠ざかると混ざり合い、別の一つの色(茶色)に見えるという視覚効果があるのです。

一方の「捕色対比」は、色相環(色をリング状に順序立てて並べた表)の反対側に位置する2色(補色)を配色することです。下記の画像は「マンセル・カラー・システム」と呼ばれる、色相環です。この図でそれぞれ向かい合う色が、補色となります。

印象派_02
出典:Munsell 101 for the artist

たとえば黄緑色の芝生の合間に補色関係に近い紫を用いることで、お互いの色を強調し合う効果が生まれます。スーラは作品全体の調和をとりながら、補色関係にある色を配色することで、明るい色彩を演出することを可能にしたのです。

この手法はやがて新印象派と呼ばれる芸術活動へとつながっていきます。他にも、スーラの友人でもあるポール・シニャック、そして後にフィンセント・ファン・ゴッホも影響を受けたと言われているのです。
そんなスーラをはじめとする新印象派の画家たちの作品をいくつかご紹介します。

ため息が出るほどの美しさ。新印象派の作品とは?

印象派_01
出典:Wikimedia commons

「グランド・ジャット島の日曜日の午後」ジョルジュ・スーラ
こちらはスーラの代表作です。この絵の制作には下書きや習作を多数作るなど、念入りな下準備をしながら2年の月日をかけて描かれたそうです。

印象派_03
出典:Artble

「サーカス」ジョルジュ・スーラ
こちらはスーラの遺作となった作品です。サーカスのゆかいな雰囲気が見事にとらえられていますね!

印象派_4

「フェリックス・フェネオンの肖像」ポール・シニャック
スーラの友人でもあるポール・シニャックの作品です。モデルとなっているフェリックス・フェネオンはスーラの作品を見て「新印象派」と名付けた批評家です。
ちなみにスーラは31歳という若さでこの世を去っており、大作を仕上げるまでに長い時間を要したということもあり、作品の数は多くは残されていないそうです。
新印象派の作品を集めた展覧会は、定期的に行われています。機会があればぜひ実際の作品を間近で見て、そのすごさに触れてみてくださいね!

【参考】
日本文教出版‐高校教科書×美術館(高等学校 美術/工芸)
https://www.nichibun-g.co.jp/column/education/k-bi-museum/k-bi-museum064/
NHKONLINE‐ひるまえほっと “色彩の革命”点描画の世界
https://www.nhk.or.jp/shutoken/hirumae/athot/2013-11/1112.html
ウィキペディア‐
http://bit.ly/1ZLBrbm

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