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人は食べ物を『目』で味わっている!? 食欲を刺激する、視覚の重要な役割とは?

人は食べ物を『目』で味わっている!? 食欲を刺激する、視覚の重要な役割とは?

生活のみならず、生きていく上で欠かすことのできない“食事”という行為。
みなさんも好きな食品や苦手な食品があるかと思いますが、人は味覚だけではなく、視覚でも料理を味わっています。
実は味覚さえ左右するという、料理や食品の色彩。今回は『目』で味わう、料理の謎にせまってみました。

料理は視覚で味わう!?

近年、ユネスコの無形文化遺産に登録されたことでも話題を呼んだ日本料理ですが、実は味覚と同じか、それ以上に“視覚で味わう料理”とされています。
例えば「日本料理は目で味わう」、「フランス料理は鼻で味わう」、「中国料理は舌で味わう」なんて表現されることもありますよね。
私たち日本人は、伝統的に料理を視覚で楽しむという行為に親しんできました。
野菜に現れる鮮やかな緑、熟れた果物の赤、新鮮な魚介類のつやつやとした光沢…。どれも食欲を刺激するものですが、食材の色は鮮度や熟度、品質劣化などを視覚的に判断する大きな要素にもなっています。

野菜を買うときに選択基準となるのは「色」

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ある調査では、ほうれん草を購入するときに何を選択の基準とするかという質問に対し、「色」と答えた人が半数以上いるという結果が示されました。

ほうれん草などに見られる緑色は“クロロフィル(葉緑素)”により現れる色素で、クロロフィルは光合成の明反応で光を吸収する役割をもっています。いわゆる光合成をおこなう化学物質ですが、実際にクロロフィルの色が濃いほうれん草ほど、ビタミンCやカロテンといった栄養素が多く含有されていることがわかっています。

また“カロテン”は、にんじんを始めとした野菜や果物のオレンジ色の主成分でもあり、こうした視覚による食材の判断が、栄養学的にも正しいものであることがわかっています。

料理を彩る額縁、それは食器

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食欲を刺激する食材の色はもちろん大切ですが、料理にはそれを彩る食器も重要。
特に和食で用いられる漆の朱や黒、灰釉(かいゆう)に現れる淡青、淡青緑、乳白色やネズミ色などの色は、西洋の食器には見られない日本独特の色なのです。

黒い食器には食材の色を際立たせる効果がありますし、縁起色とされる赤には食欲を亢進させる効果があります。

一般的に食欲を刺激する色彩とされているのは、赤やオレンジなどの暖色系の色。逆に青などの寒色系の色は、食欲を減退させる効果があるとされています。
これはカラーマーケティングの現場でも使用される効果で、暖色系の色を『進出色』、寒色系の色を『後退色』と称したりもします。
あなたは下の写真を見て、どのカレーライスが美味しそうに感じるでしょうか?

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出典:ColoRhythm♪カラリズム -食に活かす色彩 -おいしさの秘密-

アンケートによると、赤や黄色の暖色系を選んだ人がもっとも多く、逆に青や紫などの寒色系を選んだ人はかなり少なかったそうです。これも視覚が食欲におよぼす影響をあらわしています。

食材はまさに色彩の宝庫!

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緑の色素であるクロロフィルのほかにも、黄色や赤の色素である“カロテノイド”、白や黄褐色の色素である“フラボノイド”など、植物を彩る色素もさまざまです。また、抗酸化物質として知られるアントシアニンやポリフェノールなど、色彩は植物の栄養成分の生成にも大きく影響しています。

そのほか、甲殻類の殻や、それらをエサにするマダイの体表、サケ科の魚類の赤身などに見られる“アスタキサンチン”は高い抗酸化作用を持つことでも知られ、光による障害から目を保護するともいわれています。そして牛や豚などの食肉の赤い色は、色素タンパク質である“ミオグロビン”が現れたものです。

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出典:ニッスイ企業情報サイト – ヒトは目で味わう

こうした食品の色は、さまざまな栄養素となって私たちの体に影響をおよぼす一方、食材の鮮度や味わいを見分ける指標の1つとしても、きわめて重要な役割をもっています。
事実、食事のときに働く五感の割合は視覚がもっとも高く、一説にはその割合は80%から90%にまで及ぶというのですから驚かされます。

目を閉じて食事をすると食材を正確に言い当てることすら困難で、私たちの脳はまず視覚情報により食べ物を認識し、過去の食事経験から味を予測、体内でホルモンの分泌や消化酵素の準備をおこなうといったルーチンを経ながら、「いざ食べよう!」という味わいモードに突入するというわけです。

まさに私たちは、「料理を目で食べている」といっても過言ではないのですね。

【参考】
ニッスイ企業情報サイト – ヒトは目で味わう
http://www.nissui.co.jp/academy/taste/11/index.html
兵庫栄養調理製菓専門学校 – 料理は目で食べている?
http://www.hyoei.ac.jp/library/nadeshiko/198.html

目ディア

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【動画あり】目にカメラを埋め込んだ”アイボーグ”は実在する?!

【動画あり】目にカメラを埋め込んだ”アイボーグ”は実在する?!

「目にカメラ機能がつけられていて、見たものをそのまま撮影できる」そんなSF映画やゲームの世界を実現させた映画作家がいます。自らをアイボーグと呼ぶ彼は、今後さらに改良したカメラでさまざまなことを実現させたいと考えているそうです。

今回は、アイボーグを含め、身体にマイクロデバイスなどを埋め込んで過ごすバイオハッカーについてご紹介します。

アイボーグになった映画作家

カナダ在住のロブ・スペンス(Rob Spence)さんは、子どもの頃に失明した片目に小さなカメラを入れ、撮影ができるようにしています。まだまだ撮影時間も短いのですが、今後は長時間の撮影ができるようにしていくなど、さまざまな構想を練っているそうです。

マイクロチップを埋め込んで電気信号で“見える”ようになる?

※【閲覧注意】手術映像が含まれています。

アイボーグのロブ・スペンスさんのドキュメンタリー映像には、目が見えない方が目の中にマイクロチップを埋め込み、電気信号を脳に送れるようにした話が収録されています。実験の結果は、物の形を見て何が目の前にあるのかわかるようになり、成功だったそうです。

盲目の方も手術によってものが見えるようになる、そんな時代がもう目の前にあるのかもしれません。

バイオハッカーって何?

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バイオハッカーとは、皮膚の下にマイクロデバイスなどを埋め込む人の総称です。中には、LEDのシリコンインプラントを入れて手が光るようにする人や、専用の機械にかざすと決済ができる認証チップを入れる人もいます。

身ひとつで鉄道に乗り放題!

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皮膚の下に、認証チップを入れた人が実際にそのチップで決済をし、鉄道に乗れる国があります。その国とは、スウェーデンです。

国営の鉄道会社では、体内に埋め込まれた認証チップをスキャンする料金支払い方式を導入しています。お金やクレジットカードなど支払いができるアイテムを何も持たなくても、鉄道に乗れるようになっているのです。

健康への影響も懸念されている皮膚の下に埋め込むマイクロデバイス。いずれはそうした問題もクリアされ、誰もが身体に埋め込まれたチップによって決済などもすべてできるようになる、そんな未来がやってきそうです!

▼未来が見えてくるようなハイテクアイテムについてまとめた記事はこちらもおすすめです!
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点字のスマートウォッチ、睡眠効果UPのアイマスク……視覚に関するウェアラブル・デバイスの進化がすごい!

▼技術は発展しても、人間の目はそうはいきません…目の疲れにはご注意を!
あなたも注意!デジアイ症候群!(ロート製薬 商品情報サイト)

参考
マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち | クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/news/archives/892/
The Eyeborg Project
http://eyeborgproject.tv/
TEDXBrussels – Rob Spence – Eyeborg, the Enhanced Self – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=CfCS-YcD-O4
「体内Suica」で乗り放題! スウェーデンの鉄道が新システムを導入 | BUSINESS INSIDER JAPAN
http://www.businessinsider.com/heres-why-body-hacking-is-taking-off-2015-7?utm_source=intl&utm_medium=ingest

目ディア

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