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誰にでも経験のある『視力検査』
いつから始まったの?そのルーツとは?

誰にでも経験のある『視力検査』<br />いつから始まったの?そのルーツとは?

誰でも一度は経験がある、定番の『視力検査』。片方ずつ目を隠し、一定の距離からCのマークの切れ目の方向を確認することで視力を測るテストですが、この方法は、いつからどのようにして始まったのでしょうか?

始まりは、子どもたちの学校生活から

そもそもの始まりは、1888年に制定された『活力検査訓令』から。これは、「子どもたちが教室のどこから見ても、黒板の文字が見える視力が必要である」という観点から定められたもので、皆さんも経験のある『視力検査(遠見視力検査)』がおこなわれるようになりました。その後、子どもたちの学校生活を守るために制定され、改定されてきたさまざまな法の中でも、この遠見視力検査が踏襲され、今日まで続いています。

この検査の役割として、視力を測定することはもちろん、視力障害として現れることが多い目の疾患や異常を、早期発見するための方法のひとつにもなっています。

検査されているのは遠くを見るための『遠見視力』

視力には異なる二種類の力があります。ひとつは遠くを見る『遠見視力』、もうひとつは近くを見る『近見視力』です。学校生活においては、黒板の文字などを見る力は遠見視力、教書やノート、パソコンの画面を見るのは近見視力となります。

学校でおこなわれている視力検査は、前項にあるように遠見視力を測るためのものです。しかし、最近では、小学校でも1人1台のノートパソコンが導入されるなど、近見が中心の学習形態となっているため、近見視力も注視されつつあります。

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学校で『近見視力』の検査が始まる日も近い?

近くを見るための近見視力は、現状、学校の視力検査では調べられていません。つまり、遠視であることが判明しづらいのです。
子どもは視力の調整力が強く、多少見えにくい場合でも次第にピントを合わせることができます。また、生まれつき遠視である場合、今まで近くのモノがはっきり見えた経験がないので、目の前の本やノートが見えにくくても、その状態に問題があることに気付けないのです。

通常の遠見視力検査では、近見視力の不良を発見することができず、むしろ「遠くが見えれば近くも見える」と思われていることもあります。遠視の場合、長時間、本を読むことなどが難しいため、この視力の問題が、学力や集中力の問題と勘違いされ、子どもの評価に関わることも懸念されています。

時代と共に、必要とされる視力が変わってくるのもまた事実。現代人の生活では、近くのモノを見ることがほとんどです。遠見視力と近見視力の両方を調べられる日も、近いのかもしれませんね。

▼視力に関する記事はコチラ
視力1.0はどんな基準で決まるの? 視力測定にまつわるおもしろい話

“C”だけじゃなかった!?世界の『視力検査表』にまつわるトリビア

「近視=ネガティブな印象」は時代遅れ!?近くを見て生きざるを得ない人類の進化だった

視力0.1の人にはこう見える!? 近視の人が見た世界を再現する絵画が幻想的

【参考】
Fujisan.co.jp – 心と体の健康「時代に適応した視力検査を!」
http://www.fujisan.co.jp/yomimono/articles/1479

文/矢野はな
目ディア

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“C”だけじゃなかった!? 世界の『視力検査表』にまつわるトリビア

“C”だけじゃなかった!? 世界の『視力検査表』にまつわるトリビア

なにかと目を酷使してしまいがちな現代人。メガネやコンタクトレンズなど視力補正器具のお世話になっている人も多いかと思いますが、視力検査の時に誰もが目にするのが、大きさと方向の異なる“C”が描かれた視力検査表です。

実はこの“C”マーク、正式な名称を『ランドルト環』といい、国際眼科学会で標準指標として採用されている由緒正しいデザインなのです。

でもこの視力表、世界ではちょっと事情が異なるみたいです。

1. Cの切れ目はどちらを向いていますか?

ランドルト環
出典:Amazon – 視力表 山地式 3m

視力検査の時には、いつも聞かれるこの言葉。きっと誰もが、黒いスプーンのような器具で片目を押さえて検査を受けた経験があるはず。

この黒いスプーンのような器具、正式な名称を『遮眼子(しゃがんし)』 というのですが、遮眼子を用いた検査方法は万国共通。しかし国際基準としてのランドルト環を用いた検査表には、日本独自のバリエーションもあるようなのです。

ランドルト環と平仮名を組み合わせた『大島式』や、平仮名と数字を組み合わせた『中村式』。“双魚指標”と呼ばれる魚2匹のシルエットが平行に並んだ『山地式』など、日本独自の視力表もさまざま。

このように各国ごとに異なる文字や記号を使用した視力検査表のことを、『万国式試視力表』と呼ぶそうです。

ランドルト環と双魚指標、平仮名を組み合わせたものなど、日本独特の視力表は海外から見ると奇抜なデザインに映るかもしれませんね。

2. 国際指標だけど世界標準じゃない?

ランドルト環
出典:Snellen chart – Wikipedia

ランドルト環が国際的な標準指標として採用されたのは1909年といいますから、明治42年のこと。スイスの眼科医エドマンド・ランドルト氏によって開発されたランドルト環は、イタリアの国際眼科学会で全世界共通の標準指標として採用され、今では『国際標準ランドルト氏環』と呼ばれています。

ところが世界を見渡すと、ランドルト環を採用していない国も多く存在しています。

3. ランドルト環、実は少数派?

ランドルト環
出典:Tumbling E Eye Chart

既述のとおり、国際的な標準指標として採用されているランドルト環。しかし、必ずしも全世界共通で使用されているわけではありません。

例えば中国で視力検査表として広く用いられているのは、ランドルト環ではなくて“E”を用いた『Eチャート』と呼ばれるもの。
古典的なラテンアルファベットを基礎とした視力表で、中国のように母国語としてアルファベットを用いない国でも多く採用されているようです。

ちなみに欧米で広く用いられているのは、複数のアルファベットを用いた『スネレン指標』と呼ばれるもの。1862年にオランダの眼科医ハーマン・スネレンによって考案されたスネレン指標は、現在も多くの国で使用されています。

4. 世界の視力検査表

ランドルト環
出典:C.R.Williams Opticians Blog – New Year Resolution for Your Eyes

左から『Eチャート』、『ランドルト環』、『スネレン指標』です。
日本人にとって、一番見慣れているのはもちろんランドルト環ですが、ひと口に視力を測る指標といってもさまざまなバリエーションがあるのですね。

ちなみにランドルト環の形には規定があり、円の直径と円弧の幅、開いている幅の比率は5:1:1に定められているのだとか。

また、かつて広く用いられていた、斜めの方向に切れ目の入ったランドルト環は、被験者が答えにくいという理由から姿を消し、現在では上下左右の角度のみが使用されるようになったそうですよ。

▼その他「視力検査」にまつわる関連記事はこちらをチェック
目の検査は『視力検査』だけじゃない! 知らなかった目に関する『○○検査』
男性向けや動物まで!思わず両目で 見たくなる『おもしろ視力表』まとめ

▼「最近物が見えにくいな…」という方、もしかしたら目の老化のせいかも?
年齢とともに起こる目の機能低下とは?(ロート製薬 商品情報サイト)

【参考】
Excite bit 小ネタ – 前から気になっていた視力検査の“C”にせまる
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1270439302823.html
目の辞典・治療、検査について
http://www.ocular.net/jiten/jiten013.htm

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