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秋の空が高く美しいのはなぜ?意外と知らない3つの理由とは

秋の空が高く美しいのはなぜ?意外と知らない3つの理由とは

「天高く馬肥ゆる秋」ということわざがあるように、ほかの季節に比べて、秋の空は高く澄み渡っているように感じませんか?

なぜ、秋の空は高く美しいのでしょうか?今回は、秋の空が高く美しい知られざる3つの理由をご紹介します。

秋の特徴である乾燥した空気が空の青さと高さを際立たせている

日中はまだ残暑が続くものの、夕方になるとさわやかな秋の風を感じるこの季節。ふと空を見上げれば、どこまでも高く続く空に思わず吸い込まれそうになるものです。

ところで、なぜ秋の空は高く見えるのでしょうか?

理由の1つに、夏と秋の「空気の透明度の違い」が挙げられます。

夏の空は太平洋高気圧の影響で空気中に水蒸気を多く含んでいます。実は水蒸気が多いと、太陽の光を乱反射するために空が白っぽくかすんで見えるのです。

その一方で、秋の空は移動性高気圧の影響から空気がほどよく乾燥しており、水蒸気も少なく、乱反射もおこりにくくなります。そのため、秋の空は夏よりも透明度を増し、空の青さが際立ちます。その結果、空が高く見えるというわけです。

秋の空_02

汚れた空気が低い位置に留まるため秋の空は澄み渡り、より高く見える

秋の空が高く見える2つ目の理由は、春と秋の「地面の状態の違い」にあります。

春は雪や氷がとけたばかりで、空気中に砂やホコリが舞い上がりやすい状態といえます。視界を悪くする「黄砂」が春の風物詩と呼ばれるのもこれが理由です。

一方の秋は、夏の間に生い茂った草木の影響で砂やホコリが立ちにくいといわれています。

さらに夏に比べて陽射しが弱まるため、太陽で暖められた空気が上昇する現象「対流」が起こりにくくなり、地面近くにある汚れた空気の層が空の低い位置に留まるそうです。

その結果、春夏よりも秋の空は澄み渡り、空が一段と高く見えるのです。

秋の空_03

空のてっぺんに美しく並ぶ秋雲が空を一層高く見せる

3つ目の理由、それは夏と秋での「雲の種類の違い」です。

夏の代名詞的な雲のひとつである「入道雲」を例にあげてみましょう。「入道雲」は、上下に大きく発達しているために雲の天辺は高いのですが、雲の底はとても低いところにあるのが特徴です。

同じく夏場によく見られる「綿雲」も、空の低いところにぽっかりと浮かんでいるのが特徴です。

このように、夏の雲は低いところに位置するものが多く、空を低く見せてしまいます。

一方、秋の空を代表する「いわし雲」「うろこ雲」「ひつじ雲」は、空の高い位置に美しく並んで見えるのが特徴です。

視線の位置が高くなるだけでなく、雲の下に空が見える割合も大きいことから、秋の空がどこまでも高く感じられるというわけです。

秋の空_04

秋は夕日が美しく見える季節であり、秋の夜空はお月見のベストシーズンでもあります。
さわやかな秋の空を見上げて、働きづめの目にご褒美をあげてみてはいかがでしょうか?

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【参考】
秋の空が「高く」見えるのはどうして? |くらし&ハウス|NIKKEI STYLE
http://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0200D_S2A001C1000000
2009年度9月 Slowly & Timely Vol.02[関西電力]
http://www.kepco.co.jp/sustainability/kankyou/natural/library/slowly/0909_2.html

文/深山由佳理
目ディア

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読み物

19世紀に誕生した新印象派が描く 美しい「点描画」の世界

19世紀に誕生した新印象派が描く 美しい「点描画」の世界

出典:Wikimedia commons

19世紀末から20世紀初めに活躍した画家、ジョルジュ・スーラをご存知ですか?彼が生み出した「点描画」と呼ばれる手法は、色彩の革命を起こしたとも言われるほど画期的なものでした。そんないまなお人々を魅了してやまない、点描画の世界についてご紹介します。

点描画を編み出した新印象派の創始者「ジョルジュ・スーラ」

絵画などを線ではなく点の集合やごく軽いタッチで表現する「点描画」。この手法が登場するまで、印象派と呼ばれる画家たちは、絵の具が混じることで色彩が濁って暗く見えてしまうことを解消するために、「筆触分割」と呼ばれる描画法を用いるのが主流でした。
「筆触分割」は色を混ぜずに絵の具を並べ置くような手法なのですが、スーラはそれを色彩理論や光学理論に基づき発展させ、独自の手法を編み出したのです。

スーラは、色を混ぜれば混ぜるほど暗くなる「加法混色」を避け、少しでも色を鮮やかに見せるために「並置加法混色」と「捕色対比」という方法を用いました。
「並置加法混色(視覚混合)」とはパレットで色を混ぜるのではなく、キャンバスなどに混ぜたい色を点で配置し、“目の中で混合された色彩を見せる”こと。たとえば青の点とオレンジの点は、近くで見るとそれぞれ異なる色に見えますが、遠ざかると混ざり合い、別の一つの色(茶色)に見えるという視覚効果があるのです。

一方の「捕色対比」は、色相環(色をリング状に順序立てて並べた表)の反対側に位置する2色(補色)を配色することです。下記の画像は「マンセル・カラー・システム」と呼ばれる、色相環です。この図でそれぞれ向かい合う色が、補色となります。

印象派_02
出典:Munsell 101 for the artist

たとえば黄緑色の芝生の合間に補色関係に近い紫を用いることで、お互いの色を強調し合う効果が生まれます。スーラは作品全体の調和をとりながら、補色関係にある色を配色することで、明るい色彩を演出することを可能にしたのです。

この手法はやがて新印象派と呼ばれる芸術活動へとつながっていきます。他にも、スーラの友人でもあるポール・シニャック、そして後にフィンセント・ファン・ゴッホも影響を受けたと言われているのです。
そんなスーラをはじめとする新印象派の画家たちの作品をいくつかご紹介します。

ため息が出るほどの美しさ。新印象派の作品とは?

印象派_01
出典:Wikimedia commons

「グランド・ジャット島の日曜日の午後」ジョルジュ・スーラ
こちらはスーラの代表作です。この絵の制作には下書きや習作を多数作るなど、念入りな下準備をしながら2年の月日をかけて描かれたそうです。

印象派_03
出典:Artble

「サーカス」ジョルジュ・スーラ
こちらはスーラの遺作となった作品です。サーカスのゆかいな雰囲気が見事にとらえられていますね!

印象派_4

「フェリックス・フェネオンの肖像」ポール・シニャック
スーラの友人でもあるポール・シニャックの作品です。モデルとなっているフェリックス・フェネオンはスーラの作品を見て「新印象派」と名付けた批評家です。
ちなみにスーラは31歳という若さでこの世を去っており、大作を仕上げるまでに長い時間を要したということもあり、作品の数は多くは残されていないそうです。
新印象派の作品を集めた展覧会は、定期的に行われています。機会があればぜひ実際の作品を間近で見て、そのすごさに触れてみてくださいね!

【参考】
日本文教出版‐高校教科書×美術館(高等学校 美術/工芸)
https://www.nichibun-g.co.jp/column/education/k-bi-museum/k-bi-museum064/
NHKONLINE‐ひるまえほっと “色彩の革命”点描画の世界
https://www.nhk.or.jp/shutoken/hirumae/athot/2013-11/1112.html
ウィキペディア‐
http://bit.ly/1ZLBrbm

文/よしだみすず
目ディア

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