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男女で色の見え方が違うって本当?
色覚の違いに性差がある理由

男女で色の見え方が違うって本当?<br />色覚の違いに性差がある理由

「男性と女性は違う生き物」なんて言う人もいますが、実際に男性と女性は異なる世界を感じながら生活しているのかもしれません。

近年おこなわれた研究によると、色の見分け方には男女で違いがあるらしいことがわかりました。その違いには、どうやら男女間における進化の影響があるようなのです。

女性は男性より多くの色を見ることができる?

男女で色の見え方に違いがある――そんな研究結果を発表したのは、ニューヨーク州立大学ブルックリン校のイズリエル・エイブラモフ心理学教授。

正常色覚を持つ16歳以上の若い男女を対象におこなわれた一連の研究では、色の識別と動体認識を中心とした調査の中で、個体差だけでは説明のつかない男女の見え方の違いがあることが示唆されました。

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出典:RGB|CMY Digital Color Atlas | Blog – Becoming a Colorist

研究によると、おおよそ全ての色について女性は男性よりも色を識別する能力に優れており、より細かな色の違いを見分けることができたそうです。

では、なぜ男女で色の見え方が異なるのでしょうか? エイブラモフ教授によると、男女間における『可視スペクトル』のとらえ方の違いが、このような結果として現れているのだとか。
エイブラモフ教授は、その理由についてこう述べています。

“「可視スペクトルのほぼ全域にわたって、同じ色相を知覚するのに男性は女性よりやや長い波長を必要とする」”

出典:ナショナルジオグラフィック日本版サイト – 男性と女性、ものの見え方に違い

この波長の長さの違いにより、女性はより詳細な色を識別する能力に秀でていると考えられるのです。

また、視覚的には波長が長いほど“暖かい色”として現れるため、男女で異なる波長の捉え方は、色の認識にも微妙な違いとなって現れます。
具体的には、女性は黄色、緑色、青色といった色の識別能力が男性に比べてより高く、男性はオレンジ色が女性に比べて赤みがかった色彩に感じられるなど、やや暖色寄りの色となって認識されるらしいのです。

ちなみに、通常よりも多い色覚を持つ『4色型色覚』の割合も、男性より女性の方が高いということがわかっています。

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見え方の違いに男性ホルモンが影響?

エイブラモフ教授は、「男女の色覚の違いは、目の構造によるものだけでは説明がつかない」とした上で、「男性ホルモンであるテストステロンが、なんらかの形で男性と女性の視覚認識に重要な役割を果たしている」と述べています。

gender differences_03

では、なぜ男性ホルモンが見え方の違いとなって現れるのでしょうか?

目の構造そのものは男女で異なるわけではありませんから、色相や視覚の捉え方の違いは、脳の処理能力の違いだと考えることができます。また、この研究による男女の見え方の違いで顕著となったのが、“細部の素早い変化を遠くからとらえる能力”。いわゆる『動体視力』でした。

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答えはヒトの進化にあり!?

実は、男性は女性に比べて、視覚野(大脳皮質のうち視覚に直接関係のある領域)のニューロン(※)の数が25%ほど多いと言われています。このニューロンに影響を与えるのが、男性ホルモンの一種『テストステロン』なのです。

(※)ニュートロン……原子核を構成する中性(無電荷)の粒子=中性子

研究チームは、このテストステロンにおける男女の違いを、いわゆる『狩猟採集仮説』を裏付けるものだと主張しています。
狩猟採集仮説とは、“人類の進化が狩猟・採集行動によって影響を受けた”とするものですから、動体視力とテストステロンの関係は一定の説得力を帯びてきます。

では、狩猟ではなく、木の実などの“採集”を中心としていた女性にとって、こうした色の違いを見分ける能力は、より重要であったのでしょうか?

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今回の研究で明らかになった、女性は色の識別能力に優れるという傾向と、男性は動体視力に優れるという傾向。こうした視覚の性差は、進化の過程における男女の役割分担と密接につながっています。

なにより、子を生み育てるという役割分担の中で、子どもの顔色の変化や排泄物の色の違いなどの子細な変化を見極める感受性は、女性にとってより必要な能力として進化していったのかもしれません。

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でもこう考えると、この研究は農耕民族と呼ばれる日本人には適用されないのでは? なんて考えてしまいますよね。

しかし、農耕民族という区分けは、農耕社会が確立されて以降の考え方です。人類学上は新石器時代までの全ての人類は狩猟採集社会だったと言われていますから、この結果は私たちにも適応されると考えていいと思います。

いかがでしたか?
女性による多彩な色の感受性。あなたには思い当たるところがあるでしょうか?

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【参考】
Daily Mail Online – Men and women really DO see things differently: Our brains process colours in different ways
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2197888/Men-women-really-DO-things-differently-Our-brains-process-colours-different-ways.html
ナショナルジオグラフィック日本版サイト – 男性と女性、ものの見え方に違い
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6703/

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トリビア

覚えておきたいメガネトリビア!日本初の有名人メガネ男子は“徳川家康”だった?!

覚えておきたいメガネトリビア!日本初の有名人メガネ男子は“徳川家康”だった?!

メガネをかけているステキな男性の総称“メガネ男子”。あなたは、日本初のメガネ男子はどんな人物かご存じですか?

実は、江戸幕府を開いた徳川家康が、日本初のメガネ男子だといわれています。上野恩賜公園には、愛用していたメガネをかたどった石碑が立てられているほど、メガネが好きだったという徳川家康。そんな家康とメガネの関係をご紹介します!

日本にはいつからメガネがあったの?

メガネの歴史_02

徳川家康が愛用したとされているメガネ。日本に伝来したのは、室町時代だといわれています。

1551年にフランシスコ・ザビエルが現在の山口県東部周辺にあった周防国(すおうのくに)の大名、大内義隆に献上したとして伝えられているのが、日本初のメガネです。

それ以前に、足利義晴(室町幕府第12代将軍)がメガネを持っていたという言い伝えも残されていますが、使用していたという記録がないため、最古のメガネは前述の献上品だといわれています。

そもそもメガネの誕生はいつ頃なの?

メガネの歴史_03

メガネ発祥の地は、13世紀のイタリアだとされていますが、どこの誰が最初にメガネを生み出したのかについては、まだハッキリとしていません。

また、「レンズを使って物を拡大して見る」こと自体は、1世紀にはすでに取り入れられていたという記録が残っています。

そのほか、物の拡大ではなく太陽光を集める用途だったという説も有力です。この用途では紀元前のヒエログリフにもガラス製レンズが描かれており、メガネは歴史の古い道具であることがうかがえます。

徳川家康のメガネは鼻眼鏡

メガネの歴史_04

当時はまだ日本にメガネを作る技術はなく、献上品のひとつとしてメガネがあったのみでした。それを愛用していたとされているのが、徳川家康です。

家康が愛用していたのは耳にかけるタイプではなく、鼻に引っ掛ける『目器』と呼ばれていた手持ちの鼻眼鏡で、老眼鏡として使用していたのではないかといわれています。

家康に愛用されていたメガネは現在、静岡県の久能山東照宮に重要文化財として納められており、2015年の家康公四百年祭では、レプリカ(久能山東照宮博物館所蔵)が展示されていました。

上野恩賜公園の石碑を見てみよう!

メガネの歴史_05

家康のメガネをかたどった石碑『めがね之碑』は、上野恩賜公園の中、不忍池弁天島の天竜橋近くに建てられています。

1968年に東京のメガネ業界の組合によって建てられた石碑であるため、メガネ業界の発展に携わった方の名前も刻まれています。近くにお出かけの際は、家康愛用のメガネをチェックしに行ってみてはいかがでしょうか?

日本初のメガネ男子徳川家康は、愛用品が今も文化財として残されていたり、石碑にかたどられていたりと、メガネ好きにとっては押さえておきたい歴史上の人物ですね。

メガネ男子好きの方も、メガネを愛用している方も、メガネトリビアのひとつとして覚えておきましょう!

▼こちらの記事でもメガネに関する話題を取り上げています!
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(参考サイト)
【 日本初の眼鏡男子 】 徳川家康も愛用した眼鏡の歴史 | 歴人マガジン
https://rekijin.com/?p=14055
「めがね之碑【弁天堂】」|TAITOおでかけナビ
http://taitonavi.jp/enjoy_detail.html?no=390

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