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子どもの色彩感覚を伸ばす秘密は身の回りの環境にある?

子どもの色彩感覚を伸ばす秘密は身の回りの環境にある?

「育った環境に色が多くあると、それだけ色彩感覚が育まれる」という説を聞いたことはありませんか? 確かにさまざまな色に触れて育つと、色彩感覚や感受性が豊かになるといわれています。

しかし、0歳の頃から「とにかくカラフル」という環境で育てるだけでは、子どもの色彩感覚が伸びるわけではないようです。

では、どんな環境ならよいのでしょうか? 今回は、子どもの色彩感覚を伸ばすための環境づくりについてご紹介します。

子どもが色を見分けられるようになるのはいつから?

子どもの色彩感覚を伸ばすには?_02

生まれたての赤ちゃんの視力はほぼないといわれ、0.01未満だとされています。視力はゆっくりと発達するため、3歳で0.5程度あれば問題なく、3〜6年かけてハッキリと見えるようになっていきます。

色の見分けは、生後数週間からといわれており、はじめに「赤」を認識できるようになります。もちろん、その頃には言葉を理解することはできないため、「赤い色」が「赤」という名前であることはわかりませんが、生まれたときから区別できる「白」と「黒」以外にはじめて認識できるのが「赤」だといわれています。

次に、見分けられるようになるのが「黄・緑・オレンジ」だとされています。小さい子どもがハッキリとした色を好むのは、“見分け”がカンタンだからという理由もあるようです。

子どもに大人気のキャラクターの顔も、「赤いホッペや鼻に黄色いベルト」と小さな子どもにもわかりやすい色が使われています。

視力よりも、色を感じる力は早く発達し、生後4ヶ月の頃には大人と同じくらいの「色」をわかるようになります。しかし、ものがぼんやりと見えているため、少しずつハッキリと見えだし、言葉も理解できるようになってくる3歳頃を目安に「ものには色がある」ことから教えていくとよさそうです。

色には意味がある

子どもの色彩感覚を伸ばすには?_03

「赤は元気」「青は落ち着き」など色にはさまざまな意味が込められているといいます。子どもにとって、「色は精神状態を表す指標となる」ともされており、お絵描きのときの色味を見てそのときの心の状態を把握することもあります。

一般的に赤やオレンジなどの暖色系は、「あたたかさや元気、やる気を引き出す」色、青などの寒色は「集中力を高める、落ち着きを表す」色、緑は「気持ちをおだやかにする、自分らしくいられる」色、紫は「発想力を引き出す、ひらめきの」色といわれています。

色がもたらすイメージや意味は、人によって少しずつ考え方も変わってくるため、信頼できる情報を元にチェックするようにしましょう。

カラーテーマを決めて部屋をコーディネートしよう

子どもの色彩感覚を伸ばすには?_04

子どもの色彩感覚を育てる環境づくりにとって大きなポイントとなるのが、家のなかです。特に子ども部屋を用意するときには、カラーテーマを決めてコーディネートするといいでしょう。

たとえば、集中力を高めたい机の周りには青系のものを置いたり、ベッドには緑を入れたりといったように、カラーテーマを決めていると、部屋自体もまとまりが出てオシャレな雰囲気になります。リビングでの過ごし方も、各家庭の方針に合わせてカラーを決めるとより効果が高まりそうです。

子どもの色彩感覚は絵本でも伸ばせる

子どもの色彩感覚を伸ばすには?_05

小さい頃から色彩感覚を伸ばしたいと思ったら、絵本もおすすめです。
絵本の世界では、普段の生活ではなかなか見ないような色が使われていることもあるため、「色」に触れさせるにはとてもよいアイテムだといます。

赤ちゃんの頃から楽しめる絵本も、『色の絵本』(ハートアートシリーズ・早坂優子著・視覚デザイン研究所出版)、『こどもの色彩感覚を育てる絵本シリーズ』(とだこうしろう著・戸田デザイン研究室出版)など、たくさんあります。

できるだけ小さいうちは色味のやさしいものでさまざまな色が出てくるものを選び、少し大きくなってきて「色」を理解できるようになってくる3歳頃からは『あおくんときいろちゃん』(レオ・レオニ著・藤田圭雄訳・至光社出版)、『くれよんのくろくん』(なかやみわさく/え・童心社出版)といった、色をモチーフにした“お話”もおすすめです。

子どもの色彩感覚は、どれだけの色に触れて育ったかによっても変わってきますが、ある程度の年齢になると「女の子だから◯◯色が好き」「男の子だから◯◯」と周りからの目も意識して色を選ぶようになる時期も出てきます。

色彩感覚も好きな色も「絶対これでなくてはいけない」というものはありません。普段の生活のなかで自然と「色」に興味をもてるような環境を整えてあげて、あとは子どもの好みに合わせてあげるようにしましょう。

▼子どもの「目」について、気になる情報はこちらでも紹介されています。
気づいてる?気づいていない!子どもの目 実態調査(ロート製薬 商品情報サイト)
赤ちゃんの視力は0.01未満!? 子どもの視界を体験して危険を回避しよう
VRは子どもの目には危険?!斜視になるリスクとは?
子どもの装用に医師が警鐘!コンタクトは何歳から使用してもいいの?

▼色にまつわる記事も一緒にごらんください!
日本人の“見分ける力”に脱帽!1000種以上ともいわれる「伝統色」の豆知識
音に色や温度を感じる 「共感覚」が不思議すぎる!

【参考】
色が与える心と体への影響 | わんぱく大作戦 | TSSテレビ新広島
http://www.tss-tv.co.jp/wanpaku/kenkou/20150202.html
6つの色―色彩えほん〈1〉 (こどもの色彩感覚を育てる絵本シリーズ) | とだ こうしろう |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/6つの色―色彩えほん〈1〉-こどもの色彩感覚を育てる絵本シリーズ-とだ-こうしろう/dp/4924710210
色のえほん (ハートアートシリーズ) | 早坂 優子 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/色のえほん-ハートアートシリーズ-早坂-優子/dp/4881081616/
あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本) | レオ・レオーニ, 藤田 圭雄 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/あおくんときいろちゃん-至光社国際版絵本-レオ・レオーニ/dp/4783400008/
くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば) | なかや みわ |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/くれよんのくろくん-絵本・こどものひろば-なかや-みわ/dp/4494008923/

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「口で形を見ている」ってどういうこと? 赤ちゃんの見る世界とは

「口で形を見ている」ってどういうこと? 赤ちゃんの見る世界とは

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ目でモノを見ることができません。当然のことのようですが、実は自然界でこのように未熟な姿で生まれてくる生き物は、極めて限定的な存在だそうです。
そんな人間の赤ちゃんは、なんと“口で形を見ている”のではないか、と唱える説があります。それは一体、どういうことなのでしょう?

人間の赤ちゃんは「就巣性」と呼ばれる

哺乳類の中には、生まれてすぐに活発に活動する生き物が数多くいます。例えばウマが生後すぐに立ち上がることはよく知られていますし、サルなどの霊長類も生まれて間もなく目が開き、自力でお乳を飲みにいくことができます。

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このように、生後すぐに高い自立性を持つ生き物を“離巣性(りそうせい”動物と呼び、親の保護がなければ生存できない生き物を“就巣性(しゅうそうせい)”動物と呼んでいます。一般的に、就巣性動物にはモグラなどの小型動物が多いとされており、一部の例外を除くと、ヒトのような大型哺乳動物で就巣性を示す生き物は多くありません。

赤ちゃんがお腹の中にいる期間って、実は短い?

ヒトが就巣性を持つ理由はいくつか考えられていますが、もっとも大きな原因として考えられているのが、頭の大きさです。
大脳を発達させたヒトの新生児は、自力では持ち上げられないほど大きな頭部を持っています。また、ヒトは二足歩行を発達させたことで骨盤が小さくなり、このことからも離巣性動物のように成熟した姿で生まれてくることができません。

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こうしたヒト特有の現象を、スイスの生理学者アドルフ・ポルトマンは「生理的早産」と呼びました。ヒトの出産は1年ほど早くおこなわれるという考え方のことですが、ポルトマンはヒトの乳児期(生後1年ほど)を「子宮外胎児期」とも呼んでいます。
しかし、こうしたヒト特有の特徴は、脳をはじめとする感覚器の発達をうながしました。
随意運動ができず、極めて依存的と思われるヒトの赤ちゃんですが、実は脳の活動は他の哺乳類とは比較にならないほど活発に働き続けているのです。

赤ちゃんは視覚野で感覚を“見て”いる?

生後数日の赤ちゃんが、お母さんの顔を見つめるような動作をおこなうことや、表情の変化に反応することが確認されています。
目の見えない赤ちゃんが“見る”とは奇妙な感じがしますが、赤ちゃんが“見る”行為には、まだ未分化な脳の活動を互いの感覚器が補おうとすることが起因しているのではないかと考えられています。

実は、生後間もない新生児は、脳の視覚野と感覚野などの五感の棲み分けが完全にはおこなわれていません。つまり、本来なら感覚野で処理すべきさまざまな触覚を、新生児の頃には“ある種のイメージ”として視覚野でも感じ取っているのではないか? と考えられているのです。

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例えば、オシャブリをくわえている赤ちゃんがいるとします。しかし、この時の赤ちゃんは“口という目”を通じて、オシャブリの存在を“見ている”のかもしれないのです。
もしかすると、大人の目には見えない愛情という感情も、赤ちゃんには“見えている”のかもしれませんね。

▼ヒトや動物の目の不思議なら!?
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【参考】
論文 – Ebbinghaus IllusionによるVisual Captureの検討
http://www.sguc.ac.jp/assets/files/kiyou/04_ohhashi.pdf
Nature – Intermodal matching by human neonates
http://www.nature.com/nature/journal/v282/n5737/abs/282403a0.html
おやこ – 生理的早産
http://www.oyako.info/home_cont/c_senmon_01.php

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