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違法品では失明の危険も!? 知っておくべきレーザーポインターの基礎知識

違法品では失明の危険も!? 知っておくべきレーザーポインターの基礎知識

出典:vocativ『The FBI is Coming For Your Laser Pointers』

レーザーポインターは、プロジェクターを使用するプレゼンテーションの場には欠かせない存在です。ビジネスシーンでよく使用するという方も多いのではないでしょうか。
しかし、一部では違法品が横行しており、そうした商品のレーザーを誤って目に照射すると、網膜がやけどの症状を起こし失明する危険もあるといいます。
そこで今回は、実際に起こった事故を例にしながら、レーザーポインターの正しい使い方や基礎知識について見ていきましょう!

プレゼン用レーザーポインターによって!? 操縦士が網膜にやけど

レーザーポインター_02

2015年10月、大阪の伊丹空港で着陸寸前にあった全日空機の操縦窓に、レーザー光線が照射されるという被害が報告されました。レーザー光線が何によって照射されたのかは明らかではありませんが、高度300mの位置で照射されており、「プレゼン用のレーザーポインターが使用された」と疑う声もあるようです。

伊丹空港の事例では操縦士の目に異変はなかったものの、2015年春に、同様の被害がロンドンのヒースロー空港でも起こっており、副操縦士が右目の網膜にやけどを負っています。やはり使用されたのは、「プレゼン用のレーザーポインター」と見られているようです。

どちらのニュースも全容が明らかでない以上、憶測の域を出ませんが、「プレゼン用のレーザーポインターが使用された」という疑いが事実だったとすれば、「身近にそんな強力なモノがあるのか」と、恐ろしくなる方もいるのではないでしょうか。

必要以上に怖がらなくても大丈夫! 法律に基づいた製品なら安全

しかし、必要以上に怖がることはありません。皆さんの身近にあるレーザーポインターの多くは、安全に使うことができる製品です。なぜなら、日本ではレーザーポインターは「消費生活用製品安全法」が定める法律の規制下で販売されているからです。

具体的には、「全長8cm以上、重量40g以上(電池を含む)、最大出力1ミリワット未満、玩具用は0.2ミリワット以下、手を離すと発光がオフになる」などの規制が設けられています。とりわけ注目したいのが「光の強度を示すワット数」ですが、この数字が大きくなればなるほど、直視したときに目に与える影響が深刻となります。

主に玩具用として法律に定められた0.2ミリワット以下は、「100秒間、まばたきせずに直視しても問題ない」とされており、最大出力である1ミリワット未満は「0.25秒未満の直視は問題ない」とされています。

しかしネットの普及によって違法品が流通! 安易に買うのは危険

そもそも法律による規制が始まったのは2001年のこと。その背景には、「レーザーポインターによる目への被害」があります。
レーザーポインターが普及を始めた1990年代、使い方を誤ると危険な高出力となる小型製品が低価格で玩具市場に出回り、事故が多発したのです。1999年には横浜のとある中学校で、生徒がレーザーポインターで遊んでいたところ誤って顔に向けてしまい、3人の生徒が視力低下したという被害が起きています。

レーザーポインター_03

こうした被害を受け、規制が始まったレーザーポインターですが、最近ではネット通販の普及により規制外の高出力な製品が違法に販売されている事例も増えているようです。そうした製品を販売するサイトは、日本語で通販サイトを運営しているにも関わらず、業者の所在地を海外におくことで、法の目をかいくぐっているようです。
法に定められた基準を知らず、「より広い場所でもプレゼンがしやすそう」と何も知らずにこうした違法品に手を出しては、誤って目に照射してしまったときなど、取り返しの付かない事態を招きかねません。

あなたのレーザーポインターは大丈夫? 「PSCマーク」が安全の印

では、そのレーザーポインターが法律に基づいた製品かどうかは、どのように見分ければいいのでしょうか?
実は答えは簡単です。国は法律に定められた安全基準を満たす製品に、「PSCマーク(Product:製品、Safety:安全、Consumer:消費者の頭文字から)」を付けることを義務づけています。このマークの有無によって、見分ければいいのです。

レーザーポインター_04
出典:経済産業省『消費生活用製品安全法のページ』

しかし法に定められた製品であっても、玩具用の範疇を超えた高出力(1ミリワット未満)に関しては、「0.25秒未満の直視は問題ない」といった記述です。逆に言えば、高出力で0.25秒以上直視することは危険なのです。くれぐれも、人体に向けて照射しないようにしましょう。反射により、
他にも、意図せずレーザー光線が人に向けられることもあるため、鏡やガラスに向けて照射することも危険です。また、レーザー光線は、かなり遠くまで出力が減退せずに到達する性質をもつことから、屋外での使用はしないようにしましょう。

ビジネスシーンなどで使う機会も多い製品ですので、安全な使用を心がけましょう!

▼失明を伴うトラブルについては、コチラの記事でもご紹介しています
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【参考】
日刊スポーツ『着陸直前ANA機にレーザー 伊丹空港あわや大事故』
http://www.nikkansports.com/general/news/1568501.html
スポーツ報知『【メディカルNOW】「レーザーポインター」違法品が野放し販売 目に照射で失明も』
http://www.hochi.co.jp/topics/serial/CO019593/20151124-OHT1T50025.html
マイナビニュース『英、操縦士の目にレーザー照射 – ヒースロー空港着陸時に負傷』
http://news.mynavi.jp/news/2015/11/24/587/
サイドローズ『失敗百選 ~レーザーポインタで視力障害~』
http://www.sydrose.com/case100/128/LASER QUEST『危険なレーザーポインターを見分ける5つのポイント』
http://lasers.jp/laserquest/?p=145

目ディア

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子ども

TV画面のフラッシュに注意! 『光過敏性発作』の原因と対策

TV画面のフラッシュに注意! 『光過敏性発作』の原因と対策

みなさんは、今から20年ほど前に、テレビでアニメを観ていた子どもたちが何人も倒れる、という事件があったことを覚えていらっしゃるでしょうか? 原因となったのは、『光過敏性発作』です。聞きなれない名称ですがどういった症状なのでしょうか?

テレビアニメを観ていた子どもたちが次々に倒れる!?

1997年12月に起こった通称“ポケモンショック”と呼ばれるこの事件は、テレビで冒頭からアニメを観ていた子どもたちが、番組の終わりころから、けいれん、ひきつけ、失神(意識混濁)、めまい、吐き気、不快感、頭痛などの症状を訴え、次々と倒れるというものでした。救急車で病院に運ばれる子どももいたため、その波及力の大きさから社会問題となり、このテレビアニメは4ヶ月間放送を自粛することとなりました。

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原因となったのは、アニメならではの光の変化の激しい映像によって、通常では起こらない眼球運動が生じ、『視性眼振抑制』という船酔いのような症状が引き起こされたこと。そしてもうひとつは、閃光のように、網膜の周辺と中心部の異なる部位を交互に刺激する特殊な光を放つ場面が数秒間続き、『光過敏性発作』という症状が引き起こされたことが挙げられます。

この『光過敏性発作』が引き起こされると、光や映像のちらつきにより、脳内が強く刺激され、脳全体が興奮状態となります。興奮状態になると、脳が正常に動かなくなり、めまいなどの症状が現れます。

子どもたちがアニメを観ることに集中し、こうした刺激からほとんど目をそらすことがなったことも、大きな原因となったといわれています。

『光過敏性発作』防止への対策が義務化 日ごろの注意も大切!

この事件をうけて、現在では『光過敏性発作」の権威であるハーディング教授の作った基準をもとに、防止対策が義務づけられています。その項目は「赤いフラッシュが1秒間に3発以上点滅する」、「画面の大部分を、際立った一定の空間パターン(縞模様や渦巻き模様など)が占めている」、「光フラッシュがある」といったものです。それらの項目に当てはまらないよう、現在のアニメなどの映像はつくられています。

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テレビでも、記者会見など多くのフラッシュがたかれる映像には、注意喚起するテロップが流れることが多くなっているのも、この影響です。ただし、対策がなされているとはいえ、ゲームやビデオではその範疇から外れているものあるため、いずれにせよ観る側の注意も大切です。いくら面白くても、あまり画面に集中し過ぎることのないように、日ごろから注意することが必要だといえそうですね。

▼目にフラッシュが与える影響に興味がある方には、コチラもオススメ

カメラのフラッシュで失明ってありえるの!? 撮影時の閃光が目に与えるホントの影響とは

【参考】
人体への影響
http://mcm-www.jwu.ac.jp/~physm/buturi06/sikaku/st5.html
ウィキペディア・ポケモンショック
http://bit.ly/1LW8LDH

目ディア

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