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視覚障がい者スポーツはこんなに奥深い!
パラリンピック先取りガイド

視覚障がい者スポーツはこんなに奥深い!<br /> パラリンピック先取りガイド

4年に1度行われるスポーツの祭典といえば、オリンピックですよね。2020年の東京開催が決まり、今からワクワクしているという人も多いはず。ところで、このオリンピック終了直後に同じ場所で開催される、障がい者を対象とした“もう1つ”のオリンピック、パラリンピックについてはご存知でしょうか?
こちらもオリンピックに負けず劣らず、とても熱い戦いが繰り広げられています。そこで今回は、もっとスポーツ観戦を楽しむために知っておきたい、パラリンピックの基礎知識をご紹介します。

視覚障がい者のための競技は、通常のルールと何が違うの?

パラリンピックで行われる競技は、独自ルールを設けたり、通常のルールの一部を変えたりすることで、視覚障がい者も参加しやすいように工夫がされています。そのひとつが「クラス分け」です。

一口に“視覚障がい”といっても、まったく人の顔が見えないという場合もあれば、ぼんやりだけれど顔の形はなんとなくわかる、光の明暗はつく、というようにその程度には個人差があります。
そこで、競技の勝敗をつける上で、障がいの種類や程度による不公平が生じないように、選手を主に3つのグループに分けているのです。

【1】光覚なしから光覚まで。どの距離や方向からでも手の形を認知できない
【2】手の形を認識できるものから、視力0.03まで。または視野が5度以内
【3】視力は0.04から0.1、または視野20度以内のもの

【1】は、いわゆる全盲クラス。【2】と【3】は弱視クラスですが、【3】のほうがより見えにくいとされています。そしてこれらは、B1、B2、B3のように各競技で振り分けられます。表記の仕方はそれぞれ競技や種目によって異なりますが、クラス分けの内容は同じです。
それでは、実際の競技の違いについてご紹介していきましょう。

■陸上競技

視覚障がいの選手は、競技種目において「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者とともに走ります。ロープを輪にしたものの一端をそれぞれが握って並走する姿は、おなじみの方も多いのではないでしょうか。跳躍、投てき種目では「コーラー」と呼ばれる、手を叩いて音などで選手に知らせる人による指示を頼りに競技をおこないます。

■自転車

前に「パイロット」と呼ばれる健常の選手、後ろに「ストーカー」と呼ばれる視覚障がいの選手が乗り、2人乗り用ダンデム自転車を使用します。トラック競技とロード競技に分かれています。

■馬術

人馬一体となった演技の正確性と芸術性を競います。決まった演技を行う「チャンピオンシップ」と選手自身が選んだ楽曲に合わせ、演技を行う「フリースタイル」の2種目が行われます。

■柔道

基本は通常の柔道のルールと同じですが、視覚障がいの程度別のクラス分けではなく、体重の階級別に分かれています。ただ、試合開始はお互いに相手のえりと袖を持ち、組み合った状態で始めます。

■射撃

ライフル銃に特別なシステムが組み込まれ、ソナーから発する超音波を音に変換します。的に向けると音の高低差で的からの距離を知らせてくれるため、その音を聞き分けて方向を定めながら高得点を狙います。

■水泳

ターンやゴールタッチで壁にぶつかることを防ぐため、コーチがタッピングバーという棒を使って選手に壁の位置を知らせます。

■視覚障がい者5人制サッカー

チームは4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパー、監督、コーラーの7人で編成されます。そのうちゴールキーパーや監督、コーラーは晴眼者(視覚健常者)がつとめ、 “声”を使って選手たちをサポートしていきます。
▼詳しくはこちらの記事でどうぞ!
視覚障がい者に大人気のスポーツ ブラインドサッカーはこんなにおもしろい!

必見! 視覚障がい者のためのオリジナル競技

視覚障がい者のための競技として生まれ、とても人気のある競技が「ゴールボール」です。こちらは、1チーム3人の選手がアイシェードと呼ばれる目隠しをしてコートの中で戦います。
使用するボールはバスケットボールとほぼ同じサイズで、中に音のなる鈴が2個入っており、転がすように投球しながら相手チームからゴールを奪います。投球の速い選手は時速50kmに達することもあり、ボールが壊れたり、けが人が出たりすることもあるほど、激しいスポーツなのだそうです。攻守は交互に行い、前半・後半各12分で得点の多いチームが勝利となります。

なお、選手たちはかすかな鈴の音を頼りに動き回るので、さえぎることのないよう、応援する側も注意しながら観戦します。静寂の中で繰り広げられる選手たちの熱い戦いは、見ごたえ満点!
ちなみにこちらの競技の日本女子代表チームは2004年アテネ大会で銅、2012年ロンドン大会では金メダルを獲得した強豪チームです。リオ大会はもちろん、東京大会でも活躍が期待されています。
ルールやシステムを知ることで、また違った角度から選手たちを応援することができるのではないでしょうか? オリンピックだけでなく、ぜひパラリンピックにも注目してみてください。

【参考】
パラスポ!-はじめてでもわかる障害者スポーツのクラス分け 視覚障がい編【2】
http://bit.ly/1KNfOx5
東京都オリンピック・パラリンピック準備局‐パラリンピック情報
http://www.2020games.metro.tokyo.jp/taikaijyunbi/paralympics/index.html

目ディア

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視覚障がい者に大人気のスポーツ ブラインドサッカーはこんなにおもしろい!

視覚障がい者に大人気のスポーツ ブラインドサッカーはこんなにおもしろい!

視覚障がいのある方も楽しめるスポーツの中でも、とても人気があるのが「ブラインドサッカー」です。こちらは通称“ブラサカ”とも呼ばれ、障がいを持つ選手だけでなく、健常者とともに同じピッチで戦うことのできるスポーツです。今回はそんなブラインドサッカーの魅力に迫ります。

ブラインドサッカーってどんな競技?

ブラインドサッカーは1980年のはじめに誕生し、ヨーロッパや南米を中心に親しまれ、日本では2001年頃から広まりました。国内での歴史はまだ浅いものの、視覚障がい者と晴眼者(視覚健常者)が力を合わせてプレーができるという魅力がある、フットサルのルールを基本とした5人制のミニサッカー競技です。

大切なのは、“声”によるコミュニケーション!

チームは4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパー、監督、コーラーの7人で編成されます。そのうちゴールキーパーや監督、コーラーは晴眼者がつとめ、 “声”を使って選手たちをサポートしていきます。

とくに特徴的なのは、このコーラー(ガイド)の存在! 敵陣ゴールの裏に立ち、攻撃の場面では選手に「5m、45度、シュート!」というように、ゴールの位置と距離、角度、シュートのタイミングなどを的確に伝えていきます。
監督はサイドフェンスの向こうに立ち、選手の交代といった監督業のほかに、ピッチ中盤にいるフィールド選手への指示をこちらも声で伝えます。同様にゴールキーパーもゴールを守るだけでなく、試合の状況などをつねにフィールド選手にガイドする役割も兼任しています。
選手たちのサッカー技術はもちろんですが、選手間のコミュニケーションが勝敗を分けると言っても過言ではないくらい、“声”が重要なツールだということがわかりますね!

ブラインドサッカーの基本ルールとは?

視覚の見え方には個人差があるため、フィールド選手は全員目の上にアイパッチをはり、アイマスクを着用します。
ただし、国際大会では全盲と判断された人しか出場できません。国内大会では競技の普及という面もあり、アイマスクを着用することで全員が同じ条件になるようにしているのです。

使用するコート、ボールのサイズはフットサルと同じです。ボールは転がると音が出るようになっているため、選手たちはその音で位置や転がりを判断します。また、ボールを持った相手に向かっていくときは、必ず「ボイ!」(スペイン語で「行く」の意味)と声をかけ、選手の存在や危険を知らせなければいけません。このかけ声を発しないと、ファールをとられてしまいます。

ブラインドサッカーを応援しよう!

実際にブラインドサッカーを体験したり観戦した人たちの声を聞いてみましょう。

プロサッカー選手もコメント!

ブラインドサッカーは、“声”や“音”が手掛かりとなるスポーツのため、プレー中は静かに観戦するのがマナー。でも、得点が入ったときは大声で声援を送ったり、拍手などで選手を称えたりして、楽しむことができます。ぜひ、ブラインドサッカーの世界を、一度のぞいてみてください!

【参考】
JBFA日本ブラインドサッカー協会公式サイト
http://www.b-soccer.jp/

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