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左右の色が異なる神秘的な瞳! 「オッドアイ」はなぜ起こる?

左右の色が異なる神秘的な瞳! 「オッドアイ」はなぜ起こる?

出典:AnimalWallpapers『Odd eye white cat wallpaper』

「オッドアイ」という言葉を知っていますか?
「オッドアイ」とは、左右の目の色が違う状態を指します。この色の違いは、なぜ生じるのでしょう?
今回は、原因から発症率の高い動物、後天的発生の可能性まで、見る者にどこか神秘的な印象さえ与える、オッドアイに迫ります!

正式名は『虹彩異色症』!人間にも発症する「オッドアイ」

左右の目の色が違う「オッドアイ」ですが、これは実は俗称で、医学的には『虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)』と呼ばれています。医学名称にある「虹彩」ですが、目の色は虹彩の色で決まり、虹彩の色は、その内部で生成されるメラニン色素の量によって決まります。

メラニン色素は紫外線などから目を守る役割を担っており、量が多ければ黒人や黄色人種に多く見られる濃褐色、少なければ白人に多く見られる青や緑色などの虹彩をもつことになります。しかし何らかの原因により、左右の虹彩の色が異なるのが虹彩異色症、つまりオッドアイです。

オッドアイ_02
出典:The Cat Site COM

オッドアイは人間にも発症しますが、とりわけイヌやネコに多く見られます。なかでも発症率が高いのが白ネコで、色の組み合わせは一方が青、もう一方が橙色、黄色、茶色、緑色のいずれかであることがほとんどだと言います。日本でも一方が黄色、もう一方が銀色めいた青い目をもつネコは「金目銀目」と呼ばれ、珍重されたそうです。

先天性だけでなく後天性も!『緑内障』も原因の1つに

気になる原因ですが、先天性と後天性があり、先天性の場合、遺伝子が関係しています。

オッドアイの発症率の高い、白ネコを例にしましょう。虹彩の色(=目の色)だけでなく、毛の色も前述したメラニン色素の量で左右されます。白い毛を発現させるため、色素細胞を抑えるための遺伝子が働きますが、これが毛の色だけでなく、片目に影響を及ぼした結果、一方の目が青い白ネコが生まれるのです。

次に後天性としては病気や外的衝撃、手術などによって虹彩が損傷することで引き起こされ、目に起こる代表的な病気『緑内障』も、オッドアイを招くことがあります。
緑内障は目の内部を満たしている「房水」による圧力が異常に高まり、目の神経が傷ついてしまう病気ですが、圧力によって虹彩が損傷すると、虹彩の色に変化が生じることがあるというワケです。

シベリアンハスキーは環境変化のなかでオッドアイが定着?

オッドアイ_03
出典Wikimedia Commons『Siberian Husky』

ちなみにシベリアンハスキーも左右の目の色が違う品種が多く生まれる動物ですが、シベリアンハスキーに関しては、オッドアイとは言いません
前述した通り、虹彩の色(=目の色)を決めるのはメラニン色素の量で、この色素は紫外線などから目を守る役割を担っています。アフリカなどの暑い国に暮らす黒人にダークブラウンの瞳が多いのは、降り注ぐ強い紫外線に耐えるためです。

極寒の地域でそりを引くイメージが強いシベリアンハスキーですが、もとは赤道近くの土地で生まれたのが北上し、寒い地域を定住先とするうちにメラニン色素の量が変化したそうです。その変化の過程で、左右の目の色が異なる犬種が出てきたと考えられています。

まるで映画やアニメに出て着そうな、神秘的なオッドアイ。稀なケースですが、人間にも発症します。もしどこかで左右の瞳の色が違う人に出会っても、過剰に驚かずに、今回の記事のことを思い出してください

ね!

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【参考】
Wikipedia『虹彩異色症』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9%E5%BD%A9%E7%95%B0%E8%89%B2%E7%97%8
マイナビニュース『犬や猫のオッドアイが発生する理由』
http://news.mynavi.jp/news/2013/07/17/151/
Wikipedia『オッドアイ (ネコ)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/オッドアイ_%28ネコ%29
nekopedia『猫のオッドアイについて〜聴覚、発生率など〜』
http://catman.moo.jp/odd-eye/
シベリアンハスキーのしつけ方専門ナビ『目の色について』
http://www.シベリアンハスキーのしつけ方.net/related/eyes.html

文/大谷享子
目ディア

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ドライアイ

うちのコは大丈夫…? 犬やネコも『ドライアイ』になる!!

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いまどきのビジネスパーソンなら気を付けたい『ドライアイ』。まばたきの回数が減り、目に違和感を覚えるもので、パソコンやスマートフォンなどの長時間使用など、目を酷使していることが影響しているようです。このドライアイ、犬やネコにも起こるってご存じでしたか?!

動物と人間の『ドライアイ』は同じものではない

人間に起こるドライアイと、動物に起こるドライアイでは原因が異なります。人間も動物も、どちらも角膜を乾燥から守るために、まばたきをし、常にその表面を涙で湿らせていることは変わりありません。
人間のドライアイは、このまばたきの回数が減少し、目が乾燥することが主な原因です。一方で動物では、まばたきの回数ではなく、涙を分泌する「涙腺」の機能そのものが低下し、目が乾燥することが原因となっているのです。

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目を守る涙のしくみ

そもそも涙は、人間も動物も仕組みは変わらず三層からできています。一番外側の脂質の層(油層)は水分の蒸発を防ぎます。二番目には水分の層(水層)。三番目のタンパク質の層(ムチン層)は、水分を目の表面に均一に保持します。この三層の働きがあって、涙を角膜の上に維持することができるのです。
通常は涙があることによって細菌や、ゴミなどから角膜が守られています。しかし、涙が減りドライアイになると、目やにが出たり、結膜が充血したり、痛みを感じて目をショボショボさせるなどの症状が現れます。

動物のドライアイの原因とは?

動物の涙腺機能が低下する主な原因としては、「免疫介在性」「先天性」「神経麻痺」「代謝性疾患(甲状腺疾患、副腎疾患、糖尿病など)」「遺伝」など、さまざまな理由が考えられます。
そのため治療方法は、原因によって異なります。ネコよりも犬に発症率が高く、特に眼球の露出面積が大きい犬種(チワワ、パグ、シーズーなど)は注意したほうがいいようです。
結膜が充血を起こしていたり、黄色い目やにが出るようになるなど、大切なペットの目の異常に気が付いたら、まずは獣医に相談してくださいね。

目はどんな生き物にとっても大切な役割のあるものです。人間だけではなくペットの目も大切にしていきたいですね。

【参考】
マスダ動物病院 – 涙のはなしPart2:「ドライアイ」(乾性角結膜炎)
http://www.masuda-rui-heart.sakura.ne.jp/letter/045.html#top
アイリス動物病院 – 犬猫の目の病気、「ドライアイ」について
http://iris-vc.jp/irisblog/?p=503

目ディア

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